Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

京都暮らし265. 春ですぅ!

2010年03月22日 | Kyoto city
 京都は、もう桜が咲き始めている。今年は暖冬だったこともあり例年に比べ開花が早いという予報。来週には見頃を迎え、4月に入ると散っているかなぁ。もし花見に出遅れたときは、平安神宮が他所よりは1週間程遅く開花するので、安心である。
 ところで一昨日は、2010世界女子カーリング選手権に少し見入っていた。私は、バンクーバーオリンピック以後、この種目が結構気に入っている。なんといっても選手の地顔がアップで長時間登場するという、どこかエンターテイメント的な放映に結構はまってしまった。つまりみていておもろいのである。それに選手達が青森という私の個人的思い入れある地名が潜在的意識を刺激してくれたのかもしれない。
 青森市というのは、このブログでもとりあげたが酸ヶ湯温泉の湯治場のように、まぎれもなく日本型リゾートの本質的姿が今も存在している。それだけ、東京や名古屋あたりの都会人が、都心型余暇装置のまやかしもので、安易に誤魔化されているように思われる。いまの時代精神からみれば青森市は知見がある。つまり賢い、ということだう。
 さて今日は、 開花した桜に見送られての 修了・卒業式である。学事では文字通り1年の区切りであり、巣立ってゆく人間達にとっては、社会的不況化のなかで向かえた、いくつかある人生の節目の一つである。最近雨の日が続いている。宮沢賢治の詩「アメニモマケズ・・・」かな(笑)。
  
京都市,高台寺,撮影日2010年3月23日
FUJI S5pro,Distagon25mm/f2.8
シャッター:1/250,絞りf2.8,焦点距離25mm,IS
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都暮らし264. 冬の小さな旅36.

2010年03月22日 | Aomori city

 昨日のブログの俯瞰したモヤヒルズの風景のホンの一角を、アイレベルで眺めると、今日の画像になる。
 この位迄にスケールダウンすると、建築のデザインがとか、連続する家並みはとか、外壁の色はとか、周囲の風景との馴染み方はどうだとか、様々な人間が関わる或いは人間が視覚的に把握できる要素が多数出現し、理解も議論も評価もしやすくなるだろう。
 このスケールレベルになると、私は建築家と一緒に仕事をする機会が俄然増えてくる。ここでは、建築家の北山孝二郎さんと一緒に仕事をした。中央の大きな建物は、孝二郎さんのデザインであり、周囲の民間ヒュッテは、彼と一緒にデザインガイドラインを運用しながら、民間事業者の建築デザインをコントロールしつつ、全体として何とかまとまりある景観ができた。
 ここからさらにスケールダウンしてゆけば、完全に建築の世界であり、私が手をだす必要もなくなるだろう。このように、環境デザインが扱うスケールの幅は、大変大きい事が理解できるだろう。それだけに通例の一般人の生活感覚では体験できない視座や意識を、つねに持っているというのは、特異な経験というよう。そこに環境デザインの面白さもあるわけだが。
 さて、夕べの京都は、夜来風雨の声とでもいいたくなるような、激しく雨が音をたてて降っていた。風もどこか生暖かく、もう冬の気候ではない。冬の小さな旅シリーズも、今の気候とは合わない。来年の冬は、雪の湯治場へ行こうなどと思い、気が早いのだが冬を物色している。
 そんな冬の雪への未練を残しながら、京都の街の明るい光をみると、すこし心が浮き浮きしてくるあたりは、春だとおもう。桜が咲き、そして散り、すぐに新緑がやってくれば、もう初夏である。
 このブログも少しばかり静養したいと思う。

モヤヒルズ:2000年日本デザイン学会年間作品賞受賞

青森市,雲谷峠,撮影日2006年3月3日
EOS Kiss Digital ,SIGMA18-125mm/f3.5-5.6.
シャッター:1/640,絞りf16,焦点距離58mm,ISO400.

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする