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☆=☆☆☆☆☆
◎=☆☆☆☆
◇=☆☆☆
△=☆☆
▽=☆

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ

2022年06月15日 01時06分36秒 | 洋画2021年

 ◇ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ(The Woman in the Window)

 

 2時間ドラマかとおもったわ。

 つか、こりゃだめだろ。ヒッチコックの『裏窓』そのままじゃん。道路をへだてた向かいの家にジュリアン・ムーアが入ってゆくのと、それを家の窓辺から見てるエイミー・アダムスとの両方にピントがあってるのは合成なんだろうけど、そのままエイミー・アダムスが歩き始めるとピントが送られてジュリアン・ムーアの家がぼける。奇妙な画柄だ。なんか画面をふたつに割る構図が多用されてるな。寝室のベッドと鏡の中、地下室とそこへ続く階段とか。

 たまにこういう肩透かしを食らう映画がある。予算があるのか、ゲイリー・オールドマンだの、ジュリアン・ムーアだのといった役者をキャスティングできるのはそのためにほかならないけど、まあ、セットといっても一杯だけだしね。そりゃキャスト費はいっぱいあるわね。

 ただまあ、広場恐怖症っていう設定がまるで活かされないのはどうかとおもうぞ。もうすこし上手に設定しないと『裏窓』の片足のギブスのような面白さにはならないぞ。

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ラディウス

2022年06月14日 00時11分55秒 | 洋画2017年

 ◇ラディウス(Radius)

 

 隕石の直撃を受けたせいで自分の半径15メートル以内に近づいたものは死んでしまうっていう設定はなんだか大学の映画サークルにありそうな気がして、予算のある自主制作映画じゃないかよとおもったとき、妙に納得してしまったわ。ちがうのかな?ふたり監督のキャロライン・ラブレッシュとスティーブ・レオナールよ。

 混沌とした前半に比べて単なる冤罪の逃亡劇かとおもわせたら結局はディエゴ・クラッテンホフが連続殺人犯だったんだけど、もともとの自己と新たな一般人の自己との葛藤に移行していくってのはなるほどとおもったりするんだが、そのあたりをもっと長くした方がええのではないかな。

 でも、シャーロット・サリバンは綺麗だったぞ。

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バブル

2022年06月13日 00時32分02秒 | 邦画2022年

 ▽バブル

 

 また、パルクールかよ。

 かっこつけた主題歌、音楽、動き、台詞、話し方、態度…。なにもかもが、古臭い人間にとっては劣等感と疎外感を強烈に感じてしまうのを棚にあげると、極めて極めて極めて不愉快なアニメとしか受け取れないんだよね。とくに最初の13分は二度と観ないだろうなあ。

 このウタっていう泡の子っつうか人魚姫の親戚みたいな子は、いってみれば狼少女みたいなもんで、なんにも知らないんだけど、吸収力と理解力が抜群だというのはわかる。

 わかるが、しかし、トイレはどうするんだ?

 紙を使うのは本能でわかるんか?

 ありえんだろ。

 音を探してる秘密の花園を作ってる少年だがなんかいかにもって感じでその真ん前でいきなりハミングするウタとか、もはや予定調和の嵐、気はずかしすぎだろ。これだけ不満ばかりが泡のように出てくると、制作スタッフについていちいち挙げるのはやめた方がいいような気がするね。せめてものはなむけだ。

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アンリミテッド

2022年06月12日 00時41分38秒 | 洋画2015年

 △アンリミテッド(Tracers)

 

 パルクールの宣伝映画にしか見えん。

 しかしまあ、こういう新しい運動を使った映画ってのは、どんなものでも結局はひとりで戦いを挑んでる孤独な青年か女の子みたいな存在をもってきて、それが異常に才能があって、そのちからがめざめていくのと共に、仲間を増やしていって、巨大な敵と戦うことになるっていう筋書きで、国を問わず、そうしかならないんじゃないかって気がするわ。

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ゲットバック

2022年06月11日 01時16分32秒 | 洋画2012年

 ◇ゲットバック(Stolen)

 

 監督のサイモン・ウエストはおろか、主演のニコラス・ケイジまで忘れちゃうくらい印象が薄い。トラックにゴミが。ま、ゴミという5,4㎏の金塊が。っていう最後のお返しくらいしか覚えていない。メダリオンタクシーのカーチェイスはかなりちからが入ってたけどね。

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ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場

2022年06月10日 02時06分46秒 | 洋画1981~1990年

 ◇ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場(Heartbreak Ridge)

 

 撃ち殺したグレナダ兵の胸ポケットから葉巻を頂戴するのはたぶんリアルなんだろうが、う~ん、アメリカらしいなあ。クリント・イーストウッドひきいる海兵隊が凱旋してきたとき、マーシャ・メイスンが小旗を遠慮がちに振って見せるんだけど、当時があれがなんだかいいな~っておもったもんだ。

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ハリーの災難

2022年06月09日 02時02分13秒 | 洋画1951~1960年

 ◇ハリーの災難(The Trouble with Harry)

 

 インディ・ジョーンズの格好はここからか~。しかしつまらんな。手塚治虫はこの映画を気に入ってたみたいで、マンガのコマにも構図を引用して被害者の靴の裏に「The Trouble with Harry」とかって落書きをしてたような憶えがあるんだけど、あの時代はこれでよかったのかもしれないね。

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情婦

2022年06月08日 01時59分08秒 | 洋画1951~1960年

 ◇情婦(Witness for the Prosecution)

 

 弁護士チャールズ・ロートンがマレーネ・デートリッヒをしてまるで日本の特攻隊のようだというんだが、英国ではジャパニーズ・スーイサイド・パイレーツていうんだね。

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グランプリ

2022年06月07日 01時56分07秒 | 洋画1961~1970年

 ◇グランプリ(Grand Prix)

 

 三船敏郎のアテレコよくやってるとおもうけど、ちょっと違和感がないでもない。でも日本語の台詞は流暢だし、なによりかっこええわ。

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情痴アヴァンチュール

2022年06月06日 01時53分38秒 | 洋画2005年

 △情痴アヴァンチュール(Une Aventure)

 

 予告編がおもしろいだけで、主人公の恋人と夢遊病の女が似ててよくわからん。こんがらかるわ。

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眠れぬ夜のために

2022年06月05日 01時45分46秒 | 洋画1981~1990年

 ◇眠れぬ夜のために(Into The Night)

 

 昔見たときよりテンポが悪い気がする。ジェフ・ゴールドブラムもミシェル・ファイファーも若いな。まあ、結局、ジョン・ランディスとその仲間たちが悪乗りしてみんなで出演しようぜってな作品になっちゃいましたって映画なんだよね。この映画は高田馬場の名画座で観たような気がするんだけど、ふしぎなことに1985年に高田馬場をうろついてた記憶はないんだよなあ。不眠症の白昼夢だったんだろうか?

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しあわせの雨傘

2022年06月04日 01時28分38秒 | 洋画2010年

 ◇しあわせの雨傘(Potiche)

 

 カトリーヌ・ドヌーヴといえば雨傘っていう発想はあまりにも貧困で、でもそれは映画の中でも雨傘工場の立て直しだから仕方ないんだけれども、まあ、それだけ「シェルブールの雨傘」がヒットしたってことなんだろうね。ま、それはともかく、1977年春、セント・ギュデュル。なんだか、舞台劇みたいだ。フランソワ・オゾンの前の作品もそんな印象だったような。ジェラール・ドパルデューとの歳の差ってどれくらいあるんだろう?

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胸騒ぎのシチリア

2022年06月03日 01時40分40秒 | 洋画2015年

 ◇胸騒ぎのシチリア(A Bigger Splash)

 

 ルカ・グァダニーノがティルダ・スウィントンを起用して映画を撮りたいっていう気持ちだけは伝わってくるんだけど、目頭と瞼の線と目尻を結んだだけのアイラインはいくらなんでもどうかとおもうぞ。それにしても、声帯を傷めたからその治療にバカンスに来てるってのはどうよ、声出しちゃうだろうに。入院してろっておもわないかな。

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THE PROMISE 君への誓い

2022年06月02日 00時58分09秒 | 洋画2016年

 ◎THE PROMISE 君への誓い(The Promise)

 

 とってもわかりやすい。第1世界大戦のとき、オスマン帝国は150万人のアルメニア人を虐殺したってことを訴えてるわけだけれども、いや、デビッド・パットナムらしい内容で、どうしてもトルコという国は欧米から嫌われるんだなあっていう感想を持ってしまうね。

 ただ、オスカー・アイザックも、クリスチャン・ベールも、シャルロット・ルボンも、必死に演技してるのがよくわかるし、テリー・ジョージもかなり使命感をもって演出してるなってこともひしひしとわかる。そういうことからいうと、たしかに大作だったんだけど、なんか、いまひとつ迫力に欠ける気がするのは穏やかな海や清らかな森やセットまるだしの室内だからだろうか?

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ある天文学者の恋文

2022年06月01日 00時34分50秒 | 洋画2015年

 ☆ある天文学者の恋文(Correspondence)

 

 なんてまあ、男ってのは身勝手なんだろうね。いや、自己陶酔っていうか、とにかく、ジョゼッペ・トルナトーレって監督は、どうも映画は夢想なんだっておもってる感じがある。わかるんだけどさ。でも、天文学者がいて、それもジェレミー・アイアンズなんていうふしだらさを絵に描いた中年の星なんだから、死んだってまだまだ不倫は続けるっていう鞏固な意志の持ち主で、案の定、教え子に手を出してもう身も心も蕩かしちゃってる。それがオルガ・キュリレンコなんだから、こりゃもう世界中の男を敵に回したようなもんだ。で、死んでもなお、オルガ・キュリレンコはジェレミー・アイアンズの影だけを求めて、エンニオ・モリコーネのチョー甘ったるい音楽をまとわりつかせながら、湖畔の別荘に誘われていっちゃうって物語だ。もちろん、うまい。公園で甘えてくる犬にも、窓に貼り付く枯れ葉にも、列車の窓に寄ってくる鷹にも演技させてる。めっぽう、うまいさ。それに、いや、わかる。わかるよ。自分が死んだら星になって、それも超新星になって、大爆発したその光は星が無くなっちゃっても地球に注ぎ続けるんだよ、ほら、君のことをおもってる僕みたいだろ?っていう物語で、ジョゼッペ・トルナトーレはもうこの自己陶酔に嵌まり切って、背徳大好きの女の子だったらきっといつまでも自分のことだけをおもって思い出と涙の中で生涯をおくってくれるんだろうって、そういう期待と確信にあふれてこの映画を撮ったんだろうけど、いやいやいや、現実はもっと渇いてるんだよ。

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