![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/63/cd4bb8ace45381b4f3e35c5945147327.jpg)
あけましておめでとうございます。昨年は多くの方にご覧頂き、またコメントも多数お寄せ頂き楽しい1年でした。2年目に入ったアドリブ帖ですが、今年も毎週日曜日更新を目標にしておりますので引き続きご覧頂ければ幸いです。
ここ数十年、年明けの音出しは「世界は日の出を待っている」に決めている。レス・ポール&メリー・フォードのヒットで知られるこの曲の決定的名演は、ジョージ・ルイスの「ジャズ・アット・オハイオ・ユニオン」に収められていて、「マレロのサンライズ」と呼ばれているものだ。ニュー・オーリンズ・ジャズに欠かせないバンジョーをそう多くは聴いていないが、ローレンス・マレロの6分を超えるバンジョーソロを上回る演奏には出会ったことがない。2枚組のアルバムとはいえ、この一曲、いやこのソロを聴くだけでも傍に置いておく価値がある。
このアルバムは54年のオハイオ州立大学のライブ盤で、ディスク・ジョッキーという海賊まがいのレーベルで発売された。真偽は定かではないが、隠し録りされたとも云われ、何らかのトラブルで発売後2ヶ月でシュワンのカタログから消えている。当然発売枚数は少なく、100セットを超すと税金の対象になることからオリジナル・プレスは100セット以下ともいわれている超が付く幻の名盤である。日本に入ってきている枚数は僅かで、コレクター間では誰が持っているかに就いては詳細な情報が交換されていたという。
ニュー・オーリンズ・ジャズに造詣が深い河野隆次さんの尽力によって徳間音楽工業から再発されたのは74年のことであった。再発のニュースが流れたとき制作部に、発売したら会社を灰にするぞという脅迫紛いの電話もあったという。オリジナル盤所有者のコレクター心理も分からぬわけではないが、名演は広く聴かれて初めて名盤になる。20年間、マレロのサンライズは陽の目を待っていた。
ここ数十年、年明けの音出しは「世界は日の出を待っている」に決めている。レス・ポール&メリー・フォードのヒットで知られるこの曲の決定的名演は、ジョージ・ルイスの「ジャズ・アット・オハイオ・ユニオン」に収められていて、「マレロのサンライズ」と呼ばれているものだ。ニュー・オーリンズ・ジャズに欠かせないバンジョーをそう多くは聴いていないが、ローレンス・マレロの6分を超えるバンジョーソロを上回る演奏には出会ったことがない。2枚組のアルバムとはいえ、この一曲、いやこのソロを聴くだけでも傍に置いておく価値がある。
このアルバムは54年のオハイオ州立大学のライブ盤で、ディスク・ジョッキーという海賊まがいのレーベルで発売された。真偽は定かではないが、隠し録りされたとも云われ、何らかのトラブルで発売後2ヶ月でシュワンのカタログから消えている。当然発売枚数は少なく、100セットを超すと税金の対象になることからオリジナル・プレスは100セット以下ともいわれている超が付く幻の名盤である。日本に入ってきている枚数は僅かで、コレクター間では誰が持っているかに就いては詳細な情報が交換されていたという。
ニュー・オーリンズ・ジャズに造詣が深い河野隆次さんの尽力によって徳間音楽工業から再発されたのは74年のことであった。再発のニュースが流れたとき制作部に、発売したら会社を灰にするぞという脅迫紛いの電話もあったという。オリジナル盤所有者のコレクター心理も分からぬわけではないが、名演は広く聴かれて初めて名盤になる。20年間、マレロのサンライズは陽の目を待っていた。
記事にありますように私は毎年、最初に聴くアルバムは「オハオイ・ユニオン」です。
皆さんが今年最初に聴きたアルバムは何でしょうか。
参考にさせていただきます。今からネタ探しの用意です。(笑)
今年もたくさんのコメントお待ちしております。
話変わって.「世界は日の出を待っている」ですが、昨日のレコードコンサートに、常連のNさんが、80年のオーレックスジャズフェスティバルのアナログ盤を4枚持って来て下さいました。その中に、キング・オブ・スイング ベニー・グッドマンの演奏する「世界は日の出を待っている」がありました。ピアノはテディ・ウイルソン!この当時、おそらく70歳は過ぎているであろう、ベニー・グッドマンですが、素晴らしいテクニックで、音楽を演奏することの喜びに満ちあふれた、凄い演奏でした。観客のリアクションも素晴らしいです。なにせ6万人動員したという事ですから!この頃は、ジャズが熱く燃えていたのですね!DUKEさんに教えていただき、安くゲットできた、ジョージ・ルイスの同盤のCDは、宝物です。マレロのバンジョー・ソロは何度聴いても、痺れます!
「オハイオ・ユニオン」は未聴でしたか。当時のジャズ喫茶はモダンが主流でしたから、置いている店は少なかったのでしょうね。サンライズはニューオリンズジャズの定番でして多くの録音があります。マレロ以外では、Alligator Jazz Club 自主制作盤のアルトン・パーネル、神戸デキシーランドジャズ協会自主制作盤「デキシーランドジャズ・ジャズ・パーティ」が好きですね。コールマン・ホーキンスも Verve 盤(タイトル失念)で取り上げておりました。記事にありますように、マレロのバンジョーソロを聴くだけでも買う価値があると断言できます。CD も出ているようです。数百万円するオリジナルで聴けとは言いませんから・・・(笑)
ジャズ批評誌のデヴィッド・ストーン・マーチンの一文興味深く拝見しました。鋭い洞察力に脱帽です。写真では伝わってこない7インチ、10インチ、12インチの感覚は同感です。
皆さん、ジャズ批評誌1月号「愛しの10インチ盤」にbassclef さんが寄稿されています。是非立ち読みしてください。(笑)
初聴きは「ライムハウス・ブルース」でしたか。キヤノンボールとコルトレーンのバトルは2007年のスタートに相応しいですね。火の噴く二人のバトルのような熱い一年にしたいものです。
「世界は日の出を待っている」はベニー・グッドマンもお好きなようで、ライブではよく演奏しているようです。楽しい曲ですのでお祭り騒ぎのジャムセッションには欠かせないですね。有名な38年のカーネギーホールでこの曲を演奏しなかったのは、格式あるホールだったせいでしょうか。このコンサートでもテディ・ウイルソンが参加しております。80年のオーレックスジャズフェスティバルまで実に長いキャリアですが、変わるとのないあの絶妙なスウィング感には驚かされますね。
マレロのバンジョー・ソロは聴いて良かった、買って良かった、持っていて良かったの三拍子ですね。未聴のかたは買わなきゃ損、持たなきゃもっと損、聴かなきゃ一生の損です。(笑)
だから、このアルバム、興味津々です。
私の今年の初聴きはElla Fitzgeraldの
「AT THE OPRAHOUSE」でした。ヴォーカルというのは、自分でもちょっと意外でしたが、このCDの
ILL WINDが特に好きなのです。
次に聴いたのは(誰もそんなこと聞いてない)、Charlie Parkerの「STORY ON DIAL VOL.1」ですが、
これはフェイマス・アルトブレイクが入っているからです。私はパーカーが大好きなので、これは欠かせないです。
エラフィッツのオペラハウスとは本人も意外なら私も意外でした。アニタのシングス・ザ・モストかと思っておりました。
miyuki さんになりすました私のコメント
貴方、年末にワンダフル・ワールド、私、年始にス・ワンダフル・・・( )・・・ハートマークが入る場合もあり(笑)
私もmiyuki さん同様モダンから入りました。リアルタイムで聴いているのはマイルスで言うと65年の ESP でしょうか。マイルスを軸にしてもパーカーから、サッチモ、更にビックス・バイダーベックにと遡りました。ジャズ100年を数十年では掴みきれませんが、せめて「れきし」ではなく「けしき」だけでも眺めていたいですね。歴史の一こまに隠れた名盤もあります。興味津々ならば是非オハイオ・ユニオンお聴きください。違った歴史と景色が見えるでしょう。
「オハイオ・ユニオン」は、聴いたことがありませんでした。勉強になります。
今年最初に聴いたアルバムは、除夜の鐘の後に、「この素晴らしき世界」です。そして寝て朝起き、雑煮を食べながら、本田竹広の「ふるさとーOn My Mind」を聴きました。日本歌曲に取り組んだ、本田さん晩年のアルバムです。本田さんが病気のリハビリに日本歌曲を練習していたのは有名な話ですが、それがこのような素晴らしいアルバムになったのだなと思いながら聴きました。
除夜の鐘の後に、「この素晴らしき世界」とは最高のスタートですね。幸い私も同曲で最高のエンディングでした。
雑煮を食べながら、本田竹広さんの「ふるさと」とは・・・KAMI さんの出身地は存じ上げておりませんが、地方によって餅、具、だしの違う雑煮を食べながら故郷に思いを寄せたのでしょうか。
「オハイオ・ユニオン」は、私の一押しでしてnaru さんにもお薦めしました。naru さんは世界の日の出を見る思いだと感動しておりました。このイメージで日の出を撮ろうと朝早く出かけたそうです。(笑)
2枚組ですが、このマレロのサンライズをシングルカットしても売れると思いますよ。このアイデア、どちらかのレコード会社で採用して頂けませんか。企画提案料金は確り頂きます。(笑)
今年は、コルトレーンのCDを求めて聴いてみようと思います。