(現状)と現状の違い

経済学者ドラッカー氏は「第2次大戦後アメリカの内外の政策で成功したものは無い」と断じたが、その検証は出来ないが、今日の世界の政治・経済の行き詰まりに至った時間の長さを考えると、逆説的には基本的な現状認識が間違ってきたことになる。

多くの国が「経済成長」を国家の目標にしているが、少なくても過去3~40年、世界は富を築いてきたと言えるだろうか。新しい商品は開発したがイコール新しい富を生み出したのとは違う。

棲んでる家(地球)の壁やふすまを燃やしたり作り変え、先祖が築き共有してきた田・畑(資産)を切り売りして食いつぶしてはいないか。

国はバラバラだが世界的にこんなことをしているから世界的な規模で不都合が生じる。

国境を越えた環境破壊などの世界的な不都合に絶えられなくなったら、国民は地球市民に立ち返り世界的な規模で解決を図るべく世界の統治に本気で着手するだろう。

ただ、不都合に気付き耐えられなくなるまでの犠牲を出来るだけ少なくするのが人間の知恵だろう。

とにかく、目に映っている(現状)が実際と大きく違っているところに、加えて提起された

(秘密保護法案)は(現状)に蓋をし、問題解決をさらに遅らせるに違いない。

国際的にも逆行していないだろうか。

 


 

 

 

 

 

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