◇否定と肯定(Denial)
ちょっと抽象的すぎる題名で、いっそのこと「アーヴィングVSペンギンブックス~リップシュタット事件~」とした方がわかりやすかったんじゃないかな?
それでも忘れてる。二度目のはずが、まるきり、忘れてる。だって、前半が長すぎるんだもん。
裁判が始まるのはタイトル後すぐでもいいくらいだ。
ホロコースト裁判っていう題名でもいいくらいで、たしかに虐殺があったかなかったかっていうのが主題とはいえ、地味というより取っつきにくいな。それに、否定派のティモシー・スポールの主張はもうすこし強くないとおもしろみがない。こういう話は予定調和になったらおしまいなんだから、ぎりぎりまでレイチェル・ワイズとトム・ウィルキンソンが裁判に負けそうにしてないとね。
しかし、アンドリュー・スコットとマーク・ゲイティスが出てくると、どうしても『シャーロック』をおもいだしちゃうな。