昨日は、小学校で講演の後
精神科の先生が主催されている勉強会に行きました。
昨日は、発達の凹凸がある子どもさんのお母さん(当事者)から
体験談とこれまで試行錯誤されてきたお子さんへの対応等を教えていただきました。
凸凹が大きく困難が多いと障害、
凸凹が小さいと健常というのも抵抗がありますが、
いずれにしても、人は多少の凸凹はあるのだから
一人一人に応じた支援が必要だということには、変わりはないと思っています。
ましてや、
自閉症はこうだ、
ADHDはこうだ、
という型通りの支援ではなく
一人ひとりに応じた支援をし
試行錯誤し
アップデートしていくことが大切です。
「障害者の権利に関する条約(障害者権利条約)」
この条約は
この条約は
「私たちの事を私たち抜きで決めないで(Nothing About us without us)」
を合言葉に世界中の障害当事者が参加して作成されました。
2006 年に国連で採択をされたのに、
日本政府が、この条約に書かれたことを守ると約束(批准)したのは、2014 年 1 月でした。
障害者が障害のない人と同じように、
地域でどこで誰と住むか選択でき、
建物や交通機関を利用でき、
情報が保証されることや、
障害のない人と共に学ぶインクルーシブ教育を受ける権利などを定め、
障害を持つ人が障害のない人と同じように生活することができるようになる事を目的に作られました。
また障害者が生活を行う上での様々なバリアは、
また障害者が生活を行う上での様々なバリアは、
障害そのものに原因があるのではなく、
社会との関わりの中で障害が生まれるという
「障害の社会モデル」の考えを取り入れています。
先日参加したインクルーシブ教育を指導されている先生は、
インクルーシブ教育をした方が健常のお子さんの成績も上がるそうです。
学校の先生がインクルーシブ教育の研修を受けても
実際にインクルーシブ教育をしている先生は、
まだ多くはないとのことでした。
例えば、
教卓の横にごちゃごちゃ置かないとか、
気が散らないように布でカバーするとか、
黒板に色々書かないとか
やれることから始めたいですね。