喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「別嬢」96号

2015-04-29 14:27:46 | 
高橋夏男さんから『別嬢」96号をお贈り頂いてからもう2週間になる。
他に読まねばならない本が多く、また雑用も多くてじっくり読む間がなかったのだが、時折ページは開いていたのですよ。

この詩誌の同人はみなさん誠実に詩に向かっておられます。
生活と共にあるという感じ。これ、大事ですよね。

やはりこの人の作品を紹介しましょう。西川保市さんの「ええ人」です。

ユーモア詩といっていいのでしょうか。
天野忠さんの晩年の詩にどことなく似ているが、毒の質が少し違うような。
みんなみんな腹の中に収まって、暖かいものでくるんであるような毒気だ。

高橋さんの詩も紹介しましょう。





通底するテーマが西川さんのと同じような感じがします。
しかし「嫁2」の解釈は意外でした。勉強になりました。
また、夏男さんの「おかんのいる風景」ですが、よく資料を渉猟されておられるのに感心します。このような地道な研究はあまり注目されませんが、後の研究者には助かるものになり、その努力に頭が下がります。
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『あん』ドリアン助川さん

2015-04-29 09:00:06 | ドリアン助川さん
神戸新聞昨日夕刊の記事。



文庫本の6位にドリアン助川さんの『あん』が入っている。
文庫本が出たのだ。
発売後すぐだから映画の話題でのことでしょう。
しかも大垣書店の松村由美子さんがお薦めしておられます。
いい本です。是非ともお読みください。
5月には神戸でも映画が公開されます。わたしは観に行くつもりです。映画を観に行くのは久しぶりですが。
そういえば、ドリアンさん、この記事にもあるように神戸出身。ということで実家が神戸。「喫茶・輪」にも、ついでの時に寄りたいとおっしゃっていたことがあった。いや、こんな有名人に来られたら、どう対応していいか分からないのでわたしは困ってしまいますがね。
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