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営業マン必読! 斉藤まさしセミナー

2013-07-28 02:17:00 | 政治
先日、「山本太郎の第一声」について書いたので、遅まきながら検索してみると、比例区で17万票を集めた三宅洋平とともに、山本太郎の選挙を仕切った斎藤まさしという人が話題になっているようです。

「市民選挙の神様」とTVや週刊誌で持ち上げられたりもしていますが、低評価というより悪評といえるものも多くみかけます。元駐レバノン日本大使でアメリカのイラク戦争に追随する政府に異議申し立てをして、外務省をクビになった天木直人氏の批判は、ほとんど名誉毀損に近いものです。

山本太郎は既存の政治を超えなければ支持者を裏切ることになるhttp://blogs.yahoo.co.jp/hellotomhanks/folder/1513906.html(上から3番目の記事です)

その時私は始めて知った。斉藤まさしという人間は選挙のたびごとに選挙請負人をして金を稼ぐ選挙ゴロのような人間であることを。その後彼の名前を目にしたのは、「市民の党」代表として菅直人元首相の資金管理団体から数千万円の政治献金を受けていたことや、よど号ハイジャック犯の息子を市議に当選させようと動いたことで国会で問題とされた時だ。要するに極左の政治思想を持つ政治ゴロである。

このほかにも、「北朝鮮シンパ」「毛沢東主義者」「選挙は革命の手段」「公安もマーク」など、いろいろな憶測が飛んでいます。それらが事実であろうとなかろうと、ここでは関係ありません。今回は、できる営業マン必読の自己啓発セミナーの講師として、斉藤まさし氏に登場していただくという趣旨です。

「できる男の話し方とは」「市場開発の戦略と戦術」「販促ツールの活用と工夫」などについて、ぎっしりノウハウがつまった話です。私もセコい営業マン経験があるので、ずいぶん「ビジネス書」や「営業上達本」の類書を読みました。しかし、残念ながら役に立ちませんでした。それ以前に、ほとんどの本に同意同感できなかったのです。

斉藤まさし氏の話は違いました。さすがに、選挙歴30年、ほとんど不敗という実績を誇るだけに、説得力にあふれています。たとえば、「営業は飛び込みが基本、どこでも誰でも臆せず訪ね、堂々と話せ! 」

前記の<天木直人氏の視点>から。2004年の参院選に菅直人民主党党首と石井一民主党選対委員長から出馬を打診されていた天木氏を訪ねてきたのが、斉藤まさし氏でした。

全国比例区で沖縄の喜納昌吉を当選させたいから選挙には出ないで くれという。結果的には私は選挙に出ることはなかったので斉藤まさしは満足だったに違いないが、初対面の私を訪れていきなりそんな話をするとは随分と失礼な男だと思ったものだ。

結果的には、斉藤まさし氏は天木直人氏の不評を買っていますが、一度面談しただけなのに、「この斎藤まさしなる人物は私にとって忘れられない人物である」と強烈な印象を残しています。つまり、営業マンの基本である、自分の売り込みには成功しているわけです。

ただし、この場合、商品の売り込みではなく、営業マンに必須のクレーム処理の例です。選挙を降りろではなく、選挙に出てくれ、つまり出馬要請という売り込みは慎重にしていると斉藤まさし氏は語っています。クレーム処理は率直に、売り込みは先方の意思確認をしながら慎重に。ふつうはこの逆の対応になりがちですね。

さて前置きが長くなりましたが、以下ご一読を。まず、得票というノルマを設定し、そのために何を為すべきか戦術を考え、綿密なスケジュールを組む。経費や組織や看板をあてにせず、勝ち抜く方法論と実践例が満載です。必ずあなたの日々の営業に役立つはず。

インタビュー動画は斉藤まさし氏の人となりを知るためのものですから、ご参考までに。ただ、できる営業マンは快活に笑い、わかりやすい比喩を用いて、できるだけ自分の言葉で話す、というトークの見本を理解できるでしょう。

「カンパとボランティアによる21世紀型市民選挙のススメ」
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-2098.html

(敬称略)
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