Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE1085. 古い沖縄の民家形態

2015年01月14日 | Okinawa
 今まさに冬なんだけど、 なんとなく煮え切らない天候が続く。朝の5時半起きというのも、いささか嫌気がさしてくる。後期の授業が終わったら昼から出勤して、夜は赤提灯で暖をとるというのがよさげだ。赤提灯が呼んでいるかのようだ。
 さて沖縄の観光写真に登場する民家の漆喰で固めた赤瓦の屋根の景観は、明治期以降のものである。それまでは平民には瓦の使用が許されなかったそうだ。従って茅葺き屋根が古い沖縄の民家形態といってよい。そんな話を思い出しながら、おきなわ郷土村をすりぬけてタクシー乗り場へ向かった。
 そんなに飛ばさなくてもいいのにという私の声を無視して、老練で陽気な運転手は大いに飛ばし、名護のバスターミナルに着いた。バスターミナルといっても裏口でブロック塀の隙間に入り口がある。「はい、ここ、高速バス!!」といって、西部劇のヒーローのようにさっさと去っていった。
 バスの時刻表をみて納得。あと5分で那覇行きのバスが来るところであった。老練で陽気なタクシーの運転手さんはバスの時刻を知っていたんだ。それで飛ばしてくれたんだ。何も言わないがわかっている、それが男っぽいというか沖縄人ぽいというのか、一寸映画のように格好よかった。
 そんなわけで、早めに那覇に戻ることができ、研究仲間と沖縄料理で宴会であった。この日も海ぶどうと豆腐ようを加えた。これは美味・・・。

沖縄県本部町・海洋博公園
OLYMPUS E-M1,LEICA DG MACRO ELMARIT45mm/F2.8
ISO20000,焦点距離10mm,露出補正-1/3,f9,1/640
コメント
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