喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「六甲」2018年12月号

2018-12-04 14:07:56 | 文学
短歌誌「六甲」12月号が届きました。



巻頭のページです。←クリック。
牧野秀子さん、田岡弘子さん、志方弘子さん。志方さんのは次のページにあと4首あります。

それぞれからわたしが印象的だった1首。

牧野さん 「人生、上出来でした」いつの日かわれも言ひたし希林さん逝く
     希林さんの人生、憧れですが、なかなかこうは行きませんよね。   

田岡さん 短歌人口百万、安直な文学、と新聞に読む さうなのですか
     田岡さんの怒りがふつふつと…。

志方さん 足許の弱くなりたり転んだよ大声あげて家人に告げる
     自虐的ユーモア。よく解ります。

他のページの気になった歌。

石原智秋さん キキキーンガリガリキーンジュジュージュ体こちこち虫歯の治療

石飛敏郎さん 新聞の「読者の声」欄、高齢の日和見主義な幼稚な意見
       新聞の「発言欄」はリタイアのサンチョ・パンサの怪気炎多し
       新聞の読者発言欄、本日は意表つかれた一文のあり


佐竹京子さん 誰だって青春ドラマの主人公その後の長い続編もあり

じっくり読めば他にもいっぱい心に残る作品があるのでしょうが。
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