小樽の春は初夏と一緒にやってくるようだ。だから4月というのは、平均気温で2℃〜9℃の間であり、まだ寒い。
寒ければ食傷気味だけど石狩鍋でもしようか。というよりすでに帰宅した翠がキッチンで準備をし始めている。
翠「アチキー・・・、お風呂沸いてるよ!。先に入りなよ・・・!!」
そういわれて風呂から上がるとお鍋の準備と熱燗が用意してある。
翠「わたしも風呂に入ろう」
「一寸追い焚きしてねぇー」
そういいつつ熱燗をちびりながらテレビのニュースをみている。まだ寒いから冬の暮らしが続いている。
・・・
食後、炬燵で湯上がりの翠の足がアチキをつついている。しようよ!、というサインだ。
ならば、翠を抱えて二階へゆく。
翠の湯上がりの香りを嗅ぎながら、スウッとを剥いでゆくというのも、矛盾する話だが。
翠の唇が厚くアチキの唇を吸い込んでゆく。
「今日は、飢えていたかなぁー?」
翠「なんかすっごくしたい気分になっちゃって・・・」
そう言われて翠の胯間に手をやるとタップリ濡れていて崩れてゆくような感覚だ。
乳首に唇を沿わせると突起する感じ。
翠「あうっ! ・・・」
そういって胯間をすり寄せてくる。
じゃあ入れてみようか・・・。
ズルズルと入ってゆく感じがするのだろうか、翠が眼をつむって身体がそってくる。
そんな瞬間が男は好きなんだな。
翠がアチキの眼を見ている。入っているという感覚を味わっているのだろうか。多分女にとって心地よい時間なのだろう。
そして子宮が元気になり出す頃だ。
翠の胯間がリズミカルに動き出す。
それはペニスを吸い込むように緩く、そして深く飲み込もうとしている動きといったらよいか。
翠「アチキーー、打ってえーーー」
「あら、もうですかぁーー」
二つの骨盤が一つになって緩く動いてゆく。
動きの頂点に達し子宮口が切っ先をかすめた頃、子宮に撃ち放つ。
翠の身体がのけぞって子宮が呼吸をしているように収縮を繰り返している。
翠のおなかが上下にビクビクと動いている。
子宮がお腹を動かしているのだろう。
翠「今日は一日中したい気分になってさ・・・・」
「一日中燃えていたかなぁー?」
翠「多分・・・、そんな日もあるんだ・・・、冬の抜けきらない天気のためだよ・・・。」
「釈然としない陽気だもんね。外に出れば寒いし、といって景色は汚れた雪が積もっていて醜いしさ・・・」
翠「そんな景色を見ていると気分を変えたくなるんだよ・・・」
発熱している翠の身体を抱きながら、まどろんでいる。
みんな今はこんな気分なんだろう。
そう思いながら睡魔の中にはいっていった。
・・・
小樽も明日は晴れそうだ。
小樽も、雪が降ることは少なくなったが、それでも寒い時がある。