コタツ評論

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円安は2月まで

2013-01-27 10:32:00 | 政治

うーむ、ソロスは福耳じゃないんだな

おなじみソロスが円安は2月までと予言しているわけだが。

円安:ソロス氏が日本批判、韓国を評価
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/01/26/2013012600327.html

ソロス氏は日本が起こそうとしている通貨戦争を誤った政策だと批判したが、米国が円安にストップをかけ、全面的な通貨戦争に拡大する事態は回避されるとの見方を示した。

ソロス氏は「日本を思い通りに切り下げることはできないはずだ」と述べ、日本の円安政策は続かないと断言した。その上で、日本は米国に安全保障を依存しているため、米国が許容する範囲でしか円相場を下落させられないと指摘した。


ソロス氏:ユーロ存続の公算-日銀の政策は「本物」円下落へ
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MH5FRH6KLVRO01.html

ソロス氏は円相場の動きについて、日本銀行の政策が「本物」であることに起因しているとの見方を示す一方、日本の当局が円相場をどこまで押し下げることができるかは、米国がどの程度まで容認する意向であるかによって制限されるだろうと語った。

過去、何10兆円も為替市場につぎ込んだ日銀の「円高介入」がドブに金を捨てる効果しか上げなかったのに対して、首相就任以前にもかかわらず、安部が「デフレ脱却宣言」と「口先介入」をしただけで、対ドル円相場は78円から90円まで急騰した。

さらに先日、日銀が2%のインフレターゲットに政策転換すると発表したことで、これは「本物」だと為替市場が円売/円安に動いた。米FRBが先行する「世界通貨安戦争」に日本も「参戦」したことで、中韓に投資していたソロスは打撃を受け、先行きの見通しが難しくなった。中国が北朝鮮の核実験を抑えることを期待するように、米国が日本の円安を抑えるよう期待する、そんなソロスの悲鳴だろう。

つまり、ここで明らかになっていることは、北朝鮮の核が極東アジア最大の軍事的脅威、不安定要因のひとつであることは誰しも否定しないはずだが、日本の金融政策もまた北朝鮮の核以上に経済的な脅威となり得るということだ。ソロスの悲鳴とは、いちはやく独のメルケル首相が日本政府の円安操作と非難の声をあげたように、「世界」の悲鳴を代弁するものだろう。

ダボス会議(世界経済フォーラム)において、日本は「アベノミクス」を公約して、「経済的自衛権」取り戻すと表明したが、日本の経済政策に「集団的自衛権」を強いてきた米がこれを認めるかどうか。2月の日米首脳会談が「アベノミクス」の正念場であることはいうまでもない。

日米首脳会談を来月開催へ、尖閣問題への見解でも確認=外相会談
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130119-00000036-reut-cn

なんちゃって、コタツに入ったままで、よくいうな俺も。もちろん、円安・株高が日本の雇用を回復する保証はなにひとつないので、「雇用創出」はひとえに国民各層の奮励努力にかかっているわけです。企業や役所の雇用にたよらず、自らを雇用する「雇用創出」がいちばん現実味があるのではないでしょうか。

(敬称略)

コメント
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