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「半どん」170号

2018-07-28 15:01:20 | 文学
兵庫県芸術文化団体「半どんの会」から、文化雑誌『半どん』170号が届いた。



奥付にある発行日は6月30日となっているから、何かの事情で遅れたのだろう。
先の大雨災害が関係あるのかもしれない。

この号に、俳人の増田まさみさんが拙著『触媒のうた』を取り上げて下さっている。
ありがたいことです。
実に心のこもった評だが、内容はユニーク、というか個性的です。
どちらかといえば、一方面から光を当てての論評。
あれもこれもではなく、焦点を絞っての評なので、読む方はインパクトを受けるだろう。
さすがに俳句をやる人の視点だと感心しました。

←二段階クリックで。



この雑誌には兵庫県の色んなジャンルの芸術家が作品を発表していて、
わたしの知る人も多いのだが、現代詩を一篇紹介しましょう。
渡辺信雄さんの「摩耶」です。

←二段階クリックで。

わたしは勝手にこの詩を、二人の詩人への追悼詩だと思っている。
”傾斜の急な坂道を 駆け降りてきた”のは、T・Tさんではないだろうか?
また”白髪の老人”はI・Sさんではないだろうか?
最期の(西日が眩しすぎるじゃないか)が印象的です。
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