◇誘拐の掟(A Walk Among the Tombstones)
まあ、誘拐、家族、元警官とくれば、リーアム・ニーソンが登場するしかないわけで。
面白かったとか面白くなかったとかいう以前に、リーアム・ニーソンの映画として満足がいったかいかなかったかっていうだけの話でしかない。そんなふうにおもえば、たまにリーアム・ニーソンのこういう小品を愉しめばそれでいいんだろうなと。
ただ、今回の場合はちょっと筋立てがややこしく、要するに麻薬の売人稼業で儲けた野郎のリストを持っている麻薬捜査官のゲイのコンビがそれをもとに売人の妻や娘を誘拐して身代金を要求するんだけどすべて殺しちゃってるっていう出だしで、その売人のひとりが元警官で元アルコール依存症の私立探偵リーアム・ニーソンを頼り、妻を殺したやつを調べて連れてこいとかっていい、結局、その売人どもよりもリーアム・ニーソンが戦っちゃうっていう話なんだけど、目新しいものはこれといってないけれど、ピストルはリーアム・ニーソンには小さすぎるんじゃないかっていういつもの感想しか浮かんでこない。