300万枚を所有している世界一のレコードコレクター、ポール・マウヒニィ氏には遥か及ばないだろうが、世にレコードの収集を趣味にしている方は多い。三度の飯を抜き、中古レコード店のバーゲンセールにいち早く並び、集めたレコードは、整理に追われ、置き場所に悩みながらも増えるコレクションを見るだけで満足できるものだ。本来音楽を聴くためのソフトにしか過ぎないが、聴く楽しみ以上に集める喜びもあるのがレコードの魅力でもある。
先月29日に亡くなったクリス・コナーは、女性では珍しいレコード・コレクターだった。アン・リチャーズ、ジューン・クリスティ、アニタ・オデイ、そしてクリス、ケントン・ガールズが亡くなっていくのは時の残酷さを覚えるが、在りし日の歌声を聴けるレコードのありがたみを訃報に接する度に感じる。ベツレヘムに3部作を残してアトランティックに移籍したクリスは、ここで13枚のアルバムを作り、後期は黒人ブシを取り入れ、パラマウントに移ってからはボサノヴァやポップチューンもレパートリーにする等、従来の唱法に囚われないスタイルを身に着けた。たとえそれが売るための会社の方針であっても果敢にチャレンジしたこと変りはない。
脂が乗り切ったアトランティック時代はLPだけではなく、シングル盤も18曲ほど録音している。「ミスティ」と題されたアルバムは、日本独自の企画で、そのシングル盤から選りすぐった14曲を収録しているが、エロール・ガーナー作のタイトル曲はLPに収録されなかったのが不思議なくらい素晴らしい。ジョニー・バークが付けたお馴染みの歌詞「Look at me」のクールな歌いだしからドラマティックな展開になり、愛する人と手を携えなければ独りでは歩けない弱い女心を巧みに表現している。当時、シングル盤はジュークボックス向けに作られたものがだ、街のあちこちでハスキーで深い霧に包まれた「Too misty」が流れていたのだろう。
クリスの膨大なレコード・コレクションで、いつも棚の中心に置かれていたのはおそらく自身のレコードで、一枚一枚分身のように光り輝き、また、多くのコレクターのクリスのレコードもいつまでも色褪せることもなく、いつまでも聴き継がれるに違いない。享年81歳。合掌。
先月29日に亡くなったクリス・コナーは、女性では珍しいレコード・コレクターだった。アン・リチャーズ、ジューン・クリスティ、アニタ・オデイ、そしてクリス、ケントン・ガールズが亡くなっていくのは時の残酷さを覚えるが、在りし日の歌声を聴けるレコードのありがたみを訃報に接する度に感じる。ベツレヘムに3部作を残してアトランティックに移籍したクリスは、ここで13枚のアルバムを作り、後期は黒人ブシを取り入れ、パラマウントに移ってからはボサノヴァやポップチューンもレパートリーにする等、従来の唱法に囚われないスタイルを身に着けた。たとえそれが売るための会社の方針であっても果敢にチャレンジしたこと変りはない。
脂が乗り切ったアトランティック時代はLPだけではなく、シングル盤も18曲ほど録音している。「ミスティ」と題されたアルバムは、日本独自の企画で、そのシングル盤から選りすぐった14曲を収録しているが、エロール・ガーナー作のタイトル曲はLPに収録されなかったのが不思議なくらい素晴らしい。ジョニー・バークが付けたお馴染みの歌詞「Look at me」のクールな歌いだしからドラマティックな展開になり、愛する人と手を携えなければ独りでは歩けない弱い女心を巧みに表現している。当時、シングル盤はジュークボックス向けに作られたものがだ、街のあちこちでハスキーで深い霧に包まれた「Too misty」が流れていたのだろう。
クリスの膨大なレコード・コレクションで、いつも棚の中心に置かれていたのはおそらく自身のレコードで、一枚一枚分身のように光り輝き、また、多くのコレクターのクリスのレコードもいつまでも色褪せることもなく、いつまでも聴き継がれるに違いない。享年81歳。合掌。
トラさんから寅さんの話題に広がると思われましたが、葛飾から出ないまま終わったようです。
>イチローの200コメに挑戦しましょう
1ヶ月なら余裕です
最後に、シナトラの乱暴なお題を放り込んだのだが、火がつかなかった・・・というか三ちゃんが消しちゃった?(笑)
でも60コメは凄いですね。イチローの200コメに挑戦しましょう。
Julie London / Around Midnight (Liberty)
Sarah Vaughan / Sassy Swings The Tivoli (Mercury)
Ella Fitzgerald / In Berlin (Verve)
次点 4438miles / Unknown (幻の未発表盤)
今週は1位3点、2位2点、3位1点で集計した結果、トップ14点、次いで13点、8点でした。
ジュリーとサラが圧倒的人気でした。他にもクリス、クリスティ、ミッキ・ブラウン、男性陣ではジョニー・マティスも挙げられました。それぞれに味わい深い名唱ばかりです。
今宵はお好みのミスティで霧に包まれましょう。
茶化したらいカーンよ。
ポピュラー歌手といえば、スタンダード集ではありませんが、ジョニ・ミッチェルがチャーリー・ミンガスに捧げた作品は面白かったです。
スタンダード集で探しているアルバムに岡江久美子の「Yes, I FEEL」があります。ファンが多いようでしてけっこうな値がつきます。まだ高いのが岡江久美子の写真集です。セミヌードなのにヘアーより高い。(笑)
Chaka Khanは、結構ジャズ・アルバム出していますね。
CDになっているようなので探してみます。
ここ数年ですと、シーナ・イーストンのアルバムも良かった。
リンダのは持ってはいませんが、ジャズ喫茶で
聴いたことがあります。
悪くないですね。
あと、80年代の初めにエレクトラから出た一連の
「Grifith Park Collection」のシリーズで、
ソウル歌手のチャカ・カーンがチック・コリアらを
バックに歌ったジャズ・ヴォーカル・アルバムが
ありましたね。
昔、レンタルショップで借りて聴いたんですが、
なかなかの内容でした。
結局買いそびれてしまって、その後再発もされていない
ようなので、ちょっと悔やんでいます。
ポピュラー歌手がスタンダードを歌ったアルバムも好きでついつい買ってしまう。
古くはカーリー・サイモンのトーチ集やリンダ・ロンシュタットの3部作。
ここ数年ですと、シーナ・イーストンのアルバムも良かった。
シンディ・ローパーのは、買わなかったな。
今世界で一番ジョニー・マティスが話題になっているコメント欄のようです。(笑)
2008年の盤をお聴きとはさすがですね。私は恥ずかしながら数曲しか聴いておらず、この度アルバム数の多さを初めて知った次第です。ナッキンコールのキサスや暑い夏をぶっとばせは、同じポピュラーミュージックでもよく覚えているのに、マティスが記憶の片隅なのは大ヒット曲がなかったせいかもしれません。大ヒット曲があるのに知らないだけかもしれませんが。
>コメントは予定の丁度半分に達しましたよ
お陰様で数多くのコメントをいただき、ようやくレスを返しております。他サイトに失礼しているのをこの場でお詫びします。
凡そ黒人至上主義はジャズの聴き始めくらいなものでして、聴きこむうちに変ってくるものです。大人になって世間を知ったということでしょうか。
>スタンダードよりオリジナルでないと・・・ジャズと認めなかったのであります
フリージャズ心酔者の発言ですね。スタンダードは敵だと言う尖った連中が集まっていたピットインのニュージャズホールを思い出します。
素直な若い頃は、付き合っていた女性に感化されます。その頃私は黒人至上主義ではありませでしたが、チェット・ベイカーはあまり聴きませんでした。あの中性的な声に違和感があったのでしょう。或る日、付き合っていた女性の部屋を訪ねるとベイカーがたくさんありました。私がベイカーを聴きだしたときに、彼女は米に車で留学しました。いや飛行機か。
>目指せ、100コメ!
これで50コメを越え、100コメに近づいてきました。来週のネタがありませんので、このまま続けましょうか。(笑)
モーリン・オハラあたりどうでしょう。怒った顔もステキです。あっ、今怒られてもおふくろに叱れているみたいで情けないです。(笑)
朝、車のウインドーズがくもっていました。
ヒーターで暖めてからの運転でしたよ。
ジョーニー・マティスの盤は2008年の A night to remember が一番最後に聴いたものですが、コレも普通のポピュラーミュージックって感じでした。
それでもそれが好きで聴いているわけですが、Kenny G とかのソロが入ってスムーズジャズになってますね。
Live it up はまだ聴いた事がありませんが、三具様がそう仰っているのですから、きっとジャズのエッセンスが一杯入っているのでしょう、要チェックですね。
コメントは予定の丁度半分に達しましたよ(^^)
ジャズ・シンガーになろうとしていたにもかかわらず、来上がったアルバムの多くはジャズっぽくないのは、アレンジだと思います。お薦めの Live It Up はネルソン・リドル編曲となると食指が動きます。
ネルソン・リドルは、一度ジャズ・オケ盤を話題にしましたが、機会があればまたテーマにしたいですね。タイトル「寝ると損だと編曲の鬼才リドルは徹夜した」(シ刑)
おっしゃるように聴く方の解釈なのでしょうね。
エリントンの「Don't Get Around Much Anymore」を、ドクター・ジョンが歌うと私にはジャズに聴こえますが、ポール・マッカトニーが歌ってもジャズには聴こえません。かと言ってポピュラー・シンガーやロック・シンガーがスタンダードを歌うとジャズに聴こえないわけではありません。
レイ・ノーブルの「The Very Thought of You」は、ホリデイが歌ってもエルヴィス・コステロが歌っても同じジャズに聴こえます。
>ポピュラー、女優さんも範疇です。
中学生のころブレンダ・リーとコニー・フランシスの日本ファンクラブに入っていました。勿論印刷ですが、サイン入りの写真なんか送られてくるとドキドキしたものです。
あっ、そういえばSSJにも入っていたことを先日思い出しました。机を整理したら古い会報が出てきましたよ。今は妖しげな女優の真梨邑ケイの記事がありました。会費滞納で除名されました。(笑)すいません、三具さん。
単に独り言ですか?
あるいは私に聞いてますか?
私の答は「シンガー」です。
しかし、DUKEさんの所も所詮、不毛な北の大地・・・場外乱闘にはうってつけの場・・・なんちゃって。
しかし、この様な石を放り込むとコレだけの波紋が・・・途中で目指せ100コメとか野次を飛ばすやからまで登場、もう声を出して笑ってしまいました。
因みに、私は成人式を迎えるまでは、ジャズとは黒人至上主義で、ヴォーカルはそれ自体が軟弱で亜流で、しいて許されるのは、スキャットやボーカリーズを伴い、歌のコーラス(小節)と楽器のソロの長さが同じ長さがないと・・・加えてスタンダードよりオリジナルでないと・・・ジャズと認めなかったのであります。
この極度の偏見が私のスタート地点で、今考えれば、よくぞ此処まで更生し世のため人のために生きるようになったと親も涙を流して喜んでおります。
20歳の或る日、付き合っていた女性がジュリー・ロンドンっていいわねと・・・これがきっかけで、急いで5枚ほど買って・・・これはいいねと・・・主体性の無い、軸のぶれる人生はここから始まったわけで・・・でもジュリーっていいですねぇ・・・。
<目指せ、100コメ!>
ポピュラー、女優さんも範疇です。
ジェーン・ラッセルのヴォーカル、大好きっす!!
ジョニーはサンフランシスコでの修行時代にはジャズ・シンガーになろうとしていましたし、ジャズメンとも積極的に共演していました。彼の底流にはジャズのスピリットが流れていると考えていいと思います(結果出来上がったアルバムの多くはジャズっぽくありませんが)。
I'll Buy You A Star + 4/Live It Up (Columbia → Collectors' Choice) 1961
Dukeさん、そのうちネルソン・リドルをテーマになにかお願いします!
ノーラ・ジョーンズが出てきた時にジャズって紹介されてたんですが、そのヴォーカルを聴いてあれっ?て
感じでした。私にはカントリーウエスタン的にきこえました(^^;
本人のインタヴューにも自分ではジャズとは意識しないで歌っていると言ってましたし。結局は聴く人の解釈の仕方なのでしょうか。
ボーダーがあやふやというか、無くなって来ているというか、多くの違った分野のアーティストがコラボレーションするのも、またその傾向を強くしているかもしれませんね、でもそれが楽しければ良いと思います。
個人的にジョニー・マティスは大好きなのですが私的には彼はポピューラー歌手と思っています。
6枚ほどしか持っていないのですが、スタンダートを歌っていてもやはりジャズぽくないような感じです。
ヴォーカル好きには、どうでも良いことで、
特に’50年代~60年代のアルバムについては
ポピュラー、女優さんも範疇です。
最近はフォーク・シンガーもJAZZの範疇で紹介されたりして、聴いてみないとわからない時代ですな。
ジョニー・マティスが挙がらないのは、ポピュラー・シンガーというイメージがあるのでしょう。私もほとんど持っておらず、ユ-ビーソー等数曲聴いたにしかすぎません。Goldmine の Record Album Price Guide をみると相当数アルバムがありますね。人気のほどがうかがえます。
ジャズ・シンガーかポピュラー・シンガーかといった論争はかつて盛んだったようですが、最近はあまり聞きませんね。ジャンルにとらわれず幅広く聴く傾向にあるのでしょうか。
小唄系はやはりこじんまりとしたクラブが似合います。ジュリーはホテルのディナー・ショウもいいですね。All Through the Night のジャケを見るたび、ホテルのラウンジに降りてくる姿を想像します。
>目指せ、100コメ!
いつか達成したい数字ですが、毎日平均15コメ 、それも皆さん内容濃いだけにレス返すのに徹夜ですね。(笑)
水森亜土のシャンソンは知りませんが、ジャズは歌っていたようです。25-25 さんがご紹介された Wikipedia には麻雀はかなりの腕前とあります。漫画家の福地泡介さんの著書を以前読みましたが、緻密な麻雀を打つそうです。満貫をツモルとあの声がさらに高くなるとか。(笑)
Heavenly(Columiba)
ポピュラーすぎるのかしら。
だとしたら、ジャズかポピュラーかで分けるのではなく、スタンダード・シンガーで括ったほうがおさまりやすいです。ジャズ・シンガーかポピュラー・シンガーかといった論争は不毛だと思っています。
ジュリー、ロージー、ジョー、ドリスの他には、
ダイナ・ショア、ペギー・リー、リナ・ホーンなど。
ジョニ・ジェームズやジョニー・ソマーズなんかも
ある意味そうでしょうか。
ジュリーは、その中でも、小人数のジャズ・クラブで
ひっそりと歌ってるのが似合う人ですね。
反対に、大きなホールでのコンサートとか、ホテルの
ディナー・ショウなど、大人数を相手にパワフルに
歌いまうkるのが似合う代表が、リナ・ホーン。
ロージーやドリスは、どちらでもOKって感じですね。
目指せ、100コメ!
Wikipedia によると、2004年にジャズのアルバムを
リリースしているようですね。
↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%A3%AE%E4%BA%9C%E5%9C%9F
この人、日本橋生まれの生粋の江戸っ子なんですね。
なんか、意外な感じ。
水森亜土ってイラスト描いていた人ですね。
中学生の時にファンレター出したらちゃんとご返事がきました。あの頃は私漫画家になりたかったのです。
でも彼女ってシャンソンを歌っていませんでしたか?
今でもご健在なのでしょうか?
All Through the Night を聴いて驚いたものです。
水森亜土はかつてスイングジャーナル誌のヴォーカル部門人気投票でベスト入りをしておりました。当然、あど、じゃぢゅ・かしゅでしゅう~
300万枚のコレクションやジュリー・論ドンで賑わっております。
私が愛するビリー・ホリデイにしてもストリングスをバックにすると、とてもジャズ・ヴォーカルには聴こえません。美空ひばりの鳥肌立つ「A列車」を聴いて、ひばりはジャズ歌手だという人はいないように、歌手にジャンル分けは不要と思います。
今度はキロ数で計算されましたか。一列で4時間でしたら八列で30分ですね。こんな非現実な計算も楽しいのがレコードですね。
メーター数でレコードを数えるのは昔からありますが、野口久光氏のコレクションを譲り受けた一関ベシーの菅原さんは、その量を4トン車1台と表現しておりました。さて、並べると何メーターでしょう。二関までいくのかなぁ。(笑)
ジュリー・ロンドンに関しては、25-25 さんに同意です。裸と下着姿、どちらがセクシーか、という質問ですね。(笑)
25-25 さん、「Vaughn & Violins」でも歌っていたのですか。買ったような、買わないような、探してみます。
彼女はマリリン・モンローと同じ「セクシー歌手」だと思っていたのですよ。
彼女のアルバムを聴いていくと、そういう印象が変わっていました。
じゃぢゅ・かしゅでしゅ。(水森亜土かよ!)
ジュリー・ロンドンが発端で久々の場外乱闘でしょうか。(笑)
私は、ジャンルにこだわる必要がないと思っております。
昨日、店でご常連の方と「アラウンド・ミッドナイト」を聴きました。
このアルバムの彼女の歌はジャズなんだと感じたのです。
願わくはジャズ一筋の歌手が良いなと思うのですが、ジャズとポピュラーの両方でも良いかと・・・・。
軟弱派の戯言でした。(笑)
私は、「ジャズも歌えるポピュラー・シンガー」という
理解でいます。
ロージーや、ジョー・スタッフォード、ドリスなんかと
似た立ち位置ですね。
でもまあ、そんなジャンル分けなんか、意味ないじゃん・・・
と思わせる、超素敵なヴォーカリストですよね!
しかし、彼女はジャズ歌手でしょうか・・・私の頭の中には・・米国版ムード歌謡の歌手という概念が定着しておりまして・・・。
まあ、袋叩きに会う覚悟でご質問です。(ヘルメット準備中)
誰か3億円貸してくれ、6億円(単価200円)で売って返すから・・。
でも、最近、我々の表現で流行っている、レコードを何メーター持っている?という言い方に変えると・・・300万枚×5ミリとして、1万5000メーター、つまり15キロメーター。
一列に並べたら、端まで取りに行くのに歩いて4時間はかかる・・・まあ健康にいいか。
しかし、レコードは3億円、倉庫に10億円くらいかかりそうだな・・・自動クレーンつき自動倉庫・・・
投資効果がなさそうだな・・。
これは北海道の原野の住人に任せておこう。(笑)
Tivoli は、持っていません。
辛うじて、「Vaughn & Violins」のミスティは
LPで持っていますが、これが挙がってこないのが
不思議です。
クインシーのアレンジも冴えてるし、悪くないと
思うんですけど。
サラのミスティ持って居ないんだもの...
秋深き隣は何をする人ぞ、ジャズを聴く人なり、でしょうか。
サラは私も挙げましたが、余裕のある歌いだしからグイグイ惹きつけます。ミッキ・ブラウンも人気ですね。シモーネ同様、癒し系の声質ですね。
ヴォーカルに限らずジャズは長年聴いているとやはり好みが変るものです。若い頃は迫力のあるエラやアニタを随分聴きましたが、最近は当時見向きもしなかったドリス・デイやパティ・ペイジがよかったりします。来年の秋はまた違うシンガーを聴いているでしょう。
秋がきた ヴォーカルには 厭きこない
「The Intimate Jazz Sessions Vol.1」は、TAKASHI さんがご紹介のエリック・ヴァン・リュイートとのデュオですね。飾りのないピアノとのデュオもシンプルでいいものです。イルセ・ヒュイツィンガーと読むのでしょうか。書けてもうまく発音できませんね。(笑)
エラは TAKASHI さんの好みから推測すると意外ですが、アルバム全体名唱で埋め尽くされておりますのやはりベスト入りでしょうね。
スローンもいい内容です。このアルバムでしたら、キャラヴァンやエンジェル・アイズが曲ベストでしょうか。
サリナもさり気なく霧の雰囲気をだしておりますね。
ジェーン・ハーヴェイにどのような期待をされていたのでしょう。バラードはいいと思いますがねぇ。まぁ、美女ですから多少はずれても許しましょう。(笑)
このピアノも良いです。
もう完全に秋ですね、秋の夜長は夜更かしばかりしています。季節に関係なくしてるのですが。(^^;
なんだか沢山ありそうで持ち盤が少ししか無かったです。
やはり Sarah Voughan のミスティーが一番好きです。この曲というと彼女が一番始めに頭に浮かぶのでもうこれしかないですね。
二番目は、どういう分けかまったくタイプの違うヴォーカル Mickki Brown がきました。彼女の壊れやすいガラス細工のような細い声が何故か不思議と印象に残っています。
大好きなのに最後にエラがきました。最近だんだん好みの声質やタイプが変わってきています。今まで聴かなかった色々なヴォーカルを聴いてるせいもありかもしれませんが。ヴォーカル奥が深いわぁ~
計算間違いでしたね。
1日10枚なら、800年強でした。(笑)
TAKASHI さんが、エラを選出とは、意外。
>3. As Time Goes by / Carol Sloane
しまった、これを忘れてた!
しかし、今回は・・・次点かな。
オランダの新星、Ilse Huizinga(読みにくい!)の
「The Intimate Jazz Sessions Vol.1」でも、やってます。
ピアノとのデュオでシンプルな好アイテムですが、
ベスト3には入らないですね。
1. Around Midnight / Julie London
2. Ella Fitzgerald / In Berlin
3. As Time Goes by / Carol Sloane
久しぶりにサリナ・ジョーンズも聴いてみたが、
ベスト3入りは果たせなかった。
ミッキ・ブラウン良いよね。
ジェーン・ハーヴェイのデビュー盤に入っていたんですね、
なんかねぇ、アルバムの印象が期待と違ったんだよね。
ポール・マウヒニィ氏は300万枚のコレクションを約3億円で売るそうです。いかがですか。整理するのに何年かかるのでしょう。(笑)
レコードを聴いて整理できるのはせいぜい1000枚くらいなものでして、これを越えるとレコードは買うものであり、整理は二の次になります。当然、重複、迷子、ファクトリーシールを覚悟しなくてはいけません。それでも増え続けるレコードは魅力があります。
ライブ中心のベストとは、ライブ依存症候群患者らしいですね。
Mama T.は、TAKASHI さんがご紹介された動画で久しぶりに聴きましたが、本田さんもノリノリでいいセッションです。声質は北海道で活躍する黒岩静枝さんに似ております。
オータム・イン・シアトルも山本剛お得意のナンバーばかりでいい内容ですし、大隅さんのブラシのタイミングも見事なものです。
レコードの引き取り手はここにもおりますので、ご安心ください。北海道から業者を回しますので、梱包配送のお手間を一切取らせません。(笑)
来日時にジョージ大塚をバックに録音しておりますが、未だ入手できません。発売枚数が少ないのと、すぐに廃盤になった関係であまり見かけませんね。
ベスト3はほぼ決定ですが、微妙な順位争いがありそうです。
変り種あるとは予想しておりましたが、ジェーン・ハーヴェイが挙がりましたか。いかにもグッドマン好みらしいですね。声ではなく当然、顔です。(笑)
ボブ・シールと結婚したこともある人ですが、バラードはいいですね。ミスティはRCAにも録音しておりますので、お気に入りのナンバーだったのでしょう。
クリス・コナーは、嫌みのない色気があり私もケントンガールズでは一番好きな歌手です。
一日10枚ずつ聴いたって、全部聴くのに
8千年以上かかるんですけど(笑)。
整理が悪いのは今に始まったことではない、小学生の頃から毎度言われ続けてきて耳ダコだ。
以前は8000枚これで床が危なくなり、急遽書庫を補強、次は引越しで大幅に削減。
あの世までは持って行けないから・・・もう増やさないと言いつつ、毎月コンスタントに増える、まるで新型インフルエンザのウイルスだ。
因みに、あの世まで持ってゆけない、家族にどうせ廃棄されてしまう・・・と言ったら、死んだら俺が引き取ってやると・・・のたまう御仁がいた・・サングのサンちゃんだ・・・死んでもやるものか!(笑)
しかし、Mistyは多い・・・探しようが無いくらい多い・・・。
ポップスからR&Bから下手すりゃ演歌歌手まで歌っている。
こうなりゃ「ライブが一番」の私としては・・・
1、Sarah Vaughan / Sassy Swings The Tivoli (Mercury)
2、Chris In Person/ Chris Connor
3、MAMA.T+T.Honda
次点:「オレの弾き語り」(幻の未発表盤)
この3番はMAMA.T.が座間のキャンプで歌っているかなりR&B的で本田さんがまた完璧にブルース・ミスティにしてしまっている。
結構これがご機嫌で私はこれをお手本にして歌っている。<因みにこのライブレコーディングが終ってからブレイキーが飛び入りをした録音が残っているそうだ、是非表に出して欲しいものだ>
この曲のイントロで秀逸なのは、「Seatle」(山本剛)の金子健のベースのイントロ、健ちゃんフレーズでノリのいいイントロだ。
たった3000枚程度のコレクションでもこの曲は腐るほど出てくる。
特に日本人盤に多そうだ。
しかし、クリスは惜しいことをした、もっと来日して欲しかった歌手だ。
あの世で「サウザンド ヴァイオリンズ ビギン トゥ プレイ・・・♪」と歌いつつ千のヴァイオリンが鳴り響いていることだろう・・・。
クリスもミスティも好きなので、どれを挙げようか迷います。クリスは、来日時にVictorへも録音していますね。だいたいベスト3は決まったようですが、特に異存はありません(笑)。
①Julie London / Around Midnight (Liberty)
②June Christy / The Intimate Miss Christy (Capitol)
③Jane Harvey / Leave It to Jane! (Dot)
並んでクリスのIn Person、サラも楽しいし、エラも伴奏も含め素晴らしい。Jane Harveyは好みで入れてみました。B・グレコら男性も含め他にもありましたが、このへんで。
クリス・コナーは大好きな女性歌手の一人です。御冥福をお祈りします。
TAKASHI さんは動画検索の達人ですので、これだけでは納得できないのでしょうが、ミスティ・ファンには嬉しいものばかりです。
The Vernon Sisters のハモるところはいいですよ。カメラ目線で楽譜見ながらミスがないミスティにうっとりです。
今週は先週と打って変わってベストの照準が絞られきました。挙げられたベストがベストかもしれません。
>クリス・コナーとくると、ジューン・クリスティを連想してしまいますが、そんなのは私だけでしょうか。
私もですよ。レコード棚の同じところにありますから。(笑)
ミスティ1曲でガーナーの名は永遠に残りますね。日本公演でも電話帳を椅子に敷き愛しむように弾いておりました。
エラ・イン・ベルリンに、チボリ、ジュリー、甲乙付け難い素晴らしいものばかりです。この場合、順位に拘らないほうがいいでしょう。私も明日ベストを選ぶなら全く違う順位になっているでしょう。(笑)
サラはときにテクニックが鼻につきますが、チボリは肩を抜き寛いだ内容で好きなアルバムです。
TAKASHIさんの動画検索、「余り見つかりませんでした」って、こんなにあるじゃないの。
ジュリー・ロンドンのMistyはいいですね。優しくて雰囲気があります。
低音がなんとも言えません。
クリス・コナーとくると、ジューン・クリスティを連想してしまいますが、そんなのは私だけでしょうか。
それから、外せないのがエラです。しっとりと聴かせてくれます。
Julie London / Around Midnight
Ella Fitzgerald / In Berlin
The Intimate Miss Christy / June Christy
ミスティはガーナーの傑作ですね。
私のお気に入りの曲です。
お気に入りの3枚ですが、順位が付けにくいので全部ベスト1です。(笑)
「エラ・イン・ベルリン」エラ・フィッツジェラルド
「サッシー・スイングス・ザ・チボリ」サラ・ヴォーン
「アラウンド・ミッドナイト」ジュリー・ロンドン
ジョニー・マティスは感情移入型なのでしょうか。曲に入っておりますね。この人のユ-ビーソーは男性版ヘレン・メリルでした。
ジュリーの2枚目の片足を露にした写真はゾクッとします。このスタイルは動きゃなきゃダメですよね。(笑)
サラもエラも上手いもんです。
Minnie & George は初めて観ましたが、お仲が良いようで。
本田さんのミスティはソロで聴いたことがありますが、アップテンポで演奏するのが好きだったようです。
恐怖のメロディは何度か観ましたよ。怖い映画ほど美しいメロディが映えますね。
やはりジュリーがトップにきましたね。今回は私も相当迷いました。あれもこれもできりがなく、クリスのイン・パースンも気になりましたが、大衆受けしたクリスの歌唱こそこのバージョンだと思いトップに挙げた次第です。ジャケではジュリーが間違いなくトップです。(笑)
ミスティ・クリスティも好きなアルバムです。ギターの歌伴が曲想にマッチしておりますね。
キーリー・スミスがありましたか。 睨んでいるのか、怒っているのか、微笑んでいるのか、よくわからん写真です。歌唱は悪くありません。
ダコタのこの曲は生で聴いておりますが、力強かったです。この来日公演では自分のピアノトリオを連れてきましたが、名も知れぬピアニストがけっこう良かったです。シアリング同様、盲目でした。
ミッキ・ブラウンは聴いておりますが持っていません。シモーネに似た声だと思います。
1959 johnny mathis
http://www.youtube.com/watch?v=lq9Ox_Tautw
Julie London 動きません
http://www.youtube.com/watch?v=oPnh2sa4Fek
Sarah Vaughan
http://www.youtube.com/watch?v=df8qHnjN25s
Ella Fitzgerald
http://www.youtube.com/watch?v=mQouJdvB80U
Minnie & George
http://www.youtube.com/watch?v=gd8KwUAho1U
The Vernon Sisters
http://www.youtube.com/watch?v=AkjaPTkMSCc
Bennie Tyree - For Once In My Life - T. Honda + Mama T.
http://www.youtube.com/watch?v=GGuoLWKOJLs
Play Misty For Me
http://www.youtube.com/watch?v=u5KiL0HULwA
1)「Around Midnight/ Julie London」
やはり、これがピカ一ですね!
しっとりと、しかし過度にはセンチに陥らない
さりげない歌いっぷり、本当に心憎い。
2)「Chris In Person/ Chris Connor」
エントリーに挙がったアナログ盤「ミスティ」も
所有しておりますが、この曲に関しては「イン・パースン」
のほうが、歌伴がよりジャジーなこともあって、
我が好みですね。
3)「The Intimate Miss Christy/ June Christy」
ギター一本の歌伴で、ハスキーに切々と歌うミスティ、
素敵ですね。まさに、インティメイトなヴォーカル。
次候補に、
「Swing, You Lovers/ Keely Smith」
「The Late, Late Show/ Dakota Staton」あたりを。
キーリーの艶やかな声質は、まさにこの曲にピッタリ
のように思います。
最近の作品では、
「Standard Truth/ Mickki Brown」のものが、
なかなか良かったです。
クリス・コナーのハスキーでホーンライクな声は魅力があり、ケントン・ガールズのなかでも大衆的な人気を獲得したシンガーでした。心よりご冥福をお祈りします。
クリス・コナーのベスト3は、以前話題にしましたので、今週は「ミスティ」のお気に入りをヴォーカルでお寄せください。
管理人 Misty Vocal Best 3
Chris Connor / Misty (Atlantic)
Sarah Vaughan / Sassy Swings The Tivoli (Mercury)
Julie London / Around Midnight (Liberty)
クリス・コナーのベストは、拙稿「クリス・コナーはレズビアンだと言ったのは誰だ」をご覧ください。
今週もたくさんのコメントをお待ちしております。