![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/a6/a1ddba4562fff0b696a161683b9d94dc.jpg)
逆風の中、対立候補を大きく引き離してダントツの投票数で3選を果たした東京都知事、石原慎太郎氏の小説に「ファンキー・ジャンプ」がある。40年以上前の作品で音楽を文章で表現しようと試みたジャズ小説だ。最近はクラシックがいいと言っている石原氏だが、当時はチャーリー・パーカーが好きだったようでジャズと麻薬の関係にも触れていた。多趣味でジャズばかりでなくテニス、スキューバダイビング、そしてヨットレースと幅広い。
ジャズと麻薬とヨットと言えばこれしかない。遂に登場したのはチェット・ベイカー、そしてクルー。ウィリアム・クラクストンのジャケット写真は凝りすぎの感もあるが、ベイカーなら絵になる。56年の作品でベイカーがウエスト・コースト・ジャズの典型的なイメージを覆したハードバップ作品という仕上がりで興味を引く。なるほど「モーニン」で知られるファンキーなボビー・ティモンズがピアノだ。とはいってもティモンズがジャズ・メッセンジャーズに参加する前のセッションで、まさにファンキーという蕾が開こうとしている時期であろう。
ジャズ界のジェームズ・ディーンとまで言われたベイカーの容姿は羨ましい限りだが、一方、暗の部分は壮絶の一言に尽きる。この時代のジャズメン誰でもがそうであったようにベイカーもまた麻薬に侵されていた。ジェリー・マリガンがヨーロッパ・ツアーに行くときに、金にうるさいベイカーを外しボブ・ブルックマイヤーを連れて行ったエピソードも残されている。結局マフィアに麻薬の金を払えなっかたベイカーは、麻酔なしでトランペッターの命ともいえる歯を抜かれたそうだ。麻薬の影響があったにせよ妖しい魅力のある歌と比類なき美しいトランペットはダントツであった。
ダントツという言葉は石原氏が広めたもので、63年の「文藝春秋」に寄せたヨットレース体験記に、「スタートからダントツ(断然トップ)で出た」とある。カッコ内に意味を注記しているのはそれが新語であることに配慮したもであろう。ヨットレースのように追い風に乗ったダントツの政治手腕を発揮して頂きたいものだ。
ジャズと麻薬とヨットと言えばこれしかない。遂に登場したのはチェット・ベイカー、そしてクルー。ウィリアム・クラクストンのジャケット写真は凝りすぎの感もあるが、ベイカーなら絵になる。56年の作品でベイカーがウエスト・コースト・ジャズの典型的なイメージを覆したハードバップ作品という仕上がりで興味を引く。なるほど「モーニン」で知られるファンキーなボビー・ティモンズがピアノだ。とはいってもティモンズがジャズ・メッセンジャーズに参加する前のセッションで、まさにファンキーという蕾が開こうとしている時期であろう。
ジャズ界のジェームズ・ディーンとまで言われたベイカーの容姿は羨ましい限りだが、一方、暗の部分は壮絶の一言に尽きる。この時代のジャズメン誰でもがそうであったようにベイカーもまた麻薬に侵されていた。ジェリー・マリガンがヨーロッパ・ツアーに行くときに、金にうるさいベイカーを外しボブ・ブルックマイヤーを連れて行ったエピソードも残されている。結局マフィアに麻薬の金を払えなっかたベイカーは、麻酔なしでトランペッターの命ともいえる歯を抜かれたそうだ。麻薬の影響があったにせよ妖しい魅力のある歌と比類なき美しいトランペットはダントツであった。
ダントツという言葉は石原氏が広めたもので、63年の「文藝春秋」に寄せたヨットレース体験記に、「スタートからダントツ(断然トップ)で出た」とある。カッコ内に意味を注記しているのはそれが新語であることに配慮したもであろう。ヨットレースのように追い風に乗ったダントツの政治手腕を発揮して頂きたいものだ。
安田南さんは70年代という時代に映えた人でした。消息は知りませんでしたが、亡くなられたのでしょうか。残念です。
37年位前に19歳といいますと、ほぼ私と同じ世代ですね。御茶ノ水ナルには何度か行ったことがありますし、当時私がサラ回しをしていた中野ジャズオーディオで、オールナイトでビートルズ特集をしたときに、御茶ノ水ナルの方が数名きてくれました。ひょとしたら、お会いしていたのかも知れませんね。毎週、日曜日にアップしておりますので、時折ご覧頂ければ幸いです。
今週はチェット・ベイカー人気でたくさんのコメントをお寄せ頂きました。ありがとうございます。深く聴き込んでいらっしゃる方が多く、返す管理人はタジタジ汗汗でした。(笑)
チェット・ベイカー・ベスト3
Sings (Pacific Jazz)
Chet (Riverside)
It Could Happen To You (Riverside)
「My Funny Valentaine」ベスト2
Sings (Pacific Jazz)
The Last Great Concert (Enja)
ジャケット・ベスト1
Playboys (Pacific Jazz)
皆さんが挙げられたアルバム数が多かったため特別に部門賞を設けました。(笑)
他にも数多くのコメント中にあるアルバムはチェット・ファンには見逃せないものばかりが揃っております。
私がトップに挙げた Quartet With Russ Freeman (Pacific Jazz) は初期の傑作ですし、Sings & Plays (Pacific Jazz) はトランペットとヴォーカル、二つの魅力を同時に味わえるものです。まずチェットをチョット1枚という方にお薦めです。機会がありましたら是非聴いてください。美しいチェットの魅力に触れて頂ければ幸いです。
いきなり 55年のBarcley音源 CHET IN PARIS ですか。あの構図のジャケはいかにも仏盤ですね。チェットがジャンヌ・モローに変ると「死刑台のエレベーター」です。何故か顔が四角になる不思議さ。(笑)
「Cool Baker vol.1,vol.2」は私も持っておりませんが、編集内容といいジャケのデザインといい申し分ありません。初期のチェットはラス・フリーマンの好バックがあったからこそ輝いたのでしょうね。
「ジャズって、今聞くの気恥ずかしいとこあるでしょう?ジャズのシャイなところが今通用しないし、ジャズを演るっていうあの暗くて暖かで一人でも寂しくないっていうような空間がもうどこにもないわけだからね」
村上龍の「恋はいつも未知なもの」の一節です。
ふと、チェットの You Don't Know What Love Is を思い出しました。
みなさん、やっぱりいいところ、聴いておられますね。僕の好みは、やはり初期の頃です
CHET IN PARIS vol.1,vol.2(仏polydor)これ、多分、CDしか出てません(笑)元々、仏Barcley音源で、vol.1には、数曲ですが、ピアノのディック・ツワージックが、入ってます。
25-25のセレクトした「Plays Standards」(Jazz In Parisシリーズ)と同じ音源かもしれません。
Trumpet Aritisry(pacific) この頃のチェットの音色は・・・あの音だけで・・もう、どうにも素晴らしい! ラス・フリーマンのピアノもいい。ちなみにこの1953年頃のカルテットの音源を集めた「Cool Baker vol.1,vol.2」というキング盤・・・あれ欲しいなあ。どうにも手に入らないのですよ(笑)
チェットは、こういう曲は、独特の味を出しますね。
魅力あると思います。
カムバック以降、この時期は安定しており、作品作りに意欲がありますね。Enja 始めCircle,Timeless,IRD 等あらゆるレーベルからアルバムが発表されておりますが、おっしゃるように Enja からのシリーズはいい内容で見逃せないですね。エンヤコーラと力が入りました。
かの名盤「Some Feeling」も復刻されたようですね。消息は分かりませんが、名曲「プカプカ」のモデルもCDでは健在のようです。
プレイ・ボーイズを外して Riverside できましたか。ジャケ、内容とも申し分ありません。LAからNYに録音場所が変ったせいでしょうか、男っぽい雰囲気ですね。
In NY は Riverside がオリジナルです。 JazzLand の1st Press はモノラルがオレンジで、ステレオはブラックです。Bill Grauer の文字が入っているものもあります。25-25 さんがお持ちのワインカラーには Orpheum と入っておりませんか。こちらは2nd Press です。
フリーがかった PEACE は David Friedman (vib)です。80年代はチェットも色々と挑戦していたようですね。
もろフリーってわけでもなく、割と
聴き易いですけどね。
これもヴァイブとの共演でしたね。
カール・ベルガー(vib)だったかな?
”Why Shouldn't You Cry”は25-25さんの
書いておられるWolfgang Lackershmidとの共演盤
です。とにかくチェットのペットも安定してるし。
ひたすらに美しいバラードが一杯。
Enjaからシリーズ(The Leagcy vol.1,2,3,)で出ているんですけど、上記の盤が一番、内容も
チェットのコンディションもいい感じと思います。
Enjaから”PEACE"というフリージャズの盤もあって
なかなか面白いです。もちろん”The Last Concert"
もここからでてます。
そういえば南さんの「サウス」がCDで復刻しますね。
基本的に、PJよりもRiverside でのチェット
のほうが好みですね。
従って、選出もTAKASHIさんに似て、
1)「It Could Happen To Me」(Riverside)
2)「Chet」(Riverside)
3)「Plays Standards」(Jazz In Parisシリーズ)
3)は、無名のリズム隊をバックにワンホーンで
やったパリ録音盤ですが、なかなかいいですよ。
若々しく、張りのあるスタンダード集。
あ、そういや、In NY も、Riverside の傍系の
JazzLand盤でしたね。
このアルバム、私が持っているLPは、
「Polka Dots and Moonbeams」というタイトル。
ジャケは、目を閉じながらペットを吹いてるチェットを
やや斜め下からドアップで撮った写真。
ジャケの厚みからいって、これが1st Press かな?
という気もするのですが。
Label は、やや茶色がかったワインカラーです。
あと、異色なところでVibe のWolfgang Lackerschmid
とのデュオ「Ballds For Two」なんかも、見逃せません。
いい表情です。内容も貴重のようですね。チェットのポートレイト・ジャケでは「In Milan」の頬に手をあてた横顔が好きですね。私も考え事をするとき、こんなポーズになりますが決まりませんねぇ。
>そりゃぁ、プレイ・ボーイズに決まっているじゃないですか!
やっぱりなぁ。考えることは皆同じでしたか。(笑)
そういえばこのジャケがお好きな 25-25 さんはどうされたのでしょう。縫い包み剥がしてはいけませんよ。(笑)
山本剛をバックにした「サニー」はいいですね。不良っぽい感じが新鮮でした。
どなたか・・・ご存知ないのでしょうか?
毎夜、六本木の旧ミスティで会って聴いていたのがついこの間みたいな気がするのですが。
>SEXTET & QUARTET (Music / '59) は知りませんが、その類のジャケなのでしょうか。
いいえ、残念ながら女性は写っておりません。(^_^;
http://www.jetsetrecords.net/index.php?P=base&M=P&CODE=613001032000&L=JP
>意識して選ばなかったアルバムがあと1枚
そりゃぁ、プレイ・ボーイズに決まっているじゃないですか!
正統派的選出の3枚、安心しました。(笑)TAKASHI さんがジャケで挙げられておりましたが、内容も申し分ありません。マイ・ファニーは生涯のレパートリーですので、他の誰が唄っても越えることができなかったように思います。「君のルックスは写真向きではないけれど、私にとっては芸術品」という歌詞ですが、まさに芸術品です。
「ファンキー・ジャンプ」前後の作品は読んでおりますが、「化石の森」以降70年代はかつての刺激が薄れ読んでおりません。
社会評論書的なものでは野坂昭如氏との「闘論」を読みましたが、昭和50年当時から右派、新保守主義なのがわかります。
森山浩二、安田南、木の実ナナが同期合格とは知りませんでした、さすが昔のことにお詳しい。(笑)「みなみの30歳宣言」という著書がありましたが、あれから何年経つのでしょう。
Chet はサイド作品を入れますと200枚近くありますが、75枚お持ちとは相当のファンですね。残念ながら The Italian Sessions 1962 は持っておりませんが、Chet Is Back の頃とあれば男らしい内容でしょう。
Baby Breeze は Baker's Holiday と並びライムライト盤の傑作です。フリューゲルホーンを吹いたり、ビリー・ホリデイの曲を取り上げたりで精神の安定を感じられます。
80年代の彼はかつての輝きこそありませんが、訥々と美しいフレーズを奏でておりました。ダントツからトツトツへと・・・
Chet と It Could Happen To You は、見るたびに羨ましいなぁと思います。(笑)SEXTET & QUARTET (Music / '59) は知りませんが、その類のジャケなのでしょうか。
>意識して選ばなかったアルバムがあと1枚
私同様、美女がお好きな TAKASHI さんのこと、縫い包みでしょうか。それとも Just Friends (Circle/'80) ですか。脚では MARIE McDONALD に負けております。(笑)
先ず取り合えずはベスト3ですが。
1,Chet
2,sings
3,It Could Happen To You
という所でしょうか。
或る時期の歌、そうマイ・ファニー・・・は人並みにグッときました。
ペットの音もクルナー風タッチな音で精神的にシンクロするときは染入ります。
石原都知事ですが、東京の住人としては、良いときと問題のある時が交互に・・・ある人だと。
作家としては、デビュー作くらいで、あまり集中して読んだことがないので、評するにあたわずです。
むしろ社会評論書的なものは読んでいますが、どうも狙いが「クサイ」くミエミエの感ありです。
ヨットレースはお好きだそうですが、船酔いに弱くレースには参加しない方が良いのではとお聞きしております。
話が飛びますが、チェットのマイファニーを思い出すと連鎖して、森山浩二を思い出します。
日本のチェットかなと・・・ペットは吹きませんが。
同じ感覚をもつ良い味の歌を歌っていたのは、1970年代半ばでしたね・・・ミスティあたりで。
ホイホイ・ミュージックスクールの出身で、安田南や木の実ナナと同期合格でした。
こちらでははじめまして。
Chetは私の一番好きなトランペッターです。
一番初めに聴いたのはラジオで聴いた彼のヴォーカル
のマイ ファニー ヴァレンタインです。
背筋がゾーッとしたあの感触が忘れられないです。
すきなCDはあまりに多くて3つだけ選ぶって難しいですが。持っている75枚の中からあえて選ぶと。
Chet Baker The Italian Sessions 1962
(男らしいチェットの匂いがします)
Why Shouldn't You Cry 1979-87
(ひたすらに美しい静かな一枚です)
Baby Breeze 1964
(これではチェットは Flugel hornを吹いてます。
暖かい音でトランペットにはない素敵な音色です。
ボブ。ジェームスなどちょっとファンキーな音も
ありで、この一枚大好きです)
確かにThe Last Great Concertは抜群によい
できだと思います。80年代の彼はエネルギーの
最後を振り絞っているって感じですよね。
私にとってのチェットは”だんとつ”です!
Chet (Riverside / '59)
SEXTET & QUARTET (Music / '59)
It Could Happen To You (Riverside / '58)
意識して選ばなかったアルバムがあと1枚。
「シングス」から入りましたか。久間十義さんの小説「聖ジェームス病院」に、「チェット・ベイカーの裏返ったような奇妙な肉声」という件があります。妖しげな奇妙さは筆舌し難い魅力があります。
エヴァンスと共演している「CHET」とは naru さんらしい選択ですね。フィリー・ジョーのハイハットシンバルは気づきませんでした。私の場合、油切れしたオーディオですので、いつもの不良ジョーかと思っておりました。(笑)美女に迫られても動じないクールなベイカーのジャケットはいいですねぇ。若い頃の私をみるようです。(汗!)プレイボーイ然とした姿はまさにジャズ界のジャームス・ディーンです。あっ、そうそうプレイボーイといえば埼玉では「プレイボーイ誌」が売り切れだそうです。(笑)
早速、愛聴盤を挙げて頂きありがとうございます。トップに<CHET BAKER BIG BAND>とはビッグバンドファンでしたか。いい内容です。大編成では「Baker's Holiday」が好きですね。唐突に唄いだす「Travelin' Light」は堪りません。
<PLAYBOYS>私も好きですよ。♪オレもなりたりゃあ縫い包み・・・私はこの類の「超絶変態」です。毎週日曜日にアップしておりますので、今後とも宜しくお願い致します。
YAN さんのブログを拝見しました。同じテンプレートとは何と知性と感性と変態性に溢れているのでしょう。(笑)機を改めておじゃまします。
私も、かなり偏りがあるJAZZファンですので、何か接点があるかなと思い寄らせていただきました。
せっかくですので、チェット・ベイカーの愛聴盤を3枚記させていただきます。
<CHET BAKER BIG BAND>
ビッグバンドファンとしては欠かせません。
<PLAYBOYS>
トランペットのプレーを聴くのであればART PEPPERとの共演もいいですね。
<QUINTESSENCE/STAN GETZ & CHET BAKER>
晩年の演奏と歌をゲッツと一緒に。好きなConcordレーベルということもありますが。
あのラストコンサートの「My Funny Valentaine」に相当思い入れがあるようですね。死の2週間前ともなれば貴重なドキュメントとして捉えますが、やはり衰えは隠せないようです。その弱々しさが一層愛おしさに拍車がかかるのでしょうか。哀しいヴァレンタインです。食わず嫌いのようですが、これからでも遅くありませんよ。これを機に「チェット・シングス」のヴァレンタインを聴かれてはどうでしょう。翳りのある艶と憂いのある色気がまたなんとも切ない。独り身で過ごすヴァレンタイン・デイにこれを聴くと涙が止まりませんよ。経験者が語っているのですから間違いありません。(笑)
今週はチェット・ベイカーさんということでコメントに迷い、一度は長々と書いたのですがなにやら独り言っぽくなってしまい、書き直しです。というのはチェットの演奏ではあのラストコンサートの「My Funny Valentaine」しか知らないと言っても良いくらいで、なんせ、つい最近、この世で一番哀しい音楽なのではと思っているのですよ。そして驚いたのはあのジャケ写真のころの演奏もその片鱗が随所にあって、食わず嫌いで損したなぁ~というのが正直なところです。
あ~ぁ、やっぱり独り言のようだわ。
石原小説は、初期の「処刑の部屋」、「完全な遊戯」等、若者の断面を切り取ったセックスと暴力には批判が多かったようですが、私は少なからず影響を受けました。また、高校生の時に読んだ「野蛮人のネクタイ」や「野蛮人の大学」では大学や大学生に憧れも抱きました。主人公は勉強のしない学生でしたが・・・(笑)
ベイカーの最近の評価が高いのは映画「Let's Get Lost」の影響でしょうか。どうあれベイカー、またウエスト・コースト・ジャズが見直されるのは喜ばしいことです。黒人ジャズ至上主義を否定するものではありませんが、黒人間から批判の多い中、マイルスがエヴァンスを使ったように肌の違いはあれどジャズの本質であるスウィング感を持っているなら関係ないと思います。ジャズは人種を超えた世界共通語なのでしょうね。
ラス・フリーマンと演っているパシフィック・ジャズ盤はベスト1に選びましたが、ウエストの香りたっぷりでベイカーの魅力をあますことなく伝えています。女性のジャズファンが増えた名盤ですね。
アンドリュー・ヒルはモダンジャズを聴き慣れた耳には違和感があるのでしょうが、その時代の先端を行っておりました。ベイカーもまたウエスト・コースト・ジャズの先端を独走していたと思います。
ベイカーは miyuki さん同様「シングス」から入った方が多いようですね。私は最初にトランペットを聴きましたので、あのヴォーカルは趣味程度にしか捉えていなかったのですが、なかなかに味があります。歌心に溢れております故、歌物のテーマを奏でる美しさはダントツです。
ベスト3中、2枚が私と同じとはどこまで気が合うのでしょう。お会いする機会があり、お別れする時は Duke Is Back と言ってください。(笑)
北海道は桜桜桜だそうですね。
九州北部は五月の過ごしやすいサイコーの時節です。
さて、石原小説はかれこれ30年くらい前の中学から高校にかけて読みました。
近頃もう一度読んでみたいと思うのですヨ。すでに手元にはありませんが・・・
チェット・ベイカーは、30年くらい前よりも、最近のほうが評価が高いように思います。と言うか、ウエスト・コースト・ジャズ自体が見直されて来ている様ですね。
私は、黒人ジャズ至上主義者だった時期があり、ベイカーはあまり聴いていませんでした。
でも聴いてみるとなかなか良い。ウエスト・コースト・ジャズの中心にいた事も理解できるようになりました。
ベスト3をあげるほど聴きこんでおりませんので、今回は一枚だけにさせて下さい。
パシフィック・ジャズの「チェット・ベイカー」(ラス・フリーマンと演っているやつです。)
では、では、
書き込みできなかったのですが、今週は大丈夫でした(笑)。
チェット・ベイカーは「シングス」から入りました。
だから、始めはヴォーカルが主なのかと思ってしまいました(汗)。
ヴォーカルも悪くないですが、トランペットの方が好きです。
アルバムの数が多いので、結構持っていたような気がしましたが、実際は意外と少なかったです。
50年代後半のバッパーとしての演奏が優れていると思います。
それに、歌物でいい演奏をしているような気がします。
1.In New York
2.Sings & Plays
3.Chet Is Back
先週は過去最高の週間アクセス539を記録しました。「アンドリュー・ヒル」のキーワードで訪れた方が多いようでした。ということはヒルは「ヴィトン」よりも人気があるということでしょうか。(笑)「石原慎太郎」「ヨットレース」等でご覧になられた方も是非コメントお寄せください。
管理人チェット・ベイカー・ベスト3
Quartet With Russ Freeman (Pacific Jazz)
Sings & Plays (Pacific Jazz)
In New York (Riverside)
アルバム数の多いチェット・ベイカーです。また、ペットは好きだけれどもヴォーカルは認めない(笑)という方。ベスト3は喧々諤々と思われます。私は73年カムバック以降はあまり聴きこんでおりませんので50年代に集中してしまいました。皆さんのお気に入りのアルバムお寄せください。今週もたくさんのコメントお待ちしております。