喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「名筆」12月号

2020-12-20 08:49:11 | アート・文化
六車明峰さんから「名筆」12月号をお送りいただいた。 



表紙の書は、生前「名筆研究会」を主宰し指導しておられた関西書道界重鎮の村上翔雲さんのもの。
八木重吉の詩ですが、これは何で書かれたものでしょうか?
もしかしたら割りばし?
趣がありますねえ。重吉の詩にぴったり。

今号の紙上ギャラリーは短歌誌「六甲」とのコラボ。明石市、稲爪神社境内での秋の書展より。
稲爪神社にはわたしもお参りしたことがあり、名筆の書展を見せていただきましたが、この紙上ではわからない大きな作品で、迫力があったように覚えています。

このコラボもすでに5回目だと。
これの始まりについては、わたしがちょっと触媒役をさせていただいたのだったかな。


下段右の書は六車さん。岩本倭子さんの歌。
六車さんのお便りには、「あまり短歌らしくないところが好きです。こう言うと、岩本さんにしかられるかもしれませんが…」と。
大体「六甲」ではこのような馴染みやすい短歌が多い気がわたしはしています。


これは六車氏の淡路市文化際に出品されたもの。
お便りにはこうありました。
「かなり古い本画箋ばりの色紙に、これまた古い墨を磨り、淡墨にして書いたところ、思いがけない効果が出ました。」と。


難しい言葉ですね。「ザットウと読む。意味は澤山集まってくること。」とあります。これも六車氏の担当。

そしてこれ。

六車氏の条幅です。実際に見たらもっともっと素晴らしいのでしょうね。

六車氏は、わたしが「神戸っ子」に連載しているページに長年、書によるカットを添えてくださっている人です。
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