Li-Poバッテリー、富士山頂運用で本格採用しました。
FT-817 HFハイバンドで5WフルパワーでCQを出して、ほぼ呼ばれ続けて運用時間は3時間半。
バッテリーの容量は 5000mAh
ですが実際は残り2割を切ってしまうのは良くないので 実質4000mAhといったところ。
Li-Poバッテリーは電気を消費するごとに規則的に電圧が下がっていきます。残容量は電圧でおおよそわかります。
1セル 4.1V強がだいたい100%。3.8Vがだいたい50%です。
私の電池は4セルなので、満充電で16.7Vになりました。
さて、富士山での3時間半使った後の容量は・・・15V以上ありましたので、5割程度でしょうか。
安全を見てもトータル5時間はこのままいけそうな感じですね。
SSBのみの運用での結果ですから、FMだと電気食いますからパワー絞ったほうがいいですね。
とはいえ、2.5W出力と5W出力では送信時の電流の差は僅か。実際0.5Wくらいに下げないと消費電流は半分になりません。
FMモードは大食いですね。
Li-Poを勉強するとこの電池、過充電厳禁はよく分かる話ですが、実は過放電も不味いんです。
3.125Vを切ると危険領域です。危険というのは著しく電池を痛めて性能が落ちたり再充電不可能になる、というだけではなく、発煙、発火、爆発という可能性もあるのだそうです。
使用中もモニターをしっかりやらないといけません。FT817は電圧監視が出来ますからいいですね。
バッテリーには電池の状態を示すセンサーの端子が付いていますから、そこにモニター、電圧計、警告ブザー等を取り付けるとFBです。
ラジコン店に売っています。
4.2Vを超えた異常な電池もこれまた危険。
あとLi-Poは低温に比較的弱くて10℃以下だと性能が落ち、高音も60℃以上には絶対にしないでください、とあります。
いや~実に大変。全く使っていなくても半年、少なくとも一年に一度はご機嫌を伺わないと、何しでかすかわかったもんじゃありません。
難燃性の保存袋が市販されているくらいですので、それなりのバッテリーだということです。
ちゃんと使っていれば全然問題ないです。ちゃんと使えば。
これからアマチュア無線でLi-Poバッテリーを使う人が増えるかな・・・と思いますが、くれぐれも正しく使いましょう。