☆スペシャルズ! 〜政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話〜(Hors normes)
ケア施設スタッフのひとりは特捜部Qの相棒ファレス・ファレスのカメオ出演かとおもうんだけど違うのかな?
ヴァンサン・カッセルの『正義の声』ともうひとつのレダ・カテブの『寄港』に理解のある女医カトリーヌ・ムシェも聴覚障害の介護士リナ・クードリはどちらも美形すぎていかにも作り物めいて見えちゃうんだけど、それをおけばかなり現実味が感じられる。
自閉症の若者たちを預かるのはどれだけ忍耐強さが要るものかってことをあらためて考えさせれるね。
ヘッドギアをつけてないとヘッドバンキングで自分を傷つけてしまう自閉症の少年の面倒を看たのは団地で除け者にされて行き場を失っていた黒人なんだけど、彼の成長譚でもあるということは、つまり自閉症の若者に救われ、忍耐力を養われ、成長することができたという裏返しにもなってる。
上手な映画だな。