ミステリー作家のオリヴァー夫人は時々顔を見せますが、ポワロやミス・マープルのようなお馴染みの探偵は登場しません。
ずいぶん昔に読んだとは言え、よくここまで忘れたなというくらい内容を覚えていませんでした。おかげで楽しめたけど。
イギリスのアフタヌーンティーの様子が目に浮かぶ描写。
There was hot buttered anchovy toast, and a plum cake of the luscious old-fashioned kind that took me back to teatime at my grandmother's home when I was a little boy.
luscious は「おいしい、甘美な、飾り立てた、豪華な」なんていう意味がありますが、豪華で甘く、濃厚なプラムケーキという感じなんだろうか。
luscious は「おいしい、甘美な、飾り立てた、豪華な」なんていう意味がありますが、豪華で甘く、濃厚なプラムケーキという感じなんだろうか。
"hot buttered anchovy toast"かあ。
アフタヌーンティーに招待されて、これが出たらどうしよう。でも意外においしかったりするのかも。
と、ちょっと妄想してみる。
クリスティの英語は馴染んでいるとは言え、そうすいすいとは進まない。
それに比べるとやっぱり現代の英語は読みやすい。
1作目ではホームレスだったJimmy 、今回は保護観察官の世話でホステルで暮らすようになりました。
小説にはよくスナック菓子が出てきます。
きっとその国ではたいていの人はすぐわかるお馴染みの商品なんだろうなあ。
日本なら例えば、「こんな猛暑にはやっぱりガリガリ君だよね」みたいな。
今回出てきたイギリスのスナック菓子はこれ。

Jammie Dodgers
日本にも似たようなジャムクラッカーありますね。
こういう商品名は今は画像検索すればすぐにどんなものかわかるけど、「ガリガリ君」のように、そのイメージがすぐ浮かんできたら読書はもっと楽しいかも。