ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

人と違うことをする勇気

2019年09月13日 | いじめ
少し前に足を痛めて、
用心しながらヨガを続けています。

ついつい、無理してしまうと、また痛くなったので
今は、特に無理しない練習をしています。

今日、ヨガの教室で、
他の人がやっていることを敢えてしないようにした時

急に子どもの頃の同級生の声が浮かびました。


「お前、サボっとったやろ」

そう、そう。

学校で、故障したり、具合が悪くても
それを労られるというより

クラスメイトから非難された体験が多くて
それが、怖かったんだなあ。

ヨガの先生は無理しないようにしましょうと言ってくれるのに

敢えて無理をせずに、
他の人と違うことをするのが難しい。

外国でヨガをすると
インストラクターと同じ動きをしているのは、日本人くらいで
外国の人は、結構自由に動くし、
好きな時に来て、
勝手に帰って行ったりするそうです。

いじめの問題も
この日本の集団主義関係があります。


個人主義的な一人一人の能力や特性を中心に考えるのではなく、

日本で個人は
集団と一体感を持ってその集団の目標やりがいに従って行動する。

もちろん、アメリカでも集団主義がないわけではないけれど、
それは罰などによる外側からの力による集団主義である。

日本では、周りの人たちに合わせて、
恥や恥ずかしさを大事にしながら内側から同調する。

この傾向を教育人類学者の恒吉僚子さんは、
「内在型の集団主義」と表現している。

このように、子ども相互の集団規制が働いて、
お互いがお互いを監視し合うような間接的コントロールが使われることが多くなり、

学校の一定の期間、
同じ顔ぶれが緊密な人間関係を作って
共通の体験を通じて

お互いに関する知識が言葉を返さなくても蓄積されていく。

そうした感情移入による意思伝達が
重要な機能をする役割になっている。

他の人と違うことをする勇気、
勇気要りますね。
コメント
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