◇フォックスキャッチャー(Foxcatcher)
地味に展開してくなあ。チャニング・ティタムが筋肉をつけた伊藤淳史に見える。
どこまでがほんとうなのかわからないけど、真実だとしたら主人公は哀れだ。
金持ちの名誉欲に翻弄された馬並みの日々としかいえなくなっちゃう。母親に対する近親憎悪が高じて統合失調症に罹ってしまったのはこの可愛がってる選手にコカインをすすめるデュポンの個人的なことで、それに巻き込まれてしまったのは不可抗力ではあるけれども、スポーツ選手に対しての当時のアメリカ合衆国の責任はないのかね?
しかしスティーブ・カレルのかぎ鼻メイクは見事だな。渋く出来てるけど、見るには根性が要ったわ。