喫茶 輪

コーヒーカップの耳

安水稔和詩集『甦る』

2017-04-26 15:51:12 | 
安水稔和詩集『甦る』(編集工房ノア)を読ませて頂いた。

きれいな詩集です。
表紙絵はいつもの通り、阪神大震災でお亡くなりになった津高和一さんの抽象画。

省略の利いた詩が並んでいる。

巻頭詩「水の上」です。




優れた詩人の、完成された詩というものは、見事に美しいですねえ。
どこから見ても(という言い方はおかしいが)美しい気がする。香気があります。
また、哀しみの中にも美しさがあって、読む者の胸の中に清水が流れ込むよう。
安水氏は、いまさらわたしが言うのもおこがましいが、間違いなく詩人だ。
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「ちぎりぬき」の千切れたの。

2017-04-26 08:55:55 | 宮崎修二朗翁
宮崎修二朗翁だが、わたしのために毎日切り抜き、いや千切り抜きをして下さっている。
もう2年ほどになる。
先日お伺いした時に頂いてきたものを整理していた。

わたしはスクラップブックに貼るようにしている。
一枚一枚、読んで、かみしめてから貼ることにしている。
今日もそうしていた。
すると一枚、不審なのが。

千切り抜きの端っこがおかしい。
よく見ると破れている。
どうやら千切る時に破れてしまったみたい。
そして裏返して見た。

そしたら、裏から糊づけして修理してある。少しずれているのがご愛敬。
どうせスクラップブックに貼り付けるのだから、こんなに丁寧にしなくてもいいのに。
翁のお心に、またも涙である。
宮崎翁、95歳。さすがに体力は少し落ちてきておられるが、頭と心は健在です。
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