もう少しで読み終わるという頃になって、そういえばこれも時代設定が目まぐるしく変わるタイプの本だったと気がつきました。
多分映画を先に見ていたのであまり混乱することもなかったのかもしれない。
20世紀初頭のアメリカ南部が舞台なので、馴染みのない言葉が時々出てくることはありましたが、びっくりするくらい読みやすかった。
She wanted a man’s strength, so at the supermarket she could have beaten that name-calling punk to a pulp.
"beat someone to a pulp" は誰かをひどく殴ること。
"pulp"って果肉とか、紙の原料になるような、とにかく何かぐちゃぐちゃっとしたいかにも数えられない名詞のような気がするけど、なぜか"a" がつくんですね。
「こてんぱんに殴る」と書いてあった辞書もありました。
パルプにしちゃうという英語もすごいけど、「こてんぱん」という日本語も負けてない。