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全国にフランチャイズ展開している書店「ヴィレッジ・ヴァンガード」が昨年、当地にオープンした。サブカルチャー系の本をはじめCD、レコード、玩具、あらゆるグッズが空間を埋めている。設立者の菊地敬一さんはジャズが好きで、店名はアメリカのジャズクラブに由来し、店名のロゴはソニー・クラークの「クール・ストラッティン」に倣っている。ジャズファンなら一度は訪れてみたい本屋だ。菊地さんが道東出身ということもあり陰ながら応援している。
数々の名演を生んだジャズクラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」は35年にオープンした。オーナーのマックス・ゴードンは、彼が声を掛ければ大物ジャズメンも出演したという顔役で、自伝的な著書「ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード」にはジャズ界の裏話が書かれていて興味深い。みんなが休む月曜日もオープンし、多くのジャズメンに演奏の機会を与えた功績は大きい。サド・ジョーンズとメル・ルイスの双頭バンドを誕生させたのもゴードンのアイデアによる。多くのジャズクラブが閉鎖される中、長きに亘って経営を存続できたのはジャズを愛し、プレイヤーを信頼し、ユダヤ商法的経営手腕によるものだろう。
ゴードンお気に入りのソニー・ロリンズやビル・エヴァンスのヴァンガード・ライブ盤は名盤の呼び声が高いが、ジュニア・マンスのライブ盤も見逃せない一枚だ。ファンキーでソウルフルなピアノと形容されるマンスだが、初めて耳にしたとき感じたのは黒っぽさだった。ダラー・ブランドやホーレス・パーランも黒っぽいピアノだが、ブランドの黒さはアフリカ的であり、パーランはゴスペル、そしてマンスはブルースの黒さだと思う。ライブならではの乗りのいいブルースで自然に体が揺れたとき少しばかり黒っぽい感覚に近づいたような気がした。
子どもの頃、お菓子やオモチャが所狭しと並ぶ駄菓子屋は、少ない小遣いで楽しめる夢宇宙であった。そんな夢空間を見るような書店「ヴィレッジ・ヴァンガード」で忘れかけていた童心を探すのも楽しい。菊地さんの著書のタイトルは、「ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を」だ。
数々の名演を生んだジャズクラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」は35年にオープンした。オーナーのマックス・ゴードンは、彼が声を掛ければ大物ジャズメンも出演したという顔役で、自伝的な著書「ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード」にはジャズ界の裏話が書かれていて興味深い。みんなが休む月曜日もオープンし、多くのジャズメンに演奏の機会を与えた功績は大きい。サド・ジョーンズとメル・ルイスの双頭バンドを誕生させたのもゴードンのアイデアによる。多くのジャズクラブが閉鎖される中、長きに亘って経営を存続できたのはジャズを愛し、プレイヤーを信頼し、ユダヤ商法的経営手腕によるものだろう。
ゴードンお気に入りのソニー・ロリンズやビル・エヴァンスのヴァンガード・ライブ盤は名盤の呼び声が高いが、ジュニア・マンスのライブ盤も見逃せない一枚だ。ファンキーでソウルフルなピアノと形容されるマンスだが、初めて耳にしたとき感じたのは黒っぽさだった。ダラー・ブランドやホーレス・パーランも黒っぽいピアノだが、ブランドの黒さはアフリカ的であり、パーランはゴスペル、そしてマンスはブルースの黒さだと思う。ライブならではの乗りのいいブルースで自然に体が揺れたとき少しばかり黒っぽい感覚に近づいたような気がした。
子どもの頃、お菓子やオモチャが所狭しと並ぶ駄菓子屋は、少ない小遣いで楽しめる夢宇宙であった。そんな夢空間を見るような書店「ヴィレッジ・ヴァンガード」で忘れかけていた童心を探すのも楽しい。菊地さんの著書のタイトルは、「ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を」だ。
今年最初の何でもベスト3企画、ブルージーなジュニア・マンスはいかがでしょう。リーダー作は多くありませんが、フェイバリット3、この一枚、お聞かせください。
管理人マンス・ベスト3
Junior (verve)
The Soulful Piano (Jazzland)
At the Village Vanguard (Jazzland)
今週も皆さんのコメントお待ちしております。
私は持っているのは3枚だけなので、ベスト3というと選ぶまでもなく、この3枚になってしまう・・・。
うー、ちょっと苦しいかな。
持っているのは
「Junior」
「The Shadow Of Your Smile」
「Yesterdays」
ですが、「The Shadow Of Your Smile」と「Yesterdays」は、イマイチという感想なのです。
しかし、「Junior」はいいです。これが一番好きです。レイ・ブラウンのベースが、よりマンスを引き立てているように思います。
「The Soulful Piano」というの、聴いてみたいです。
仰るようにレイ・ブラウンの好演が光る一枚です。「The Soulful Piano」はタイトルのごとくソウルフルです。こちらはアート・ペッパーと付き合いが長いベン・タッカーがサポートです。マンスには「ハッピー・タイム」というアルバムもありますが、こちらは文字通りハッピーです。タイトルは内容を表すですね。
>「Yesterdays」は、イマイチという感想なのです。
こちらも同意見です。美しい女性だからといって無理に合わせているわけではないですよ。(笑)
エリック・アレクサンダーの参加はまずまずですが、「Cジャム・ブルース」ではジャッキー・ウィリアムスのバタバタのタイコが曲を壊しております。これじゃ「Cバター・ブルース」です。
いつも小生のサイトに遊びに来て頂き、有難うございます。
Fのブルースでメチャクチャな事を書いたので、オヤジギャグのスカッド・ミサイルが飛んでくるかと怯えておりましたが、今回も格調高い投稿を頂、ほっとしました。(笑)
ジュニア・マンス
黒い体臭感を漂わせた、ブルース・フィーリング溢れるピアニスト。イカシテますね。
私も「ジュニア」が大好きです。後は「ソウルフル・ピアノ」と「ホリー・ママ」が気に入っています。
でも「ホリー・ママ」は持っていないのです。欲しいのですが金欠病で買えないのです。(泣)
では、では、
「Fのブルース」へのソロ(コメント)参加ありがとうございます。
ところでこちらはジュニア・マンスときましたか!
私はジャズは基本的にライブを聴くべし、そしてレコードもスタジオよりもライブ録音優先です。
たとえ、音が悪かろうとライブの活きたセッションがジャズの真髄だと思っています。
因みに、「ライブ アット ビレッジバンガード」等とタイトルがつくと、全部購入する癖があります。
マックスがいた頃にも行きました、マックスがいなくなって、夫人が店にいますが、夫人も温かい方で満員の時でも「入り口で立って聴いてゆけば・・・」なんて言ってくれる、これが本当のジャズクラブですよね。
今じゃ、大型のクラブは観光スポットになってしまったり、予約しか受けないで、気取ったレストラン・クラブになって入れ替えとか言い出すし・・。背後には日本資本が見え隠れして・・いやですね。
ところで、ジュニア・マンスと言えばこの三枚でしょ!
Junior (verve)
The Soulful Piano (Jazzland)
At the Village Vanguard (Jazzland)
いいですねぇー、ブルースの弾けるピアニスト・・・最近の欧州出身のジャズ・ミュージシャンの中にはハナからブルースを避けている人もいるようですね。
ブルースは共通一次試験にした方が良いのは・・・。いや偏見と独断でした
NYCへ行ったら、一度は顔を出しましょう、ビレッジ・バンガードへ。
ところで、DUKEさん「ビレッジ・バンガード」って本屋さん・・・その菊池さんがやっていらっしゃる・・
何処にあるのですか?
東京にもありますか?
情報不足ですみません、教えてください、飛んでゆきたい!
スカッド・ミサイルを飛ばそうと思ったのですが、どうやら埼玉に迎撃ミサイル完備の情報が入りましたので中止しました。今、改良型を開発中ですので楽しみにお待ちください。(笑)
「ジュニア」と「ソウルフル・ピアノ」が気に入っているとは好みが合いましたね。「ホリー・ママ」は70年代の作品では群を抜いていると思います。初リーダー作の「ジュニア」から17年後の録音ですが、ソウルフルな感覚は変わりませんね。ただひとつ注文を付けるならサイドメンでしょうか。これはヴァーヴ、リバーサイドでもいえることですが・・・リチャード・デイヴィス、エルヴィンをバックに演ってほしかったですね。
私もライブ盤を優先します。ミスタッチやミストーンが記録されるライブ盤ならではの人間臭さを感じます。パウエルの「ポートレイト・セロニアス」で、間違ってやり直すあたりはゾクゾクしますよ。あ~あ、天才も間違えるんだなぁ。凡才の私が間違っても無理ないやぁと安心します。(笑)
>最近の欧州出身のジャズ・ミュージシャンの中にはハナからブルースを避けている人もいるようですね。
欧州のプレイヤーに偏見はありませんが、ブルースを避けているというよりできないのでしょうね。文化による方法論の違いでしょうが、ジャズという共通する言語では基本となるブルースは必須だと思います。昨年問題になった高校のように必修科目を飛ばしちゃあいけませんね。(笑)
菊池さんの「ヴィレッジ・ヴァンガード」は東京にも数店舗あります。休日にでもお出かけください。大人買いに要注意です。(笑)
http://www.village-v.co.jp/
バタバタしている間に、乗り遅れてしまいました。
>Junior (verve)
The Soulful Piano (Jazzland)
At the Village Vanguard (Jazzland)
手持ちのリーダー作は、これにハッピー・タイムのみ。
Junior とSoulful Piano の1、2番は不動でしょう。
問題は3枚目ですが、私はHappy Time を推します。
Jiterbug Waltz なんていう、およそマンス「らしく」ない
選曲ながら、ちゃんとマンス「らしさ」を出している
ところを、買いました。
サイド作品の話題が出ないので、何点か出そうと
思ったのですが、意外に持っていない。
そもそも、あんまり他流試合をやらない人かな?
手持ちで目に付いたのは、
「JG/ Johnny Griffin」
「Introducing Joe Gordon」くらいでしょうか。
両盤とも、心地よくスイングするマンスのピアノが
随所に聴かれます。
あ、あとダイナwith ブラウニーにも、クレジットが
ありますね。こちらのマンスは、余り印象に残っていません。
ご不便をおかけします。
「見てるだけ」のサイトになっています。
私のせいではありませんが、悪しからず・・・と言うお知らせを、この場をお借りして、すみません。
持つべきものはリンク友達・・・「リン友」ですね。
日ごろの行いですね?(汗)
マンス「らしく」ないJiterbug Waltz ですが、ドルフィーとカークも「らしく」ないですね。三者ともウォーラー「らしい」メロディに惹かれたのでしょうか。最近といっても79年ですが、Arthur Blythe が In The Tradition で取り上げております。これがなかなかの出来でして25-25 さんにお薦めします。私はレコード所有ですのでCD発売は不明ですが、探す価値がありますよ。
1曲が気になるといえば The Junior Mance Touch (Polydor)の Tin Tin Deo です。こういった曲をやると実に上手い。
4438miles さん、こちらは「Fのブルース」の緊急基地、というより太いパイプで繋がっている友好基地ですので、いつでもどうぞ。
マレロのソロに続くソロがまだの方は、こちらでも受付ます。(笑)