ロックは聴かないし、ドラムも叩かない。音楽ゲーム「DrumMania」で遊ぶでもないが、ロック界を代表する19人のドラマーのインタビューを中心に構成されたドキュメンタリー映画「COUNT ME IN 魂のリズム」を観た。恥ずかしながら名前と顔が一致するのはカルロス・サンタナの妻で「女トニー・ウィリアムス」と呼ばれるシンディ・ブラックマンだけだったが、それぞれドラム愛に満ちた話は興味深い。
スティックを持つきっかけになった一曲は小生が10代の頃に流行ったものばかりで思わずニヤリだ。ゴールドディスクを受賞したザ・サファリーズの「ワイプ・アウト」。ロン・ウィルソンのソロにしびれた少年少女は数知れない。セッションドラマーで「Teen Beat」のヒット曲もあるサンディ・ネルソンに魅せられた人もいる。意外にもドラマーとして評価が高いリンゴ・スターに、涼しげな顔で熱いリズムを刻むチャリー・ワッツ、スティックを廻したり空中に放り投げてはキャッチするキース・ムーン等々憧れのビッグネームが並ぶ。勿論バディ・リッチにブレイキー、ローチ、エルヴィンの名も挙がる。
そしてヘヴィメタルバンド「IRON MAIDEN」のニコ・マクブレインは、「デイヴ・ブルーベック・カルテットのジョー・モレロの様になりたい」と語った。日本のジャズファンの間ではあまり評価されないだけにこれは嬉しい。華麗さや派手さもない地味なドラマーながら端正でよく歌う。ライブやセッションで「Take Five」をリクエストするとドラムソロは漏れなくモレロのあれになる。ジャズドラマーを志した人なら必ず練習するソロだ。初期のリーダー作「It's About Time」を出してみた。フィル・ウッズを鼓舞するバスドラムの激しさと、まだ10代のゲイリー・バートンをフォローする優しいシンバルワークにため息が出る素晴らしい作品だ。
ツー・バスにダブルペダル、リモートハイハット、シズルシンバル・・・限りなくヴァリエーションが広がるのがドラムという楽器だ。それだけにテクニックは勿論のこと個性が問われるが、登場した面々は揺るぎない音楽観を持っている。数十年ロックを聴いていないが、ギターの轟音に負けない熱いリズムに酔いたくなった。この夏、野外ライブに出かけてみようか。Count me in・・・小生も参加します。
スティックを持つきっかけになった一曲は小生が10代の頃に流行ったものばかりで思わずニヤリだ。ゴールドディスクを受賞したザ・サファリーズの「ワイプ・アウト」。ロン・ウィルソンのソロにしびれた少年少女は数知れない。セッションドラマーで「Teen Beat」のヒット曲もあるサンディ・ネルソンに魅せられた人もいる。意外にもドラマーとして評価が高いリンゴ・スターに、涼しげな顔で熱いリズムを刻むチャリー・ワッツ、スティックを廻したり空中に放り投げてはキャッチするキース・ムーン等々憧れのビッグネームが並ぶ。勿論バディ・リッチにブレイキー、ローチ、エルヴィンの名も挙がる。
そしてヘヴィメタルバンド「IRON MAIDEN」のニコ・マクブレインは、「デイヴ・ブルーベック・カルテットのジョー・モレロの様になりたい」と語った。日本のジャズファンの間ではあまり評価されないだけにこれは嬉しい。華麗さや派手さもない地味なドラマーながら端正でよく歌う。ライブやセッションで「Take Five」をリクエストするとドラムソロは漏れなくモレロのあれになる。ジャズドラマーを志した人なら必ず練習するソロだ。初期のリーダー作「It's About Time」を出してみた。フィル・ウッズを鼓舞するバスドラムの激しさと、まだ10代のゲイリー・バートンをフォローする優しいシンバルワークにため息が出る素晴らしい作品だ。
ツー・バスにダブルペダル、リモートハイハット、シズルシンバル・・・限りなくヴァリエーションが広がるのがドラムという楽器だ。それだけにテクニックは勿論のこと個性が問われるが、登場した面々は揺るぎない音楽観を持っている。数十年ロックを聴いていないが、ギターの轟音に負けない熱いリズムに酔いたくなった。この夏、野外ライブに出かけてみようか。Count me in・・・小生も参加します。
映画『COUNT ME IN 魂のリズム』はマニアックな作品ながら、ここ札幌では上映が4週目に入りました。音楽映画を観る人が多いのは嬉しいですね。
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映画『COUNT ME IN 魂のリズム』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=WZpVwArNnL0
私が根城にしているジャズスポット「DAY BY DAY」のリーダーでドラマーの佐々木慶一さんのレッスン生による発表会が5月5日(日曜日)18時から同所で開かれます。一般のお客様も鑑賞できますので、是非どうぞ。