Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

 京都暮らし249. 冬の小さな旅20

2010年03月07日 | field work
 昨日のブログでFujiS5の後継機が出ないと撮影意欲がわかないと書いた。Fujiを含む最近のニコンシステムは、実に開発のテンポが遅い。ニコンは、かっては評価の高いニコンFシステムをいち早く世に送り出した先進企業だったのに、どうしたことか。
 だから、見えにくいファィンダーやネイチャー系の色の悪さを我慢して、時々キャノンシステムを利用している。私の場合、それぞれバッテリーグリップを付けた初代EOS kiss Diditalと40Dの2台を使用している。バッテリーグリップは電池の持ちが俄然良くなるし、重たくなるが必需品である。電池がそれぞれ共用できるというのも便利だ。レンズは16-35mm/f2.8(25mm~56mmとして多目的に使用できる)、100-400mm/f3.5-5.6(何度も書くがAPS-Cサイズでは望遠側が600mmになることは大変重要なポイント)、それにマクロ60mmかf1.8の標準レンズで機材のシステム化をしてある。
 私の場合、これは世界のどこにでも持参できる必要十分なシステムであり、今後これら以上に機材が増えることはない。つまりキャノンの方がシステム化が容易だったのである。
 同じ時期にニコンでシステムを組むと、20-35mm/f2.8(広角側が17mmになったのは、購入後しばらくしてから)、80-400mm/f3.5-5.6となるが、この望遠ズームレンズはフォーカス速度が著しく遅くて泣かされるだろう。
 ボディはFujiが一種類しか販売していないので、2台というわけにはいかない。だからS5の後継機が必要なのである。
 S5の致命的な欠点はファィンダー像が小さすぎること。ツァイスのマクロレンズを使用すると、切り替えモードのライブビューに依存せざるを得ず、撮影の現場ではピント合わせが大変面倒なのだ。だからニコンでは、いまだに手元の機材のシステム化ができないでいる。だから、あのニコンFシステム時代の意欲は、何処に行ったのかと思うのである。
 土曜日の晩から、京都は冷え込んできた。これから数日は寒い日が続く。最後の冬の気分なのであろう。

福井県,永平寺,撮影日2010年2月13日
FUJI S5pro,AF-S Nikkor16-85mm/F3.5-5.6ED,VR
シャッター:1/160,絞りf11,焦点距離16mm,ISO1600.
コメント
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