ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

信じると傷つくから信じない

2010年07月04日 | カウンセリング
「信じると傷つくから信じない」

約束を親に繰り返し破られて傷つく。

こどもは、信じると傷つくから
もう信じないようにしよう

と、無意識に決める。

昨日まで親しかった親友が
ある日、突然口をきいてくれなくなる。

信じると傷つくから信じない方がマシだと
無意識に決める。

親は、裏表があって
親戚や知人の前では調子が良いのに
家に帰ると、「あの人たちは信じられない」
とこどもに言う。

私も人を信じないで
どんな裏があるか疑うようにしようと無意識に決める。

お父さんは、お兄ちゃんには
ニコニコして可愛がるのに
私にはしかめっつらで、邪険に扱う。

だから、
私はお父さんが「私を好き」と思うと傷つくから
もう「父親の愛」を信じないようにする

と、無意識に決める。


人が「人を信じない」と心のどこかに決めていると
本当に信じて良い人まで疑う。

むしろ、裏切るような人を信じてしまうことも多い。

裏切られて思う。
「やっぱり、信じると傷つく。人は裏切るものだ」と。

カウンセリングが効かない時もある。
効いていたはずのカウンセリング効果を
不信感から反故にしてしまう。


傷つくのを恐れて、
信じないようにしていても
実際、私たちは、傷つきながら生きています。

人を信じないで、傷つくなら

人を信じて傷つく方が良い…。

傷ついても、信じる。

これが、カウンセリングのゴールです。
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