Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Nikon Freak116. チョウハン

2017年09月13日 | diving

 画像は、これだけ特徴があると識別しやすくチョウチョウウオ科のチョウハンだ。ギャンブルの丁半を思い出させるが、関係性はないと思うな。何でこんな名前にしたのだろう。そんな私達の思惑をよそに悠然と泳いでいる。実はこの魚を正面から撮りたいのだが、魚とタイミングが合わない。

 チョウチョウオ科では、ミスジチョウチョウウオが綺麗だと思い今年の年賀状に使おうと目論むのだが、今回撮影したけがピントが合っていない。いつかは撮れるだろうという達観した気分でいないと、エアの消費量が増えるから。つまり何事もエア次第なのだ。この時は開始時180bar、終了時70barで37分もぐっていたから、まあ平均的な値だろう。

 ダイビングのエアも最初から意識的に少しずつ吸って長く吐くという動作をして時間を稼ぐわけだが、次第に忘れてしまうこともある。まうそんなにムキになってしょうがないので、これも達観した気分。もちろんエアは、バディのエアの消費量の早い人に合わせるが、概して女性は男性よりエアが長持ちし男不利。まあ肺活量の差なのだけど。

 さて昨日のプロジェクトだが、敷地図の大きさが違うので(35haほど小さかったのだ)再度作り直した。ようやく実際の面積に近い敷地のサイズが確保できた。やはりWEBからダウンロードした地形図が歪んでいたのだろう。

 さて次はマスタープランと建築のスケマティックデザインだが、これがなかなか大変な仕事なのだが黙々とやる他ない。第三者には何のことかわからない話だけど、目下そんな仕事に追われている。もう少し楽しい方法を見つけないと、意欲が前に進まないぜ。

 

沖縄県座間味島ドラゴンレディ

NikonAW130,ISO125,焦点距離8.5mm,露出補正0,f/4.3,1/400

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Nikon Freak115. 唖然とする話

2017年09月12日 | diving

  Photoshopが露出不足の画像を拾ってくれたので、模様が見えるようになった。手のように見えていて手でない、不思議な生物だ。ウミウシは、後鰓(こうさい)類中で、貝殻が縮小体内に埋没、消失などした種の総称とWEBには記載されている。その後鰓類というのが軟体動物の総称というだけで、それ以上はWEBではわからない。軟体動物というのは蛸や烏賊などのカテゴリーだが、その上位概念は旧口動物で伊勢海老などが分類されていおり、さらにその上は海洋生物だって。模様は綺麗なのだが、いつも理解に難儀する海洋生物だ。

 話題は変わるが、いつもプロジェクトの始まりはろくな図面がこない。何回もコピーしたものだったりして縮尺もいいかげんな地図が資料として渡されたりするが、もちろんそんなものは使い道がない。しょうがないから国土地理院の地形図などを調達したりすることになる。 

 先日その地形図がWEB上にあったので、これは便利な時代だと思ってダウンロードし、3DCG用の地形をトレースしていた。それが終わりようやく敷地図ができたので、Vectorworksで面積を算出した。1,151,264,379,406平方メートル!?・・・11兆???・・115万1264㎢だって!????。日本の国土の面積が約37万㎢だから、当然ありえない値だ。どうもWEBからダウンロードした地形図が臭い。

 そこで地形図を買いに京大農学部脇の日本地図センターまで出かける羽目に。ようやく地形図をスキャンして信頼できるスケールの地図情報を確保した。調べてみたらペーパー版に対してWEB版の地形図は、100mm縮んでいる。やはりなっ!。ここは縮尺が明快なペーパー版を使うしかないだろう。

 WEBの便利さを信頼していたらスケールアウトというとんでもない間違いを起こすところであった。もちろんGoogleなどは最初からあてにならない。結局スケールに自信を持って確認ができるアナログ的な方法に依存しなければならない。物事の最初なのだから、ここが違うと以後すべての作業の精度が狂い、まあ結果としてとんでもないことになるわけだ。

 そう考えると、WEBの便利さあまりにいいかげんな図面や地図をよくみかけるが、世の中にはそうした地図であふれかえっている。いい加減であっても気づかないわけだ。

 空間を扱う立場としては、いささか唖然とする話だ。

 

沖縄県座間味島ドラゴンレディ

NikonAE130,ISO125,焦点距離11mm,露出補正0,f/4.4,1/400

 

 

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Nikon Freak114. クリスマスワーム

2017年09月11日 | diving

 イバラカンザシ別名クリスマスワーム、体長は2cmぐらいかな。平凡だがまあ撮っておくか・・・後で画像をみると、おおっ!、素晴らしく美しい。個体によって少し形態が違うんだ。これは潜ればよく遭遇するので、これからは注目しておこう。近寄れば一瞬で岩穴に引っ込んでしまうのだが、この形態のどこにそんな俊敏な力があるのか。ニコンAW130はこういうマクロに強い。

 今日は、管理建築士定期講習会に参加した。これは過去に構造粉飾計算で国会審議の議題なった姉歯問題や、横浜のマンションで基礎杭が足りなかったなどの社会問題を引き起こした事件が多発したので、建築士を取り巻く法律が変わったために、建築士事務所を経営し、または建築士として仕事をしている建築士資格を持った人間達に対して、3年に一度の講習制度が法的に義務づけられたわけだ。全く余計なことをしてくれたねぇー。

 朝から300ページはあるぶ厚いテキストを2冊渡され、5科目の講義と最後のペーパーテストでたっぷり1日費やしてくれる講習会が九条の京都テルサで行われた。上の階はフィットネススクールか・・・。最初から感心がそれている。昼を食べると午後は昼寝するだろうなと思ったら午後一授業の後半で二十分ほど寝ていた。それで残りの講義をこなす活力が維持された。あかんですなぁー、歳をとると・・・。

 最後のペーパーテストは、渡されたテキストだけは見てよいというマークシート方式だ。さて昔の試験感覚をおもいだして、講義の記憶が残っているので先ず全部の問題を見渡してできるところからやってゆく。それからテキストをくくりながら問題を解いてゆく。なんだよ一級建築士は問題数が一番多いじゃないか。なんか差別だよなぁー。

 でも結曲、30分ほどでできあがった。まだ半分時間が残っている。途中退出はできない。周りをみるとまだ黙々とやっているではないか。80は超えている爺さんなんか必死にやっているではないか。あれっ、俺ってバカに早すぎるか。まあいいや70点も取れれば上等だよ。

 夕方陽もくれる頃ようやく解放された。

 

沖縄県チーヒジ諸島ナガンナ

NikonAW130,ISO125,焦点距離11mm,露出補正0,f/4.4,1/400

 

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Nikon Freak113. 魚の名前

2017年09月10日 | diving

 さてダイビングの画像に戻ろうか。

 綺麗だったので撮影したがログにも記載していないので魚の名前がわからない。WEB魚類図鑑で調べると、先ずホシモンガラが模様が似ているが形が全然違う。こういう形だとやはりニザダイ科になるのだろうか。オスジクロハギ、だがこれには紫斑がない。模様があるのはサザナミハギだけどヒレの形が違うのだろうか、図鑑では個体差で形が違うようにも思われるのだが候補の一つとしよう。まあニザダイ科の一種だというところまでは見当がついた。

 となると後似ているのはイレズミニザだろうか、形は比較的似ていそうだが模様が体全部にないし、これはつりあげると黒い魚なので少し違うようだ。比較的形が似ていて紫斑があるとするとナカニザだろう。これが第二候補。

 さてサザナミハギとナカニザをみてみよう。模様のつけかたや色はサザナミハギが一番近い。サザナミハギの画像をWEBの他のサイトで検索してみると、ナカニザは色が赤系統で違うし背びれの根元に模様があるから、これはやはり違うか。

 結論は"サザナミハギ"と私は解釈した。違っていれば指摘がくるだろう。魚の名前を調べるというのは、週末の朝の珈琲を飲みながらチマチマと探る心地良いひと時だ。時にはそれで1日が終わるという幸せなこともあるようだ。

 ニコンの画像では露出不足のように黒くつぶれていたがPhotoshopで補正したらボディの紫斑が現れた。さてこれもスケッチにしておくと完璧に覚えられるのだが・・。

 この時のダイビングログをみてみよう。エンリッチド・エアブレンド32%使用で開始時圧力180bar,終了時圧力60barで38分潜っていたから、ダイビング二日目で慣れていたのだろう。

 

沖縄県座間味島アイダー

NikonAW130,ISO125,焦点距離8.5mm,露出補正0,f/4.3,1/320

 
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番外編300. ワーケーション

2017年09月09日 | field work

 裏磐梯の早朝の1時間ほどの散歩で撮影したiPhon画像で1週間のブログを繋いでしまった。どんなに良い景色に遭遇しても撮影機材を手元に持っていなければ意味がない。そういう点でいつもポケットにいれられるというスマホ機材は撮影機材の第一の目的を満たしてくれる。それが満たせなければ、ニコンだろうがキャノンだろうが関係ない。やはりデジタルがめざした世界は、従来の撮影機材に対する認識を変えてしまったのだろう。

 もう一つデジタル化で変わったものがある。それはワーケーション、つまり働き方。例えば帰省中に突然会議が発生し帰省先からパソコンで参加し勤務として認められたり、合宿免許講習中に午後からパソコンでフルタイム勤務したりといった具合にである。

 私は海外で大学の事務仕事を片付けているのが当たり前だったから、その働き方はよくわかる。海外のフィールドにいて「明日科研の書類の提出日ですけど・・・云々」といったメールは頻繁にくる。いいかえれば地球の大都市部にいれば仕事は追いかけてくる。私のテイストからいえば、海外にいる時に事務仕事をするような頭ではない。だから私流のワーケーションがある。つまり連絡を取れなくしてしまう。

 それは、私の同僚から教わったことだが、つまり海外出張に出たら、海外仕様のスマホに取り替えて事務からの連絡が届かなくする。事務に容易には連絡が取れないところに出張していると認識させておくわけだ。実際インターネットなんか届かないところは、地球上にはいくらでもある。まあ帰国したら海外の安菓子でも事務にあげれば喜んでくれるというわけだ。我々のフィールドを全く知らない文化系事務だから、実力行使で連絡が取れないことを認識させる必要があるのだ。

 私の場合は自由裁量労働だったから、働く場所と時間は自分で決めなさい、ということになる。それだけが唯一大学教員の特権みたいなものである。それで勤務時間の定まっているサラリーマンと比較して勤務時間はどんなのかと過去歴を見たら、講義や会議の他に、本や依頼原稿の執筆、講演原稿の作成、都市や建築のデザインなどに明けくれて徹夜や休日出勤までしているではないか。当然サラリーマンより勤務時間数ははるかに多い。あげくのはてにフィールド調査をこなし、平均するとある月は16時間勤務が毎日続いた計算になる。

 毎日長い時間勤務ができるのか、要は時間の使い方なのである。頭の動かない時に原稿など書いても時間の無駄。私などは昼を食べたら午後は夕方まで全く頭が回らない。そんな時に仕事なんかしたって能率が悪いので気分転換に講義とかドライブだ。あるいは休日出勤を繰り返し代休日をまとめてダイビングに出かけたりといったこともあった。それでも代休日を消化できなかったので、事務に出勤簿に休日の印を上から貼り付けてもらって整合させたことある。つまり勤務時間を大いに超える働きすぎであった。勤務時間どおりに働く(それが多くても少なくても)のは大学の仕事では不可能よ。

 私のアイデンティティやクリエイションに関わることが本来の仕事であって、それ以外の・・・例えばルーチンワークの大学の座学の講義は、私がプログラミングさえしておけば、あとはビデオやロボット、ついでに採点や成績までつけてくれれば申し分ない。それができないのがデザイン実習の授業であり、ここはクリエイションを扱うのでマンツーマン教育の典型であり、これからも変わることはない。卒業制作の時は、毎日が実習だったといってよい。

 ワーケーションをとやかくいうと、働きすぎの実態ばかり出てくる。だから働く時間ではなく、働く内容や質が大切なのだろう。勤務時間なんて戦後の工場労働者の勤務時代の概念だ。それを今のワーカーに適用したって意味がない。新しい概念をつくるとか少しは考えなさいよ、それって文化系の仕事でしょうがぁ〜・・・。

 

福島県裏磐梯

iPhone7s

ISO20、露出補正0、f/1.8,1/120

 

 

 

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番外編299.  移民社会

2017年09月08日 | field work

 このブログでウエダアツシ監督「リュウグウノツカイ」の話を書いていたら、実際に妊娠した女子高校生が朝日新聞デジタル版の記事になっていた。要約すると以下の通りである。

関西に住む高校3年生の少女が彼氏に強要されて1度だけのセックスで妊娠してしまい、退学になるのが怖くて学校には隠しとおし、気がついた頃には中絶期間を過ぎ、病院には遊びまわっていたんだろとつれなく受診を断られたが、結果的に出産した。」という記事である。

 妊娠すると退学になるという論拠のない高校の体質には唖然とするものがあるが、相手は日本人だから病気が感染する度合いは小さいので結果として産んで正解だったのだろう。私なりにいえば適切な対応だった。 

 つまりこのことは、結婚=出産という構造が、次第に崩れてゆく可能性を示唆している。そこから先は文化系の世界なので私が興味を持つ対象ではないのだが、私的にいえば人口構成が維持されれば、そうした従来の構造、いいかえれば法制度にこだわる必要もないのだろう。基本は人間あっての法律であり、それが逆じゃあね・・。

 従来構造を維持したがるのは国なのだが、それは世帯にまとめておいて方が徴税しやすいとか諸法制度が適用しやすいといったことであり、あまり生命の云々・・・という高尚な話ではない。これからも非嫡出子は増え続けるだろう。非嫡出子も認知されれば相続権が生まれるけど、大量消費社会で建築をはじめ何もかもが消費され陳腐化される時代に相続すべき庶民の遺産なんてあるのだろうか。

 それよりも国の維持とか経済の成長には、人口構成が重要になる。やはりアメリカのようにピラミッド型人口構成を維持するのであれば、日本も東南アジアからの若い移民を受け入れざるを得ないのではなかろうか。移民社会、古来日本は北方、南方からの移民社会だったから、特に今さら慌てふためくことでもないように思われるが。

 

福島県裏磐梯

iPhone7s

ISO20,露出補正0,f/1.8,1/647

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番外編298. インフルエンサー

2017年09月07日 | field work

 日経MJ9月6日号から引用・要約しよう。

 画像共有アプリ、インスタグラムの世界で、発信力のある話題を提供しているユーザーを、インフルエンサーと呼ぶ。その発信の度合いに応じて、いいね!を押してくれたフォロワー数が10万人規模の発信力があるものをマイクロインフルエンサー、1万人規模がナノインフルエンサーとカテゴライズしているようだ。

 最も発信力があるのは芸能人・タレントなのだが、それよりはコストがかからない素人の方がフォロワー数が優っている。何しろPR投稿の報酬は1フォロワーあたり数円〜数十円の広告費ですみ、インフルエンサー1人あたりの依頼料は年間200万円程度。企業はプロモーションの対象としてそうしたインフルエンサーの取り込みをしている。その分女性週刊誌が廃版になるなど、メディアの移り変わりが背後にある。そうしたインフルエンサーも3ヶ月で6割が顔ぶれを入れ替えるほど変化は激しいと記事は結んでいる。

 インスタグラムは、廃業直前のフィルムメーカー、コダックが最後に放った矢だが、これが大当たりした。言葉で伝えられない物事を画像で伝える魅力にはまっている人間が多いとか。どうもそれは文化系的理解だと思うけど。確かに文化系の世界は、言葉というたった一つの形式だけで一生を生きている世界なのだから、私などデザイン系はいつも唖然としている。

 人間がコミュニケーションで伝えられる形式は5つだけ。1.言葉、2.絵や画像、3.図、4.数式、5.音楽。インスタグラムはその中の一つを選択したのだが、さて次はどの形式でゆきますか?、図?、数式??、音楽なんかまだ聞くだけで全くアプリ活用されていない典型例だけど。

 

福島県裏磐梯

iPhon7s

ISO20,露出補正0,f/1.8,1/689 

 

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番外編297. 猛者の時代

2017年09月06日 | field work

 先週沖縄から京都に戻り晩の涼しさに無防備に窓を全開して寝てしまったら扁桃腺炎になってしまった。それをひきずりながら福島に出向き、それが今日はようやく治ったようだ。それにしても京都は、多分もう残暑はこない、そんな涼しさが続いている、このまま秋を通過して一気に冬なのだろうか。

 福島県裏磐梯というのは、筑波大学入学時のオリエンテーションで訪れたところであった。新入生ばかりだから、みんなお行儀よくわけあいあいの時間を過ごしていた。それから学生宿舎に入居し1ヶ月も大学生活をしているとお互いの正体がバレバレとなり、なんだただの大酒飲みの集団ばかりじゃないかという、よくある結論にたどりつく。以後大酒飲みたちと4年間を共にする大学ライフになった。その大酒飲み達とは、今も友達であり年に何回か飲み会がある。

 大体大学の先生からして大酒飲みであり、二日酔いで授業にやってきて早く終わってくれたり、朝まで先生の赴任先の宿舎で飲みあかしてデザインを論じたりと、そんな話題は数多かった。現在では、先生が二日酔いでお酒の匂いを発散させながら授業をすると学生達がチクリチクリと事務に報告したりと随分つまらない時代になった。

 それよりか今は学生達がお酒を飲まなくなった。私の教員経験でも、大酒飲みは1人だけ、あとはほとんど酔わないカクテル系だ。それも水に色がついた程度の。そんなのを私は酒とは呼ばないが。

 そんなことを書いていたら、最近の私も夜ウィスキーをダブルでやるぐらいだ。私の世代の人間達だと、大いに酒を飲み、酔っ払い、それから仕事を徹夜でしたりする猛者もいた。今回の国際セミナーでもそんな猛者がいた。私の同僚なのだが、徹夜で最終発表用のレジメをまとめ、挙げ句の果てに机を抱えて寝ていたそうだ。

 猛者の時代は、もうなくなったのか?。一人で孤独にWEBで見つけた推奨銘柄を堪能するなんていうつまらない時代だ。はっきりいって酒の味の違いは、銘柄ではなく値段だよ。値段が大きくも違えば製造過程も違うのだし、熟成期間だって全然違うのだよ。例えば日本酒の種類は多いけど、大吟醸など大半は醸造用アルコールを加味してあるので味はみんな一緒。それが全く入っていないのが純米酒。だからお酒といえば純米酒のことなのです。

 そんな純米酒を、みんなでワイワイと飲み時間を気にしないではしゃぎ回るのが酒宴。だから安酒2時間飲み放題なんてアホらしくてね。

 

福島県裏磐梯

iPhone7s

ISO20,3.99mm,0,f1.8,1/474

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番外編296. 車検

2017年09月05日 | field work

 魚の画像は未整理なので、病み上がりの身体を引きずりながらの朝の散歩の画像にしておこう。

 国際セミナーも、今の官僚や民間企業の人間たちの英語のうまさに感心していた。あれぐらい堂々と話せれば格好いいよね。というかもう仕事の領域がワールドワイドなのだから、それは当然なのだろうけど。そんな会話の間から、国際人としてとび歩いている姿が感じられた。もう英語ができないと、政治もビジネスもできない時代になっている。

 もう英語を勉強するなんていうのは我々の時代の話であって、英語環境で育ち英語で物事を考えるという習慣が身についているというのがあたりまえになってきた。

 さて今日は車検だった。何しろ運転するのも先々月に大型トレーラーに追突されて以来だ。確かあの時は兵庫県の田舎で雨の降り出した下り坂、遠くの信号が黄色に変わるの見えたから停車。そしたらクラクションを鳴らして止まりきれなかった車輪が横に何輪も付いた大型トレーラーが追突してくれた。プリウスの衝撃吸収ボディは、ショックもなくじりじりと壊れてくれた。トラックの運転者いわく「あそこにコンビニがありますから移動しましょう」だって。移動して最初にわてがしたことは畑に向かって立ち小便だったな。なぜかあれはとても気分が良かった。それからあとは保険屋に任せますから警察でも読んでよと言ったことは覚えている。それ以来運転していなかったから、今日は緊張感たっぷり。

 今日は、駐車場から出ようとすると建設工事で大型重機が2台も止まっている。最初からハードルが高いじゃないか。もう京都の道は、狭い、勝手なルールがありそうだ、道路標識が消えているところが多い、と実に走りにくい。だいたい信号が黄色から赤に変わっても、まだいけるという根性が名古屋とはえらく違うな。

 そうなると、あの名古屋の道の素晴らしさは格別だよね。名古屋に車を置いていた頃、夏の暑い時は、万博道路、猿投グリーロード、そして足助を迂回して田舎道から飯田街道に入り、いくつもの集落を抜けて長野県に入り、クネクネと続く景色の良い山道を駆け上がり、標高1100mの治部坂峠で涼んでいたっけ。そのまま峠を降りると昼神温泉があり、その先には中央道で市内に戻れる。

 山道だから、突然雷雨に見舞われ下から雨が降るという経験もしたし、峠で昼飯を食べていたら雪が舞ってきた、風流ですねぇーと思って車にもどったら、すでに3cmの雪で車が覆われている。山は雪の足が速いのだ。そしてタイヤはノーマルだ。だから時速30kmで峠の急坂を恐る恐る下ったこともある。随分いろんな勉強をさせてくれた飯田街道である。あの道が今も一番記憶に残る道である。もう何十往復しただろうか。

 そんな魅力に飛んだ運転コースは、京都はないですね。第一標高1000mを越すところなんか関西にはないよな。景色の良いのは、せいぜい琵琶湖周回コース200kmですけど、何回も走ったし、飽きるのよねあのコース。

 

福島県裏磐梯毘沙門沼

iPhone7s

ISO25.焦点距離3.99mm,露出補正0,f/1.8,1/40

 

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番外編295.  国際セミナー

2017年09月04日 | field work

 裏磐梯では、政府系外郭団体の国際セミナーに参加していた。大学ではあまり関心をよばなかったプロデュース論の講演も、ここでは盛り上がっていた。今年刊行した私の本を再度見返してみると、プロジェクトを前に悩んでいるプロフェッショナル関係者向けの本なんだろうと思われれた。

 講演会の前日に、38.8°の熱がでた扁桃腺炎の後遺症でまだ体が少し気だるいのだが、気がつけば私の周りの環境は、この一週間でストンと夏の日が落ちるように涼しくなってきた。

 昨日の早朝、ホテルから10分ほどのところにある五色沼の入り口にある毘沙門沼まで散策しようとしたら、リュックはダイビング時のパッキングだったので撮影機材がみあたらない。病み上がりでさがすのも面倒だ、ポケットにあったiPhoneを携えて散策に出かけた。いつもポケットに入っていたという感覚が面倒がなくてよい。そんなデジカメはこれまでなかったから。それを考えたのは、実は日本だったのではなかろうか。

 昔横浜港で撮影していたら、若い学生がガラケーで撮影した画像を見せてくれた。なんとものすごく綺麗ではないか、それは確かSONYだったと記憶している。後にそのSONYの撮影素子を積んだのがNikonD3あたりだったのではなかったか。その時点で一眼レフという構造が退化し始めたのだろう。

 水中以外では、iphoneで十分だよなと思わせてくれる。それに撮影機材を構える姿ってどこかクラシック的で、最近の私の眼にはダサいとうつる。デジタル技術の進化による大きな意識の変化なのだろう。

 そんな変化をいつくかの講演会で聞いた。準天頂衛星は正確な位置情報を提供するだろうし、それは車などの自動車運転技術などにも応用されるだろう。加水分解を用いた廃棄物の再資源化、水インフラの輸出など、すでに実用化技術である。さて私の部会である東北復興加速では、プロデュース方式によるまちづくりを提案したわけだが、そろそろうごき出そうかな。

 

裏磐梯毘沙門沼

iPhone7s

ISO20,焦点距離3.99mm,露出補正0,f/8,1/1998

 

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番外編294.  この1週間・・・

2017年09月03日 | field work

 この一週間は、先ず月曜日に那覇へゆき4日間フルダイビングする意気込みでいた。であれば当然今日の画像は魚の画像になるはずであった。

 ところが那覇滞在二日目の晩遅くに京都からの連絡を発見し、隣人が突然なくなったという連絡。京都では告別式は町内の全員が参列する上に今年は私が町内会長だし、つい先日も地蔵盆やその準備で一緒に買い出しに付き合ってくれた隣人である。これは行かねばなるまい。ダイビングの予定をキャンセルして急遽京都へ戻る。

 そして京都が朝晩涼しくなっていたのには油断した。翌日の告別式のエアコンが効いた葬儀場はトドメのように体調を狂わせた。夕方になったら38.8°、気温ではなく私の体温だ。夕方ほうほうの体で診療所に駆け込む。扁桃腺炎ですな!、明日講演会があるんです、助けて!!、ほなら注射しときましょう。それに抗生物質を多数もらって頓服までつけてもらった。

 翌日熱がさがり切らないだるい体を引きずって朝一番の新幹線で福島県裏磐梯へ。そして講演開始1時間まえに裏磐梯のホテルに滑り込んだ。デッ、あらっ、声がでない!!、扁桃腺炎だもん、あかんかマイクマイク、えらくハスキーボイスだ。それにパソコンを使う気力が全然ない、そうだアイパッドがあった、これだ。熱が下がりきらない朦朧とした身体で50分の講演を勤め上げ、質疑応答に付き合い、夕方から他セッションの講演にも付き合い、挙句の果てに晩の交流会で名刺交換、もう倒れる一歩手前で部屋に戻り、温泉!、温泉!!。温泉にたっぷり浸かり部屋のエアコンを切り厚着して寝てしまった。

 今朝、ようやく体調が少しだけ復帰した。朝ホテルから10分ほどの毘沙門沼まで歩いて行った。

 ダイビング、告別式、扁桃腺炎、講演会とようやくながい一週間が終わった。だから、裏磐梯の画像になっちまった。遠くに明治の頃、水蒸気爆発で山体の大崩壊を起こした磐梯山が見える。これって、すごかったんだろうな・・・。

 

裏磐梯毘沙門沼

iPhon7s

ISO20.3.99mm,露出補正0,f/1.8,1/1350(この設定ホントかよ?)

 

 

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