ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

自閉症スペクトラムという文化の理解

2019年06月20日 | 発達障がい
自閉症スペクトラムという文化の理解をしようと購入した本。
 
「あたし研究」小道モコ絵・文
クリエイツ刊
 
この本、自閉症スペクトラムの当事者、モコさんが
「ありのままにその人らしく生きられる」社会を願って書いた物を本にしてあります。
 
モコさんのイラストと分かりやすい文章で
自分と人がいかに違うかを教えてもらえると思います。
 
自閉症スペクトラム(ASD)の人たちは、visual thinker=視覚的に考える人たちと言われます。
 
例えば
・場の雰囲気を読む
 
・含みのある言葉の意味を理解する
 
・慣用句、(例えば、寝耳に水)個々の元来の意味から決まらないような慣用的表現を理解する
 
・「ちょっと」など、その時の状況によって長さが違うような曖昧な表現を理解する
 
・方向感覚や地図を読む
 
・自分に背中があると言うことを知識としては知っていても、見えないものを実感する
 
・目や耳などの感覚器官から入ってくる情報を、状況や文脈の中で統合する
 
・優先席マークなど、視覚的なシンボルを全く同じ状況や格好でなくても、応用して当てはめる
 
・服のタグなどの触覚過敏
 
・「音が痛い」という感覚の聴覚過敏
 
・持っていく物を忘れない
 
・自分の顔を認知する、全体としての人の感じ、全体としての自分の感じをうまくつかむ
 
 
などの困難、難しさを、イラストで表していて分かりやすいです。
 
いじめについてのイラストも、心にズシンと響きます。
 
自閉症スペクトラムは、少数派だけど、
悪いわけじゃない。
 
多数派が良いわけじゃない。
 
 
これからも、OK-OKを主軸に、色んな人の理解をしていきたい。
 
コメント
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