Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編295.  国際セミナー

2017年09月04日 | field work

 裏磐梯では、政府系外郭団体の国際セミナーに参加していた。大学ではあまり関心をよばなかったプロデュース論の講演も、ここでは盛り上がっていた。今年刊行した私の本を再度見返してみると、プロジェクトを前に悩んでいるプロフェッショナル関係者向けの本なんだろうと思われれた。

 講演会の前日に、38.8°の熱がでた扁桃腺炎の後遺症でまだ体が少し気だるいのだが、気がつけば私の周りの環境は、この一週間でストンと夏の日が落ちるように涼しくなってきた。

 昨日の早朝、ホテルから10分ほどのところにある五色沼の入り口にある毘沙門沼まで散策しようとしたら、リュックはダイビング時のパッキングだったので撮影機材がみあたらない。病み上がりでさがすのも面倒だ、ポケットにあったiPhoneを携えて散策に出かけた。いつもポケットに入っていたという感覚が面倒がなくてよい。そんなデジカメはこれまでなかったから。それを考えたのは、実は日本だったのではなかろうか。

 昔横浜港で撮影していたら、若い学生がガラケーで撮影した画像を見せてくれた。なんとものすごく綺麗ではないか、それは確かSONYだったと記憶している。後にそのSONYの撮影素子を積んだのがNikonD3あたりだったのではなかったか。その時点で一眼レフという構造が退化し始めたのだろう。

 水中以外では、iphoneで十分だよなと思わせてくれる。それに撮影機材を構える姿ってどこかクラシック的で、最近の私の眼にはダサいとうつる。デジタル技術の進化による大きな意識の変化なのだろう。

 そんな変化をいつくかの講演会で聞いた。準天頂衛星は正確な位置情報を提供するだろうし、それは車などの自動車運転技術などにも応用されるだろう。加水分解を用いた廃棄物の再資源化、水インフラの輸出など、すでに実用化技術である。さて私の部会である東北復興加速では、プロデュース方式によるまちづくりを提案したわけだが、そろそろうごき出そうかな。

 

裏磐梯毘沙門沼

iPhone7s

ISO20,焦点距離3.99mm,露出補正0,f/8,1/1998

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする