ガーデンイール、珍アナゴともいう。その名の通りアナゴ科の一種である。胴体は黒の斑点模様とWEBにはあるが、この位置からはわからない。流れてくるプランクトンを食べるので顔の出ている方が海流が流れてくる方向である。近づくと一斉に砂の中に潜ってしまう。アイダーのポイントではいつも遭遇するのであまり移動しないのかもしれない。
画像をPhotoshopで修正したら随分と色が違ってしまった。NikonAW130は、こうした望遠の被写体が苦手なようで、多分ブレが補正しきれずキリッとは映らない。こういう時はオリンパスの方がはるかに綺麗であり、こんどはLEICA TELE ELEMARIT45mmのマクロレンズをつけて撮影してみようと考えE-M1のボディにセッティングしてハウジングの中に入れたら、ちゃんと入る上に反射防止版も魚眼レンズのものが使えそうだ。今度はオリンパスでマクロ撮影を試みて見ようかと考えている。パナライカのレンズで水中撮影というのも場違いな気分でもあるが、水中ライトの光が一番当たった部分に被写体がくる。水中での画角は135mmあたりに狭まるのではなかろうか。
さて今朝の毎日新聞をみていたら祇園マハラジャも復活した記事が書かれていた。往年のバブル世代で十分需要があると見込んだからだろう。確かに株式投資欄をみると株価が高くなっている企業が圧倒的に多くバブルに向かう気分にさせてくれるのかもしれない。商業開発は時代動向をも商いに取り込んでしまう。もちろんバブル景気が来るという数値的な根拠があるわけではない。というのも1990年代のバブル期では、GDPが世界第二位だったという世界経済を支配する勢いがあった。しかし今の日本ではそんな力はない。
次いでマテリアル開発や部品の技術開発では、世界のトップにある日本の産業も多いのだが、自動車を除けば世界をリードしているプロダクトデザインがどれほどあるのだろうか。技術はコピーされる構造を宿命的に持っている。技術開発がめざすのは一般化という概念なのだから、一般化されてしまえば誰でもが扱える汎用性を生んでしまう。だからこそ唯一無二をめざす付加価値が必要になって来る。技術開発は付加価値開発と一体的に行わないと製品としてのアイデンティティを獲得するのが容易ではない。
その典型例が、技術的に大変すぐれたSONYの携帯電話をガラケーに追いやったiPhoneのようにである。もうじきiPhoneXが発売されるだろう。価格は10万以上だからiPad並みになってきた。つまり将来携帯電話か携帯端末かの選択肢なのか、あるいは統合されるのか・・・。
沖縄県座間味島アイダー
NikonAW130,ISO125,焦点距離21.5mm,露出補正0,f/4.9,1/800