話は前後するが備瀬に行く前に名護市役所を訪れた。あの象設計集団の傑作建築である。当時鳴り物入りだった空調無しは、あきらめてちゃんと空調が入れられている。やはり沖縄の暑さには勝てなかったか。
だがコンクリート造としては、品格のあるデザインをいまだに維持している。その理由を考えてみた。
それは大がかりなテラスや尖塔、それに回廊部の階段状の意匠、などを配置したデザインは、どこかベトナムの王宮のようなイメージが浮かぶ。見る物のイマージュの力が働くのではなかろうか。イマージュとは、ある事物に対し特定の姿を想像するという意味だが、それが周囲の樹木の生長とともに、極めてアジア的イマージュも増幅されてくるかのようだ。そんなところが品格を形成していると私は考えた。かっての王宮が今の市役所かと考えれば、つじつまが合うだろう。つまりヴァナキュラーなデザインなのだろう。
帰りしな備瀬にゆくバスターミナルを探して迷っていたら、あれ迷子なのかなぁー!?、という空気を漂わせた黒いタクシーがそろそろとよってきた。結局これで備瀬に向かった。沖縄はタクシー運賃が安いからね。
たしか沖縄の人は、街を歩くことをしないそうだ。みんな自家用車かタクシーらしい。そんな話を思い出していた。だから実際に自動車は、やたらに多い。
沖縄県 名護市
OLYMPUS E-M1,M.ZUIKO DG 9-18mm/F4.0-5.6
ISO200,焦点距離18mm,露出補正-1/3,f8,1/125
だがコンクリート造としては、品格のあるデザインをいまだに維持している。その理由を考えてみた。
それは大がかりなテラスや尖塔、それに回廊部の階段状の意匠、などを配置したデザインは、どこかベトナムの王宮のようなイメージが浮かぶ。見る物のイマージュの力が働くのではなかろうか。イマージュとは、ある事物に対し特定の姿を想像するという意味だが、それが周囲の樹木の生長とともに、極めてアジア的イマージュも増幅されてくるかのようだ。そんなところが品格を形成していると私は考えた。かっての王宮が今の市役所かと考えれば、つじつまが合うだろう。つまりヴァナキュラーなデザインなのだろう。
帰りしな備瀬にゆくバスターミナルを探して迷っていたら、あれ迷子なのかなぁー!?、という空気を漂わせた黒いタクシーがそろそろとよってきた。結局これで備瀬に向かった。沖縄はタクシー運賃が安いからね。
たしか沖縄の人は、街を歩くことをしないそうだ。みんな自家用車かタクシーらしい。そんな話を思い出していた。だから実際に自動車は、やたらに多い。
沖縄県 名護市
OLYMPUS E-M1,M.ZUIKO DG 9-18mm/F4.0-5.6
ISO200,焦点距離18mm,露出補正-1/3,f8,1/125