ラジオハングル講座8月のストリーミングも最終週になりました。
初級講座の最初はまず「ハングル文字」からといういつものパターンではなく、耳で聞いて真似してみるというこの講座。
私のようにハングル文字は覚えたけど、その先がねえという万年初級者には、このやり方はすごく合っていたようで、毎週ストリーミングが更新される月曜日が楽しみです。
金浦空港へ向かうタクシーでの会話で、運転手さんが客に声をかけるシーンで言っていたこの表現。
조심해 서 가세요.
お気をつけて。
これを聞いて、「賢い医師生活」のワンシーンを思い出しました。
シーズン1第11話。
ソンファのことが好きな脳神経外科のレジデントのアン先生は、自分の誕生日にソンファに一つだけ願いを聞いてほしいと頼みます。
それは「タメ口」で話すこと。
韓国は日本以上に敬語の使い方が厳しい。
たとえ1日違いでも年上とわかった瞬間から敬語になります。
ソンファは年はもちろん上、そして教授。タメ口なんてとんでもない。
でもソンファからお許しが出て、アン先生がこう言います。
조심해 서 가. 気を付けて帰れ。
ラジオ講座で運転手さんが言った
조심해 서 가세요. のタメ口バージョン。
少し前のシーンで、ソンファの同期のイクジュンがソンファの肩をたたいて、気安く話すのを羨ましそうに見ていたアン先生。
誕生日に免じてやっと言えた「タメ口」。
アン先生の思いが切ない。