ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

「今日8時にフォートナイトで」

2019年09月29日 | ゲーム依存
「じゃあね。今日8時にフォートナイトで。

小学6年生の息子が学校からの帰り道、友だちとの別れ際に
友だちに言うこの言葉を聞いて
最近の子どもの遊ぶ時間が遅くなったと感じたお母さんがいました。


子どもに訊いてみると、
インターネットゲームでの待ち合わせのことだと言います。

学校の面談で、これを担任の先生に話した所、その先生はゲームのことを知らなかったそうです。

私も小学生にまで、これほど、インターネットゲームが蔓延しているとは知りませんでした。

先日、福岡市で開かれた久里浜病院の専門の先生の講演でも
小学生のお母さんが、福岡の小学生の間でもフォートナイトが大流行していて心配していると話されていました。


フォートナイトについて以下、引用します。

フォートナイトは、子どもたちの間で大人気のビデオゲームです。

昨年の11月アメリカの経済・金融メディアBloombergが2億人がフォートナイトゲームをダウンロードしたと発表し、毎月数百万人がプレーしていると推定されています。  


2018年3月には調査会社SuperDataは
月間売上『フォートナイト』が1億2600万ドル(約133億円)の売上を達成し

同年4月の月間売上は2億9600万ドル(325億円)に達したとの調査結果を公開しています。

生き残りをかけた戦闘ゲームは、子どもたちがフォートナイトの世界に没頭して遊ぶ時間はどんどん増しているようです。

最大100人の選手が、ヘリ?飛行機?で運ばれて、
ある島の上空から降ろされ、自分を守るための武器を探し、他のプレイヤーと戦うというゲームです。 

戦場が徐々に狭くなっていくため、プレイヤーは否応なく互いに遭遇していき、最後まで勝ち抜いた1人が勝者となります。

戦闘ゲームなのですが、キャラクターやインターフェースは、カラフルでアニメっぽく、流血や暴力はありません。 

ゲーム自体も互いに技を競うものでありながら、ユーモアのセンスがあって個性的で気軽に遊べるようになっています。

アプリは無料でダウンロードでき、
プレイヤーはバトルコスチュームや楽しいエモート(ダンス)ナンバーなどを有料で購入できます。

フォートナイトは、
映画「ハンガー・ゲーム」、ビデオゲーム「コールオブデューティー」、PUBG (プレイヤー アンノウンズ バトルグラウンズ)など、
人気の高いメディアの「いいとこどり」で子どもたちを夢中にさせます。

ゲームが楽しい反面、親が知っておくべき問題点があります。

気をつけること

①つい長時間プレーしてしまう  

フォートナイトは、ゲームの仕組み上、目を離してしまうと子どもたちは1日何時間も遊んでしまうということになりかねません。

子どもがフォートナイトにとりつかれてしまった、中毒状態になってしまったという報告も多数あります。

お子さんのプレー時間に気をつけましょう。

Xbox、PlayStation、またはSwitchといったゲーム機でプレーしているのなら、
親としてゲームのプレイ時間を制限できるようになっています。

またPCやタブレット、携帯の場合は、親がアプリやウェブ閲覧の制限時間を設定できる監視用のソフトウェア を利用するという手もあります。


②フォートナイトはマルチプレーヤーゲームですので、知らないゲーマーと遊ぶこともあります。

そのため、チャット機能には不適切な表現、詐欺師からの接触、オンラインでのいじめ問題など、お子さんの安全にかかわる問題があります。

専門家の話によると、男女の出会いの場になっているそうです。

この様な危険性について、お子さんと話してください。

お子さんがゲームをしている間、時間をとって、横に座り、ゲーム中のやり取りに耳を傾けてください。 

その上であなたの家族にとって最善な決断をしてください。 

チャットをオフにするには、フォートナイトのメインページ右上にある[設定]メニューを開き、[オーディオ]タブに移動してオフにします。

③フォートナイトは無料でダウンロードできますが、あっという間に散財してしまう恐れがあります。 

お子さんは、仮想通貨(クレジットカードで購入)を使って
キャラクターの見た目や武器、コスチュームなどを購入できます。 

これらのアイテムはゲームに勝つために必要なものではありませんが、
ゲーム内で自分の個性を発揮できるため、特に子どもにとっては大切です。 

フォートナイトの一連のアプリ内購入可能アイテムを手に入れるため、
親が寝ている間に親の財布からクレジットカードを抜き取って、クレジットカードを使って
何百万円も無断購入していたのを両親が発見したという報告もあります。

お子さんがフォートナイトに夢中なら、購入の誘惑を断ち切るためアプリ内購入の権限を奪ってしまうことです。

④フォートナイトは激しく競い合い、すばやく進行し、たった一人しか勝てないゲームのため、勝てる可能性は非常に低いゲームです。

プレーを重ね、負けを重ねることで、怒りの感情が生まれることもあります。

またお子さんが不安やストレスを感じやすい性格なら、
お子さんにとってフォートナイトは決して望ましい環境ではないかもしれません。

お子さんの状態を観察してください。

もしかしたらフォートナイトと関連しているかもしれない感情のアップダウンがあったら、
それについて話し合い、どんなゲームをどれだけするかについてのゲーム習慣について健全な目安を設定します。

フォートナイトで遊ぶこと、または遊び続けることは好ましくないのでは、と考えているようであれば、そう伝えてみてください。

また一緒に遊ぶか、横で見守ってください。

お子さんがなぜこのゲームが好きなのか、ゲームをしている間、またはゲーム後に態度が変わったか、考えてみるのです。

時間の長さも観察してみましょう。

そうやってお子さんのゲームプレイについての事実を集めたら、
ご自身の家庭でのフォートナイトの遊び方について話し合い、ルールを決めてください。

※本内容は、2018年9月15日(US時間)更新の以下のMcAfeeのファミリーセーフティエバンジェリストのToni Birdsongの「フォートナイト:なぜ子どもが好きなのかと親が知っておくべきこと」というブログから引用しました。

「Fortnite: Why Kids Love It and What Parents Need to Know」Toni Birdsong






コメント (1)
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