日経MJ9月6日号から引用・要約しよう。
画像共有アプリ、インスタグラムの世界で、発信力のある話題を提供しているユーザーを、インフルエンサーと呼ぶ。その発信の度合いに応じて、いいね!を押してくれたフォロワー数が10万人規模の発信力があるものをマイクロインフルエンサー、1万人規模がナノインフルエンサーとカテゴライズしているようだ。
最も発信力があるのは芸能人・タレントなのだが、それよりはコストがかからない素人の方がフォロワー数が優っている。何しろPR投稿の報酬は1フォロワーあたり数円〜数十円の広告費ですみ、インフルエンサー1人あたりの依頼料は年間200万円程度。企業はプロモーションの対象としてそうしたインフルエンサーの取り込みをしている。その分女性週刊誌が廃版になるなど、メディアの移り変わりが背後にある。そうしたインフルエンサーも3ヶ月で6割が顔ぶれを入れ替えるほど変化は激しいと記事は結んでいる。
インスタグラムは、廃業直前のフィルムメーカー、コダックが最後に放った矢だが、これが大当たりした。言葉で伝えられない物事を画像で伝える魅力にはまっている人間が多いとか。どうもそれは文化系的理解だと思うけど。確かに文化系の世界は、言葉というたった一つの形式だけで一生を生きている世界なのだから、私などデザイン系はいつも唖然としている。
人間がコミュニケーションで伝えられる形式は5つだけ。1.言葉、2.絵や画像、3.図、4.数式、5.音楽。インスタグラムはその中の一つを選択したのだが、さて次はどの形式でゆきますか?、図?、数式??、音楽なんかまだ聞くだけで全くアプリ活用されていない典型例だけど。
福島県裏磐梯
iPhon7s
ISO20,露出補正0,f/1.8,1/689