☆イーグル・ジャンプ(Eddie the Eagle)
ときどき、イギリスはこういう小品でおもしろいものを作る。誰でもできそうで誰にもできないであろう小さな奇蹟をおもしろおかしく練り上げて完成させるんだけど、このエディ・エドワーズの伝記映画もそのひとつだ。以前にあったジャマイカのボブスレーチームの映画『クール・ランニング』をおもいださせるし、舞台もカルガリー・オリンピックだからおんなじだね。
日本でこういう映画を撮るとかならずいわれるのは「事実とはちがうじゃん」ってやつで、そういういちゃもんを聞くと悲しくなる。だって映画なんだから。事実を知りたければ自分で調べれば済むことだしね。ま、そんなことはどうでもよくて、台詞のいくつかがとっても微笑ましかった。あいつ、ばかか、死ぬぞ。という主人公にはわからないドイツ語でがんがん悪口をいわれるところとかがそうだ。
でも、CGなんだろうけど、上手に撮ってる。ばかばかしく転げ落ちてゆくところは特にそうだ。でも、こういうコメディは佳境になるとどんどん気持ちがのめりこんで、最後には感動しちゃってたりするから、ついつい観ちゃうんだよなあ。