◎勝利への脱出(Escape to Victory)
この映画には原案になった事実があるそうだ。1942年8月のウクライナで行われた「死の試合」がそうだ。ウクライナの代表選手を中心にしたチームとドイツ空軍のチームの親善試合だったんだけど、負けた腹癒せかどうかわからないものの、ウクライナのチームの面々は強制収容所に送られたらしい。
なんだか、きなくさい時期にウクライナ物をアップしなくてもいいんだろうけど、これはまあ偶然だ。
ともかく、映画はのんびりしてる。
あと、競技場のビジター用の浴槽、記憶の四分の一だわ。封切りのとき、もっと大きかったとおもったのはなんでなんだろう?
まあそれにしても、スタローンの若いこと若いこと。マックス・フォン・シドーはいつでもおじいちゃんだけど。ペレはおもったより出て演技してた。上手じゃん。CGのない時代の超大作でもない映画に、スタジアムの観客も当時の列車もよく用意できてるって感心するわ。やっぱり、ジョン・ヒューストンの演出力なんだろうね。
あもしろいのはラジオの実況。
〝将来、人は聞くでしょう『本当にあった試合か?』今日、明言しておきます。これは現実なのだと〟