ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

2011年06月27日 | メッセージ
心理的絆のことを心理学では、
「愛着」アタッチメントとよびます。

赤ちゃんは、身近な大人と非言語的なやりとりをする。
お母さんが赤ちゃんに
オッパイを飲ませている時、
人間の赤ちゃんは、吸うのを休む。
休憩した赤ちゃんに
母親は、自然と話しかける。
「よし、よし」「もう飲まないの?」
「あら、あら眠たいの?」
そうした働きかけに
赤ちゃんは、こたえ
また、飲み続ける。
こうして、コミュニケーションが成立していく。

赤ちゃんは、抱っこされて温かさと安心を感じる。

温かい愛情を繰り返し経験することで
その相手に愛着が形成される。

愛着は、主な養育者の大人にだけ形成されるのでなく
例えば双子間にも形成されることもある。

赤ちゃんが母親と引き離される時に
泣いたり、後追いすると
親は、大変とかんじるかもしれないが、
愛着形成されていると安心していい。

例えば、母親自身が抱きしめられて育っていないなど
親の生育歴に問題がある場合だけでなく
赤ちゃんが未熟児で、出産後母親と引き離された場合や
他の兄弟や母親自身の入院により引き離された場合にも見られる。


ボウリビィは、
「唯一の人物に自己の愛着を向ける機会がなけれ
"人を愛せない性格"が作られる」
と指摘しているが
母親、または特定の養育者への愛着の形成と維持が正常な人格発達に不可欠。

もし、人を愛せないとしても諦めることなかれ!
最新の心理療法の技術で愛着形成は
信じてカウンセリングに来れば
大人になってからでも可能。

私たちは、生まれつき人を愛せるのだから。

私はと言えば…
幼児期は、親
小学校は、兄、
それから、小学校六年間は、
両親が共働きで学童保育もなかったため
テレビにお守りをしてもらった。

もしかして、私は、テレビに愛着してたんだなあ。
だから、テレビ局で働き、
標準語(共通語)に違和感がなく使うことが出来、
今でも、ついテレビを見てしまうのかも。

40代後半になって気付くとは!

気付いたから、もう卒業してもいいなあ…。
コメント
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