△アンダー・ザ・シルバーレイク
へ~っとおもったのは、グリフィス天文台にジェームス・ディーンの銅像が置かれてることくらいで、あとはない。
ともかく、冗漫で退屈でひとりよがりな内容としかおもえず、後半の神秘主義的なヒッピーたちの集落にさ迷い込んだときには『ミッドサマー』をおもいだした。まあ、そんな印象しかなく、予告編がおもしろかった分、まいったなあって感じだわね。
主役のまるで幸せとは縁の薄そうな、田舎の母親から電話があるたびに暮らし向きをごまかしてばかりいるアンドリュー・ガーフィールドがいきなり姿を消した隣人ライリー・キーオの行方をおいかけてゆくっていうだけの話で、ゆくさきざきに現れるのが、陰謀論に凝り固まったやつとか、将来のことなんかなんもかんがえないお姉ちゃんとか、わけのわからない億万長者とかで、もはや、なにがいいたいのかよくわからない。
デヴィッド・ロバート・ミッチェルは『イット・フォローズ』も予告編と前評判ばかりがよくて、将来性のある監督とかってもてはやされたけど、ほんとかね?って聞きたいくらいだ。