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妻(夫)が心通い合わない夫(妻)と長年暮らしたために
だんだん鬱っぽくなることがあります。
カサンドラ症候群には、愛着の不安型の人がなりやすいと本に書いてあります。
大人の不安型では、相手の顔色を気にしたり、
機嫌をとろうとしたりする傾向が強まる。
そんなふうに振る舞ってしまうのも、ありのままの自分に自信がなく、相手に気に入ってもらい愛情や承認を絶えず得られないと不安になってしまうからだ。
ささいな決断も、相手に頼ってしまいがちだ。
自分だけでは、うまくできないと思い込んでいる。
そのため相手に依存しやすく、自分をないがしろにしてしまうところもある。
自分の事は後回しで相手のことを心配し、世話を焼いたり過度に尽くしたりすることも少なくない。
それだけ頑張ってしまうのも、自分を「良いパートナー」「良い親」として認めてもらいたいと言う気持ちが強いためだ。
それだけに、自分の頑張りや気遣いを認めてもらえないと、
フラストレーションが溜まり、落ち込んだり怒りを爆発させたりと言うことも起きる。
ねぎらいや感謝がないと、カサンドラ的反応を起こしやすいのだ。
怒りの反応は、愛情を取り戻そうとして起きているのであるが、
ユニークなことに、どんどん関係を悪化させ、
愛情を取り戻すどころか、相手も次第に嫌気がさしてくることになる。
そうなると、より冷たい反応しか返ってこないので、
いっそう怒りが増し、悪循環がさらにエスカレートしていくことになる。
このつらさは誰にも分かってもらえない
「カサンドラ症候群」岡田尊司著 角川新書より引用
カサンドラ症候群とは
「カサンドラ症候群」岡田尊司著 角川新書より引用
カサンドラ症候群とは
ある種の障害や特性により心が通い合わない夫(または妻)を持ったパートナーに生じる心身の不調のことである。
よくあるのは、不安型の妻と回避型の夫。
仕事ばかりで、留守を守る妻の話もろくに聞かず労い感謝も忘れた夫というイメージ。
夏目漱石とその妻・鏡子の例も書いてあり、興味深い。