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北海道日本ハムファイターズが3年ぶり6度目となるリーグ優勝を決めた。優勝どころかAクラスすら予想した解説者が一人もいなかっただけにファンの喜びは倍増だ。斎藤佑樹を開幕投手に指名したり、打てない中田翔を4番に固定したり、リリーフを出したばかりに負け試合になったりと、指導者経験のない栗山英樹監督には批判もあったが、就任1年目の優勝で采配に間違いがないことを証明した。
その監督の座右の銘は「夢は正夢」だが、ジャズの楽曲で夢といえば「ニカの夢」を思い出す。ホレス・シルヴァーが56年に書いた曲で、モンクの「パノニカ」やジジ・グライスの「ニカズ・テンポ」と同じくジャズ界のパトロンとして知られるニカ男爵夫人に捧げたものだ。世界的な大富豪であるロスチャイルド家の一族ということもあって生活に不自由がなかった夫人だが、大金持には小生のような貧乏人には想像もつかない窮屈や退屈があったようで、それを満たしてくれたのがジャズだと語っていた。ニカはミュージシャンから3つの願いを聞いているが、それを叶えるのが夢だったのかもしれない。
ニカが抱いた夢のように大きなスケールを持った曲で、シルヴァー自身が詞を付けたものをディー・ディー・ブリッジウォーターが歌うほどメロディアスでもある。初演はシルヴァーが参加したジャズ・メッセンジャーズのアルバムになるが、以降多くのカヴァーが生まれた。なかでもメロディの美しさを前面に押し出したのはカル・ジェイダーで、ライトハウスのライブながら完成度は高い。ジェイダーといえばウエストコースト・ジャズにラテン・リズムを強調したスタイルで一般市場に受けたことからコマーシャルのイメージが強いが、ヴァイヴ奏者としても一流でここでも華麗なマレットさばきが見られる。
「北海道が一番になりました」と熱く語った新人監督にはまだ日本シリーズ制覇という大きな夢が残っている。それは2004年に巨人ファンしかいないと言われた北海道に本拠地を移転して以来、応援してきた北海道のファンの夢でもあるだろう。そういえば家人が優勝記念セールや感動ありがとうセールの紙袋を抱えて嬉しそうにしていた。野球のルールを知らない人にまで栗山監督は夢を与えてくれた。
その監督の座右の銘は「夢は正夢」だが、ジャズの楽曲で夢といえば「ニカの夢」を思い出す。ホレス・シルヴァーが56年に書いた曲で、モンクの「パノニカ」やジジ・グライスの「ニカズ・テンポ」と同じくジャズ界のパトロンとして知られるニカ男爵夫人に捧げたものだ。世界的な大富豪であるロスチャイルド家の一族ということもあって生活に不自由がなかった夫人だが、大金持には小生のような貧乏人には想像もつかない窮屈や退屈があったようで、それを満たしてくれたのがジャズだと語っていた。ニカはミュージシャンから3つの願いを聞いているが、それを叶えるのが夢だったのかもしれない。
ニカが抱いた夢のように大きなスケールを持った曲で、シルヴァー自身が詞を付けたものをディー・ディー・ブリッジウォーターが歌うほどメロディアスでもある。初演はシルヴァーが参加したジャズ・メッセンジャーズのアルバムになるが、以降多くのカヴァーが生まれた。なかでもメロディの美しさを前面に押し出したのはカル・ジェイダーで、ライトハウスのライブながら完成度は高い。ジェイダーといえばウエストコースト・ジャズにラテン・リズムを強調したスタイルで一般市場に受けたことからコマーシャルのイメージが強いが、ヴァイヴ奏者としても一流でここでも華麗なマレットさばきが見られる。
「北海道が一番になりました」と熱く語った新人監督にはまだ日本シリーズ制覇という大きな夢が残っている。それは2004年に巨人ファンしかいないと言われた北海道に本拠地を移転して以来、応援してきた北海道のファンの夢でもあるだろう。そういえば家人が優勝記念セールや感動ありがとうセールの紙袋を抱えて嬉しそうにしていた。野球のルールを知らない人にまで栗山監督は夢を与えてくれた。
ニカ男爵夫人に捧げられた曲は20曲ほどありますが、なかでも「ニカズ・ドリーム」はテーマが美しいことから多くのカヴァーが生まれました。今週はお気に入りの「ニカズ・ドリーム」をお寄せください。ヴォーカルはあまり多くありませんのでヴォーカルも含めたベストです。
管理人 Nica's Dream Best 3
Horace Silver / Horace Scope (Blue Note)
Blue Mitchell / Blue Soul (Riverside)
Art Farmer / Brass Shout (UA)
他にもジャズ・メッセンジャーズをはじめフィル・ウッズ、スタン・ゲッツ、オスカー・ピーターソン、フィニアス・ニューボーンJr.、ラリー・ヤング、ウェス・モンゴメリー等々多くの名演があります。
今週も皆様のコメントをお待ちしております。
Wes Montgomery - Nica's Dream (Holland 1965)
http://www.youtube.com/watch?v=FDZ1jR5sB6M
オランダにこの人あり、と言われたピアノはピム・ヤコブス、ドラムはハン・ベニンクです。
The Jazz Messengers/COLUMBIA
Horace Scopeも良いですが、僕はこちらが一押しです。
バードとモブレーが良いし、なんたってブレイキー御大が叩くだけで文句なし!!
ブラス・シャウト はアレンジがいいのですが、ジャケがエロ過ぎて・・部屋には飾れません(笑)
どちらが勝ちあがってくるのかわかりませんが、どちらかと言うと西武の方が戦いやすいです。(笑)
トップにメッセンジャーズがきましたか。バードとモブレーのフロントも申し分ありませんが、ブルー・ミッチェルとジュニア・クックも負けておりませんよ。特にクックは生であの垂れ流し(笑)のソロを聴いておりますので、つい重ねます。
ブラス・シャウトを飾れないとは未成年の婦女子がおられるのでしょうか。私は「Jazz Erotica」を飾っております。
「ニカの夢」は、意識して聴いたことがないので、僕には難しいお題ですが、なんとか手持ちで、挙げてみます。このあたりの、ジャズ・ミュージシャンのオリジナルも面白いのですが、ヴォーカルを聴くことも多いせいか、スタンダードに曲の嗜好が偏っているのかと反省もしています。①、②は定番ですが、
①Blue Mitchell / Blue Soul (Riverside)
②Horace Silver / Horace Scope (Blue Note)
③The Mastersounds / Plays Horace Silver (Pacific)
③は、Buddyのヴァイブ演奏が小気味いい。全体はホレスシルヴァー曲集で、注目は「Doodlin'」の方かもしれません。「クレオパトラの夢」、「I'll see You In My Dreams」、「Dream A Little Dream of Me」など、本題とずれますが、夢とつく曲はロマンチックなものが多いような気がします。
「ニカの夢」はシルヴァーの作品中ではベストに挙げたいほど気に入っております。ファンキー臭さがあまりなく洗練されたメロディですので、スタンダードとしてこれからも演奏されるでしょう。
トップにブルー・ミッチェルが挙がりましたね。私は2位に選びましたが、ホレス・スコープといい勝負です。リーダー作だけありミッチェルも張り切っておりますし、良く歌っております。
そしてモンゴメリー兄弟の「The Mastersounds」もありましたね。オリジナル盤はけっこう高値でしたので敬遠しておりましたが、最近CDで聴きました。レコードで聴きたくなるようなヴァイブの響きです。
夢とつく曲はジョニー・マーサーの「Dream」をはじめロマンチックなものばかりですね。このキーワードは皆詩人にさせるようです。メロディはどの曲も印象深いですね。
サブー・マルティネスもありましたね。カル・ジェイダーもラテンスタイルでノッておりますが、サブーはそれに輪を掛けたノリようです。この廉価ボックスシリーズにはカル・ジェイダーもありましたが、これだけでベストが選べるかもしれません。サブーのベストも面白そうですね。このボックスには入っておりませんが、スウェーデン録音の「Afro Temple」も素晴らしい内容です。
先日azuminoさんがOverSeasに来てくださって、Dukeさまのお話をしていました!
Nica's Dreamの曲、大好きです。
私はやっぱりドン・バードとモブレーのアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズが好きです。
ヴォーカルは、バックはさておき、ディー・ディー・ブリッジウォーターのHシルヴァー・トリビュート""Love & Peace" に一票です。
ニカ夫人はヴィレッジ・ヴァンガードで見たことがあります。外には運転手がベントレー一緒に待っていました。
上品な出で立ちに似合わない眼光の鋭さが忘れられません。ホロコーストにレジスタンスとして戦ってきた人の眼光なのかなあと思えました。
まったりしたDukeさんの文章を久々に拝見して癒されました!またお邪魔しますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
Blue Mitchell / Blue Soul (Riverside)
これにDDブリッジウォーターが第三位、
次点がJMでOK!
何しろ見つけた!
・・・ジャズ界のパトロンとして知られるニカ男爵夫人に捧げたものだ・・・
学生時代にテストの際にアンチョコを丸写しにすると、アンチョコ中にある誤記まで写してしまって・・バレた!
という経験はジャズ狂のほとんどが経験している筈だ。
何しろジャズを聞くのに忙しく勉強などする暇が無いからだ。
しかし、時にはジャズ狂も勉強になることがある。
英語の時間、男性名詞の後ろに”NESS”を付けると女性名詞になる・・
ニカ男爵夫人は女性である・・・パトロネス・・・。
因みにニカ夫人はホテル住まいをしていたが、その部屋番号も曲名にしたのはシルバーだった、部屋には卓球台も置いてあり、モンクはそこでよくピンポンをしていた・・・そうだ・・。
頑張れ!日本ハム!
PS:先日、ドラムの小山太郎君に会いました、DUKEさんに宜しくと言ってました。
しかし、人の揚げ足を取ることは楽しいものだ!(爆笑)