世の中の見える世界から見えない世界まで思いっきり。特に、子供、教育、不登校、自閉症等 情緒に関心あり
天まで届け
役に立たないキーワード
今も政治の評論で(右・左・リベラル・社会主義・資本主義)をキーワードに用いられることが多いが、このキーワード自身が時代遅れではないか。
世界経済は地球規模の自然をはっきり視座に収めた経済環境に照らした産業構造の転換が求められているのであって、特定業界利害誘導型の経済成長至上主義や経済成長を前提にした公正な分配を求める産業政策ではないから上記の目印的なキーワードは 産業転換を阻害こそすれ調整する機能は持たない。
復古主義の外交路線は言うに及ばず、「時代錯誤」だとヒゲ爺さんは 子供たちを案じながらつぶやいていた。
恋は不思議ね
碁会所に来る とあるご婦人 年のころ80にも届くか 何と言ってもマナーと打ちっぷりがいい。 じっくり落ち着いて考えてハイ パチン!
自宅近くのバス停を使って通っているから時にご一緒するうちに その出ベソ老人はいつしか その凛としたご婦人が気になりだした。
もっともその老人は 自宅の4~5件隣の年のころ分からないが ほとんど90度に腰を曲げて押し車を杖代わりに歩く気品ある老婦人にも「今度、私の腕につかまって散歩しない?背筋が少しは伸びるよ 世間の風は気にしない」と笑いながらナンパしていた。
出ベソ老人の恋は持病かも知れないが 良いことなのか いけないことなのか その老人は迷っている。
心配無用! 家に帰ったらこれらを全部報告し 「君の料理は不思議になぐらい味と品がいい」と ここでもナンパしていた。
老人の歯がゆさ
出ベソ老人は 時たまデジカメを持って散歩にでかけるが1枚の写真も撮れず素手で帰ってくる。
老人は己の世界観を目の前の草の1本にでも託して撮りたがってたいるのだが それが出来ない。
世間の情報で見えなくなっている己の耳目が歯がゆいと 老人は 時々嘆いている。
老人が手伝う事
これまで支配構造の中核を(世界を支配する姿なき巨大な組織)の言葉で表現してきたが、白髪老人は今朝布団の中で、 それは(お金)ではないかと すごいことを発見したかのように歓声を上げた。
チャップリンがベルトコンベアにてんてこ舞いに支配される映像で現代文明を端的表現したが、あれから50年もたった今は(お札)にてんてこ舞いになっている方ががより現代の文明にマッチしている。
人格の無いお札が人格を持つ人間の権力をも支配し出すと、ちょっとやそっとで逆転は難しい。太刀打ちできるのは人力を越えた大きな災害だけなのだろうか。
情けなくてこんな話は子供たちには出来ないから、もっとましな文明転換の知恵と目印を見つけるのを手伝わなきゃ。
行き詰まりの2つの側面
サウジアラビヤがアメリカのシリアやイランへの対応に不満を持っていることを自ら表明した。
先のスノーデン氏による機密の暴露をはじめ、これまで見えなかったところが僅かでも明らかにされてきた。
世界がより経済へシフトして時、軍事への傾斜を強める国が出て来たのもその国の正直な姿だろう。
世界が行き詰まってくると社会のモラルや秩序が崩れると同時に これまで隠されていたものも外へ出やすくなるのも自然であり、ある意味で世界は見えやすくなり時代の転換には好条件が生まれていると、しらが老人は出ベソを撫でながら思案していたと言う。