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・・・ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズ、アート・ブレイキーなどのモダン・ジャズのレコードが山とありました。ところが彼がかけたのはジャッキー・グリースンでした・・・水谷良重、現二代目水谷八重子が半生を記した著書「あしあと」の一節で、ジャズ歌手としてデビューしただけあって、スタンダード・ナンバーやジャズメンの名前がすらすら出てくる。一女優の半生は、日本の芸能史であるとともに日本のジャズ史の足跡をみるようだ。
ジャッキー・グリースンと聞いて映画ファンが思い出すのは、ポール・ニューマン主演の「ハスラー」であろうか。ニューマンと白熱のビリヤード・シーンを展開したミネソタ・ファッツ役を演じていた。俳優でありながらオーケストラを率いる指揮者、それも女性を音楽で酔わせるテクニックなら右に出るものはいないという音の魔術師である。甘美なメロディをストリングスでどこまでも甘くというのはムード・ミュージックのセオリーなのだが、グリースンはただ甘いだけでなく、その曲の最も美しい部分をより美しく表現するツボを心得ているのだ。BGMとして聞き流されるムード音楽という括りでは収めきれない高い音楽性を持っている。
うっとりとした女性のジャケットは、「Music to Change Her Mind」で、タイトル通り彼女の心を変える音楽の玉手箱だ。「You've Changed」に始まり「All by Myself 」、「You and the Night and the Music」と、口説き文句が倍加して出てくる曲が並び、究めつけは「Dancing in the Dark」である。フレッド・アステアがミュージカル「バンド・ワゴン」で優雅なダンスを披露した曲で、「ザッツ・エンタテイメント」でも名場面として紹介されたほどの踊るには最高の曲のひとつである。グリースンのこの曲で踊るなら、そっと抱き寄せるだけでいい。音の魔術は言葉を必要としないだろう。
冒頭の回想は水谷良重が白木秀雄の部屋に行ったときのことだ・・・何も考える暇もなく生まれて初めて、一線を、越えてしまったんです・・・当時一流のドラマーは、グリースンを選ぶ一流のプレイボーイでもあった。
ジャッキー・グリースンと聞いて映画ファンが思い出すのは、ポール・ニューマン主演の「ハスラー」であろうか。ニューマンと白熱のビリヤード・シーンを展開したミネソタ・ファッツ役を演じていた。俳優でありながらオーケストラを率いる指揮者、それも女性を音楽で酔わせるテクニックなら右に出るものはいないという音の魔術師である。甘美なメロディをストリングスでどこまでも甘くというのはムード・ミュージックのセオリーなのだが、グリースンはただ甘いだけでなく、その曲の最も美しい部分をより美しく表現するツボを心得ているのだ。BGMとして聞き流されるムード音楽という括りでは収めきれない高い音楽性を持っている。
うっとりとした女性のジャケットは、「Music to Change Her Mind」で、タイトル通り彼女の心を変える音楽の玉手箱だ。「You've Changed」に始まり「All by Myself 」、「You and the Night and the Music」と、口説き文句が倍加して出てくる曲が並び、究めつけは「Dancing in the Dark」である。フレッド・アステアがミュージカル「バンド・ワゴン」で優雅なダンスを披露した曲で、「ザッツ・エンタテイメント」でも名場面として紹介されたほどの踊るには最高の曲のひとつである。グリースンのこの曲で踊るなら、そっと抱き寄せるだけでいい。音の魔術は言葉を必要としないだろう。
冒頭の回想は水谷良重が白木秀雄の部屋に行ったときのことだ・・・何も考える暇もなく生まれて初めて、一線を、越えてしまったんです・・・当時一流のドラマーは、グリースンを選ぶ一流のプレイボーイでもあった。
「あなたと夜と音楽と」をはじめ多くの曲を残したアーサー・シュワルツの「ダンシング・イン・ザ・ダーク」は、うっとりする美しいメロディが印象的でして、女性を口説くには最高の曲でしょう。お好みのヴァージョンをお寄せください。ヴォーカルも数多くあるのでしょうが、咄嗟に思い浮かべることができません。お薦めのアルバムもお待ちしております。
管理人 Dancing in the Dark Best 3
Bill Evans / Trio 64 (Verve)
Cannonball Adderley / Somethin' Else (Blue Note)
Dancing In The Dark / Sonny Rollins (Milestone)
ジャッキー・グリースンのファンの方も魅力をお寄せください。
今週もたくさんのコメントをお待ちしております。
この曲については、私にとってキャノンボールの
「Somethin Elsa」が殆ど唯一絶対無二のヴァージョンで、
はっきり言いましてこれ以外は何を聴いても、
あまり心を動かされません。
マイルス抜きのカルテットの演奏で、しかも
ピアノのハンクもベースのサム・ジョーンズも
いっさいソロを取らずに、キャノンボールが最初から
最後まで吹きまくる、という構成は、
マイルスの発案によるものなのか、
キャノンボール自身が希望した結果なのか、
定かではありませんが、実に心憎い演出です。
実は私自身はキャノンボールについては、ちょっと
テクを誇示しすぎる嫌いがあって、必ずしも大好きな
プレイヤーというわけではないのですが、
このアルバム、そして特にこの曲に関しては、
彼のいいところが最大限に発揮されていて、
かつ短所が殆ど顔をだしていないのではないか、
と思っております。
特に、アルペッジオを連発しながら駆け下りるような
エンディングが堪らなく好きで、聴きはじめのころ
LPをヘビー・ローテしたのを、懐かしく思い出します。
これから出かけますので、その他のヴァージョンについては、
また後ほど。
枯葉の「名演」に始まり、ダンシング・イン・ザ・ダークで終わる「名盤」は、主導権がマイルスにあるとはいえ、リーダーのクレジットに恥じない名ソロに圧倒されます。キャノンボール名義でブルーノートに録音して、ライオンの恩情に応えたマイルス秘話は涙ものです。結果ブルーノートを代表する名盤が生まれたわけですが、非の打ち所がない完璧な演奏は繰り返し聴いても飽きませんね。
ダンシング・イン・ザ・ダークは、レナード・フェザーのライナーによりますと、サラ・ヴォーンが歌う感じに似ていると思ったからキャノンボールにやらせた、とマイルスは言ったそうです。枯葉でマイルスが歌うように、ここではキャノンボールは情感豊かに歌っておりますね。
この曲はやはり25様同様、「サムシン・エルス」が一番印象的です。
キャノンボール・アダレイ名義のアルバムですが、どうしてもマイルスの・・・と言われてしまいますね。
全体としてマイルスのコンセプトに基づいて作られているアルバムだと思います。
ワン・フォー・ダディ・オーのラストでは、マイルスがアルフレッド・ライオンに話しかけるところも録音されているし・・・。
しかし、ダンシング・・・は、マイルス抜きと言う事もありキャノンボールの素晴らしさが全面に出ていると思います。
歌心溢れるプレイ・・・痺れます。
残りの2枚・・ロリンズ、エヴァンス以外にも良い演奏がなかったか探してみます。
やはり「サムシン・エルス」でしたか。事実上マイルスがリーダーですが、便宜上のキャノンボールもいい仕事をしておりますね。キャノンボールのソロは名前に似合わず繊細なところがあります。リーダー作では豪快さをみせますが、やはりここはマイルスに合わせたのでしょう。ダンシングでキャノンボールに吹かせたのは、マイルスが立てたのでしょうね。
名曲ですので多くのプレイヤーが取り上げているのでしょうが、曲の持つ繊細さを端的に表現したのはエヴァンスと思います。頭をすっぽり鍵盤に埋めた姿を描きながら聴くとたまりませんね。勿論灯りを消してです。(笑)
聴いたことがなかったので、あらためて聴き直しましたが、
なかなかいい内容ですね。
ピーコックのベースもいい。
ロリンズのは持っていなかったので、注文しました。
他には、僕の大好きなディック・モリシーts の
線路ジャケ盤にも収録されておりますが、こちらは
わりとアッサリ気味でちょっと物足りない。
意外とよかったのが、ハープのドロシー・アシュビーの
「Hip Harp」(Prestige)
スインギーなナンバーだと、どうしてもハープの場合
付いていけない感じになってしまうので、割を食って
気の毒なんですけど、こういうロマンチックな曲なら
ハープ・ヴァージョンも悪くない。
ヴォーカルで、すぐ思いつくのは何と言っても、
「Devil May Care/ Teri Thornton」(Riverside)。
中音域の伸びが印象的な、豊かなヴォーカル。
ミディアム・テンポで情感たっぷりに歌ってます。
ノーマン・シモンズのアレンジによる歌伴も、素敵です。
他に、ダイアナ・クラールの「The Look of Love」と、
ジェーン・モンハイトの「Taking A Chance On Love」にも。
ボサノヴァ調の前者はまずまずでしたが、超スローテンポの
後者は、やや冗長かつ平板な印象でした。
ですが、実はあまりフレッドのこの歌は好きではない
のです。何故か眠たくなるようなあのスローな運び
は私にとって一番フレッドの良さが生かされてない曲
なのであります。
52年のOscarのピアノとギターがBarne
y.Kesselがバックだったか。
一度聴いたらもう”あかん!”って感じたのでした。
これじゃ歌が入ってないほうがうんといいぞ!って
思ってしまったほど。。大好きなフレッドの事をこう
いう風に言うのは辛いが(本音です)!
でもヴォーカルものではDiana Krallが
いいですね。これは文句なしにいいです。
彼女は完全にこの曲を自分のものにしていて
聴いていても居心地が良いというか、大好きです。
他にはTeri Thorntonが思い浮かびます。これは25-25さんも出しておられますが。
ちょっとアップテンポで心が躍ります。
大好きなキャノンボールを忘れておりました。サムシンエルスは、枯葉ばっかり聴いておりまして・・・・早速、聴き直しました。素晴らしい!よって、ボクのベストは、この二つです。ここのところ、ベスト3が選べなくて、ちょっと悔しいです。
話は変わりますが、先週の話題だった、エロール・ガーナーのコロンビア盤2枚組LP「パリの印象」をヤフオクでゲットしました。モノラル盤で2200円でした。これって、安いですよね!今から到着がとても楽しみです。皆さんの書き込みは、とっても勉強になります。dukeさん、いつも良いレコードの紹介をありがとうございます。
パーカーのWith Stringsでは、ハープの音で始まるのがいいですね。
ピアノではビル・エバンスの「トリオ’64」かしら。というか、これしか浮かびませんでした。これは、ベースのゲイリー・ピーコックがまた良いです。あと、Somethin' Elseも外せません。
1.Charlie Parker / With Strings
2.Cannonball Adderley / Somethin' Else
3.Bill Evans / Trio 64
Come Dance with Me(Capitol)に入っています。コレが一番で、そのあとはナシ。