Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都暮らし257. 冬の小さな旅29.

2010年03月15日 | field work
 時々1日パソコンを触らないととても健康的な気分がする。もちろんディスプレイを見ないから眼にはよいし、世間の情報を忘れるというのも現代人には大切なリラックスの時間だと思われる。
 そんなことを考えていたら、乳頭温泉というのがあった。いささかプロモーション臭いがランプの宿があるぐらいだから、情報社会から離れるのには大変良い機会だろう。そして混浴の大きな白濁した露天風呂は、なかなか魅力的な風景だ。雪のあるときに、早割の格安航空券を使って訪れたい。温泉地に今でも雪はあるが、格安航空券がない。まあ来年の冬の旅だな。
 昭和29年から国は、国民温泉保養地の指定を始めており、温泉利用施設の整備及び環境の改善に必要な地域を「国民保養温泉地」として指定している。最初に指定されたのは、青森市「酸ヶ湯温泉」である。現在では全国で89箇所ある。実は、これに指定された温泉地は、泉質や環境を含め俗化されておらず、料金もリーズナブルなところが多く、本来の温泉保養という目的に沿って運営されており、私的基準からいうとなかなかグレードが高いのである。是非出かてみたいところが多い。
 逆にこれに指定されていない俗化された温泉地を上げれば、熱海(静岡)、長島(愛知)といった著名で通俗的な温泉地を思い出せば良いだろう。温泉地というよりはレジャーランドであり、私的にみても宿の料金は高く泉質は暖かいだけでさしたる効能もなく、要はつまらんところが多い。
 だから温泉巡りをするときは、この89箇所がお奨めなのである。乳頭温泉は、当然この制度に指定されている国民保養温泉地である。

福井県,三国町,撮影日2010年2月13日
FUJI S5pro,AF-S Nikkor16-85mm/F3.5-5.6ED,VR
シャッター:1/250,絞りf8,焦点距離24mm,ISO160.
コメント
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