喫茶 輪

コーヒーカップの耳

美しい寄せ

2022-07-29 09:06:22 | 将棋
昨夜の将棋会にI君がやってきて、久し振りに指しました。
全国屈指の名門N中に今年合格した一年生。
最近流行りの角換わり。
ちょっとした隙を鋭く突いてこられて、激戦になりましたが、細い攻めを繫いでこられて、まるで藤井五冠のような寄せで、わたしが負けました。
完敗でした。写真は最終盤。



便宜上、後手のわたしが手前です。
ここでI君は8六角成と一気の寄せに。
わたしは同玉。
そこでI君、7八飛。
わたしは首を差し出すように、3三角と詰めろ(11手詰め)をかけました。
この角を同金とうっかり取ると、4二銀から15手で詰んでしまって逆転です。
彼は8五金と滑り込んできました。
8五金打つではなく、ただ捨ての金です。
目の覚めるような手。この手を何手か前から読んでいたのですね。素晴らしい!
ほかにも詰め筋はありますが、最も美しい詰将棋のような詰め方でやってこられて、気持ちよく「負けました」と頭を下げました。
幼稚園の終り頃六枚落ちから指導してきて、ここまで来ました。
教えがいのある子でした。
もう彼に教えるところはありません。
これからはわたしの方が教えてもらうことになります。
全国中学生大会(三人一組の団体戦)で、兵庫大会、西日本大会を勝ち抜き、東京での決勝大会(8月開催)に進出したそうです。
大いに楽しみです。
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