コタツ評論

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生徒と親はどういってるの?

2013-01-16 01:32:00 | ノンジャンル
「体罰自殺事件」について、連日、かまびすしいのだが、いったい、桜宮高校の生徒と親は、この事件をどう解決したいと思っているのか。寡聞にして、そうした報道が見当たらないので、皆目わからない。

つまりね、これほど「体罰」が日常化していたということは、生徒と親たちの大半は、「体罰」に同意・合意していたとしか考えられない。それはとくに、桜宮高校を例外とするものではなく、他校でも、他校のクラブでも「体罰」が日常化しているから、勝つためには必要な「努力」だろうと「常識的」に思っていたからではないのか。

MILKCAFE 大阪掲示板
http://local.milkcafe.net/test/read.cgi/oosaka/1170519753/l50

つまりね、暗黙裡であろうと、当事者と関係者が「体罰」に同意・合意していたなら、「体罰」を厳禁するにも、彼らの同意・合意が必要だろう。アンケート調査をするなり、署名を集めるなり、適切な手続きはとられているのだろうか。報道では、「体罰は暴力だ」一色だが、実際には、全国で広汎な生徒や親たちに「体罰」は支持されてきたのではないか。

「体罰は暴力だ」という同意・合意と、「体罰はしつけだ」あるいは、「体罰は暴力だが、それが何か問題でも?」という同意・合意と、はたしてどちらの「民意」が多いのか。多ければどちらか一方を選択しなければならないという、多数決を採用すべき問題なのか。「体罰」をさせた側にきちんと意見聴取する手続きが必要ではないか。

「体罰」をした者だけを責めるだけでなく。
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