タンザニアの人たち、とくにマサイはカメラが大嫌い。
カメラを向けると怒られる。
しかもマサイは異常に目が良いので、
300m離れた場所からレンズを向けても怒られる。
カメラ嫌いの理由を色んな人に聞いたけど、本人たちもよくわからないらしい。
とにかく嫌いなのだ。
でも、やっぱり興味はあるみたいで、
仲良くなるとファインダーをのぞきたがる。
映像を見ては、写った人を指差してキャアキャア喜ぶ。
仲良くなれば撮らせてくれるのだけれど、
そこまでのプロセスが難しい。
アホなふりしたり、困ってるふりしたり、
いろんな演技をすることになる。
これ、ディレクターには必要な技術。
なので、実は私、演技は相当うまいのです。
(あくまでカメラを向けられない場合の話)
ロケ中はムネと私で何度も作戦決行し、
ずいぶんカメラを向けられるようになりました。
とはいっても打率は1割程度で、ほとんど怒られっぱなしですが☆