もうお一人の珍しいお客様はD本さん。
おうちに珍しいものをお持ちで、何度か紹介したことがある。
新聞記者さんをお連れして記事になったことも。
この人のお父さんとお爺さんが、戦前、酒樽の菰に押す焼き判作りの職人さんだったのだ。
そして、その製品がたくさん残っていて、見せてもらった時、これは貴重な西宮の文化遺産だと思ったのだった。
そのD本さんが、こんなものを作りましたと。
冊子『鍛冶宗の焼印づくり』
いいものをお作りになった。
目次です。
中のカラーページ。
他のページにも50数点の写真が。
見事である。
しかし残念なのは、全体像の写真が載ってないこと。
個々の写真には、大きさの数値は書いてあるが、もう一つ実感がない。
これはわたしが昨年写した写真。
しかし、いいものを頂戴した。
D本さん、ありがとうございます。
あ、この人も5年前に取材させて頂いてます。この時に、この焼印に驚いたのでした。http://miyakko-nishi.com/MIYAKKO-SYSTEM/Found_Page?area_reference=area_reference&areacd=25&find_year=2009&gou=298&page=3
今日もまた珍しいお客様が。
お一人目、いや、ご夫婦なのでお二人で来て下さった。
Sさん夫婦。
Sさんは石の趣味の人。
以前、取材させて頂いた。記事はこちら。↓クリックして下さい。
http://miyakko-nishi.com/MIYAKKO-SYSTEM/Found_Page?area_reference=area_reference&areacd=25&find_year=2014&gou=327&page=3
今日は「輪」の石を持って来て下さった。
模様にワッカがついているのである。
ちゃんと台もつけて下さって。
この人には以前にも「輪」の石を頂いている。
が、それをわたしは詩碑にした。
戯れにこんなことをしてみました。
面白い詩集が贈られてきた。
『歯医者さんの虫歯』(徳田隆一著)
文庫本です。いいですね、こんな詩集。持ち運びしやすい。
わたしもこんなのを作りたいな。
こんな詩がある。
「羽音」
黙って
手でも足でも刺してくれ
耳元を
わざと飛ぶのはやめてくれ
あっ また!
ぼくに打たせないでくれ
機知の詩だが、思わずニンマリしてしまう。
徳田さんは加古川の人で「播磨灘詩話会」に所属しておられる。
いつも『別嬢』に作品を発表しておられてわたしは馴染んでいた。
さて、この人の骨頂は、先のような短詩ではなく、どちらかというと饒舌な作品だ。
こんなのがある。
表題詩、「歯医者さんの虫歯」です。
誰でも書けそうで、いざとなればなかなか書けません。一種の才能を必要とするでしょう。
次の詩も。
「JR東加古川駅」です。
なんともいえないおかしみとペーソス。こんなのわたし好きです。