基本的行動様式

 人間の色んな行動は基本的行動様式(基本的生活習慣)を土台にしてその上に成り立っている。

 基本的行動様式としての食事・排せつ・睡眠は即生命に関わる行動だが、社会生活を営むには、さらに生活様式をはじめ法律や倫理・知識や情報など時代の文化をそれなりに身につけることが求められる。

 ところで、人間の子供はスズメやほかの多くの動物と同じように、親を中心に家族の中で育てられる。

 もし人間は、(家族一緒に食事をする)と言う性質や行動様式があるとすれば、現代社会はどうだろう?

  ちょっとすると、大人社会は化学肥料のような学力と引き換えにこどもの本能にも近い基本的行動様式を無視しその行動を取り上げ、虐待にも似たこ     とをしているかもしれない。 不登校や発達障害の背景にそれはないか?

 原発の安全神話やGDPを指標にした経済成長路線同様、現代の文化に同化して本末転倒した行動の異常さに気づいていないかもしれない。

 

 

 

 

 

 

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  事実に対応できない現実

自衛隊は震災の救助活動から撤退し始めている。

国の安全を保障するための自衛隊は、国防(武力)と震災救助の緊急性を判断して被災地へ派遣したのであれば、被災地の状況が良くなったと判断したからなのだろうか?

 報道によれば、未だ1万人近くの行く方不明者がおり、瓦礫の山は相変わらず。

 原発事故は勿論、まだまだ生命は脅かされ、セイフティネットを手放せる状況にあるとは考えられない。

 もともと、自衛隊は災害救助を主要な目的として設けられた。

 国民の安全は外敵によっても災害によっても損なわれ予測はしても、はじめからわかっていて規定されるようなものではなく想定外を想定するところから始まる。

 

 行政機構が縦割りで窓口をたらいまわしされる不便はよく指摘されるが、現実に発生する問題は予め仕事内容を決めた縦割りの窓口では処理できないことは自明であり、 目的と方便を取り違えた(役人仕事)を今回の自衛隊の撤退は同じではないのか?

 安全を脅かす緊急時は、担当者如何ではなく、消防士であろうが警察であろうが、市の職員であろうが、町のおじさんやおばさんであろうが、立場を越えて、その場に居合わせた者が対処するのが、社会人としても立場以前のこと。

( 日本は一つ)とか(自衛隊の献身)とか喜ばせるようなニュースも、も一つよく見ると、これまで失敗してきた、使ってはいけない発想と方法で動いているように見えて仕方ない。

 これは、日本だけではないが、現代社会の古い行動様式ではなかったか?

 

 

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何故、報道いない?

昨日夕方と今朝、富士の麓の足柄山のお茶から基準値以上の放射能が測定され、出荷停止・回収の措置が取られたとテレビで1局だけだが報道していた。

今のところ、他のテレビ局や 朝日新聞

は報道していない。 これは重大なニュースではないのか?

 メディア情報と我々の関係を改めて知らされた感じである。

 

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「一つになろう日本」?

このテレビコマーシャルは震災を受けて励ましの意味で使われており、間違いとは思わないがぴったり来ない。

  戦前の(翼賛政治」・総動員体制・国民皆兵)を連想するからだ。

 先の大戦と並べて論じられる程の 今日の困難な状況を背景に用いられてる。

  困難な状況は原因あって行き詰まったのだから、抜け出すにはこれまでの常識から新しい発想が求められる。
     少数からしか始まらない(異論)は「日本は一つ」の名によってもみ消されふたをされないか?

 多数の常識によって起きたのが(安全神話)の原発事故であり、(景気対策)で積み上げた膨大な借金ではなかったのか?

  この常識的なフレーズは、新しい発想を促しているようには思えない。

  

 

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どっちをいただく?

(奇跡のリンゴ 木村秋則の記録  )を読んでいると、この記録とは対称的に原発はじめ多くの産業や公教育さえも、安全より儲けの効率を優先した(リンゴの農薬栽培)に似ていると思った。

農薬を使わず 自然に戻してあげないとリンゴも経済も教育も文化も安心していただけないようだ。

 しかし、木村氏の知見が世に問われる状況も生まれて来た。

  

 

  

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奇妙な時代劇

 

オバマ大統領はオサマラビン氏を討ち取ったと世界に時の声を上げ、ニューヨークは喜びに沸き返り大統領の支持率は、10パーセント近く上がったと言う。

世界経済の行き詰まり・資源や食料の高騰・原発事故を抱える中で、大将は時の声を上げる。何ともちぐはぐで奇妙な時代劇映画を見ているようだ。

 

 

 

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明日は憲法記念日

管内閣の取り組み『期待できぬ』55%  本社世論調査

 朝日新聞 5月2日 朝刊の1面と4面を使って世論調査の結果だとして大きく伝えた。

 果たして調査対象になった国民は何を根拠に回答したか?

  特に現在進行中の案件は、情報を流した報道陣以外はこれまで報道してきた情報以外に事実を判断する根拠を持たない。

 報道機関から言えば、自社のながした情報の伝え方ががどう受けとられたかの因果を示す以外の何物でもない。

 報道機関間は情報と世論調査の結果は関数の関係にあり、世論調査の結果の数字はいかようにもなる。

 操作可能な世論調査の結果を世論だとして自社の方針を国民の意思だとして政策決定を政治に求める。

この手法で長年政治を操ってきた。最近はネット情報も世論には多少関与してきているが、基本的にはマスコミと世論の関係はほとんど変わっていない。

 明日は憲法記念日で、主権在民で民主主義の名で選挙をし、形式的には国民の意思決定になっているが、だれが子孫に膨大な借金や取り返しのつかない地球や大地を残したいと望んたか?

 

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経験を拒む頑固な仕組み

 

この災害を太平洋戦争の終戦にも例えたり昭和18~9年にも例える人もいるが、自分は後者の感覚に近い。

もちろん基本的に戦争の図式とは異なるが、仮に一区切りの敗戦だとしたら、だれがこの戦を続けようとするだろう?

 戦後、誰もが焼け野原で青空に希望を託したように、今はこれまでの行き掛かりは別にして(新しい時代を切り開かん)の思いではないか。

 有識者や言論人の主張の趣が違ってくるのは当然で、同じようなことを論じているとすれは、主義主張のi如何にかかわらず一貫性ではなく、社会的には単なる無感覚で(想定外)と言いながら、出来事を状況認識に組み入れられないでいるだけかもしれない.

生活のかかった社会の仕組みの頑固さや、マスコミの事実からかい離した一方的な情報が、個人の新たな認識を難しくし、行き詰まらせている。

  

 

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  無駄にしない

さすがに大きな自然災害後の言論界は自然を意識した論調が増える。

これまでマイナーだった言論人や学者の登場が増え、これまで用心棒のような御用学者や言論人の変化も感じなくはない。

 たとえば、震災復興では(明日の日本のグランドデザインになるような地域の意向を重視した地域経済の復興)が、大筋では一致しつつある。

  ( 震災復興へ出来るところで頑張って協力しよう)の合意形成も進んでいるようだ。

   そういう点で、今回の震災がもたらした歴史的な意味は大きいと思う。

   経済的行き詰まりに加えて安全を脅かされ、世界の舞台から後退するようにも見えるが、反面日本がどう対処するかは世界の明日をも暗示し注目されているのではないか。

 世界の地球自然への1元化と多様化に資することが出来れば…  と思う。

 逆風・ 逆行も余儀なくされるだろうが、小さな芽が根を張るだけでも良い。

 

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自戒


  
社会には常に協力・競争関係が存在するようだ。

対立関係は協力関係が破綻し競争関係を越えた段階ではないか。

 現代社会は比較競争や対立関係が主流になって政治経済を動かしていいるように見える。

 国会における与野党の質疑応答は(まともな質疑応答)の体をなしていない。

 はじめから、質問者は相手をいかに罵倒し答える方は如何に曖昧にし誤魔化すかに知恵を使う。

  非創造的で非生産的な論議を長年繰り返してきたのだから、行き詰まりは当然と言えば当然の帰結。

 加えて、マスコミは情報を一方的に流したり流さなかったり、隠したり誇大宣伝したりして、スポンサーと世論を売買しているかのようだ。

 社会のこの構造が拠つ立つ地球を壊し、安全を脅かし、経済を崩壊させ膨大なツケを子孫に残した。

  (飛ぶ鳥後を汚さず)と言うが、こんなことをしていては我々は(尻も拭かずにタレッ放しの飛び立つ鳥)ようなものではないか。

 日本の頭脳である都知事の(我欲)云々は、尻ぬぐをさせながら尻拭いしている嫁にブースカいう頑固なボケ老人を連想させる。

 お互いに自戒しないと…

 しかし、根底的には地球への1元化と地上の多様性は確実に進んでいて、国の在り方や仕組みが問われだしていることも事実である。

   

 

   

 

  

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